賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方とは? >

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東京近郊に家賃10万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?

家賃を10万円程度(9万円以上〜11万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか。私たちは不動産”開発”会社が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。体験談によると、10万円程度の家賃では、新築や通勤便利な立地などかなり満足度の高いお部屋に住んでいる方が多そうです。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が30万円(額面月収で約38万円)以上あれば、ゆとりを持って家賃10万円のお部屋に住むことができます。しかし、若くて収入の少ない人が家賃の高いエリアに住む場合は、「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が25万円(額面月収で約32万円)あれば、節約しながら家賃10万円のお部屋に住むことも可能です。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、額面で約448万円~約532万円ほどでしょう。続いて、一人暮らしの平均的な家賃を統計から調べてみましょう。この記事では、「住生活基本法」という法律によって定められている最低居住面積(25㎡)前後の賃貸の平均家賃を「一人暮らしのお部屋の家賃相場」と考えることにします。東京都の平均家賃は6万8,767円(出典:平成30(2018)年 住宅・土地統計調査)。家賃10万円という予算は、東京都の平均と比較してもかなり余裕があり、選択肢も増えます。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?一人暮らしの家賃相場が10万円程度の自治体は、23区のうち千代田区と港区が平均賃料9万円から11万円に当てはまります。具体的にはどのような条件のお部屋になるのでしょうか?「土地統計調査」では広さ以外の条件がわからないため、LIFULL HOME’Sにて掲載されている「家賃相場」のデータを利用して、様々な条件ごとの家賃相場を見ていきましょう。「築年数5~10年」で検索したところ、目黒区・台東区・新宿区・江東区・文京区、品川区、墨田区、豊島区の8つの区が該当しました。多摩地域は、どこも平均家賃が9万円以下で、9万~11万円は該当なし。「バス・トイレ別/室内洗濯機置場」で検索したところ、中央区・渋谷区・目黒区・台東区・江東区・新宿区・品川区の8つの区が該当しました。女性の一人暮らしなら、セキュリティも意識したいところ。「オートロック&2階以上」で検索したところ、文京区・台東区・品川区・墨田区・豊島区・世田谷区・中野区・大田区の8つの区が該当しました。。東京都下(多摩地域)は、どこも平均家賃が9万円未満となっています。武蔵野市が8.94万円でいちばん高額な平均家賃でした。人気の条件「築年数が比較的新しい」「バス・トイレ別」「室内洗濯機置場」「2階以上」「オートロック」という条件をすべて満たしたお部屋は23区のうち18の区で検討できます。また、面積が40~49㎡の、少しゆとりのあるお部屋も選べます。墨田区・大田区・杉並区・北区・荒川区・練馬区なら、同じ予算でさらに広い50㎡~59㎡のお部屋も借りられそうです。逆に広さを妥協して一人暮らしにもやや小さめの19㎡以下のお部屋で探せば、港区も検討可能です。一方、条件と希望が見合わない場合は、近郊の埼玉・千葉・神奈川も検討することになるでしょう。多くの自治体で「20㎡~29㎡」のお部屋が家賃6万円未満であり、「40㎡~49㎡」の家賃相場が7万円前後です。10万円の予算があれば横浜市 西区、川崎市 中原区といった人気の街で、広めの「40㎡(誘導居住面積水準)以上」のお部屋も検討できるでしょう。続いて、家賃10万円前後で検討しやすい、編集部おすすめの街・吉祥寺、大井町、武蔵小山を紹介しています。さらに実際に家賃10万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのかをうかがってみました。「4階の1DKで、静かな環境。通勤時間は45分。不満らしい不満なし(34歳・女性)」「新築マンション、きれいなだけでなく収納も多め(36歳・女性)」と、満足して住んでいるようすが伺えます。家賃10万円は、平均賃料と比べて安い金額ではありません。しかし、そのぶん充実した一人暮らしを送ることができそうです。また、月10万円以上の住居費を払うのであれば、資産状況(貯金額など)にもよりますが、マンション購入を検討できますよ。将来のライフプランを考える際には、意識してみてくださいね。素敵なお部屋が見つかりますように。