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リボ払いより「分割払い(2回)」を選べ!違いを知ってかしこく貯金

お金・節約
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【リボ払い】って最近よく聞くけど…どうなの?
カード会社から「リボ払いに変更すれば〇ポイント付与!」「いまからでもリボ払いに変更できます」って、お知らせが届くし、お得なのかな?

かさみやちゃん
かさみやちゃん

ストップストップ~~!!

貯金したいならやめたほうがいいですよ~💦

この記事をご覧になられている方は、エステ代金や資格スクールなどの高額な商品を、分割払いやリボ払いを利用して購入しようとしているのではないでしょうか?

こんにちは。カーサミアライターの芦原です。

筆者の周りには、エステ代金など高額な商品を分割払いやリボ払いで利用して購入し、貯金ができないと悩んでいる女性がいます。分割払いやリボ払いは便利な反面で手数料が高いため、気を付けて利用しなければ返済できない事態を招いてしまいます。

「資格スクール代をリボ払いにして良いのかな?」

「分割払いやリボ払いは便利そうだけど手数料は高いの?」

「分割払いとリボ払いの違いは?」

そのような疑問を持っている女性のために、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている私が、分割払いやリボ払いの違いについて解説します。

Q
分割払い・リボ払いはやめたほうがいい?
A

手数料がかかるので、やめたほうがいいです。
たとえ1回あたりの手数料が数百円程度でも、10回払いなら数千円になります。

「手数料を支払ってでも分割払いやリボ払いにするメリットを選ぶ」という考え方もありますが、あまりおすすめはできません。

将来、住宅ローンにも影響が出てしまう可能性がありますよ。

Q
2回払いなら、手数料はかからない?
A

クレジットカード会社にもよるでしょうが、2回払いであれば手数料がかからない会社が多いようです。

ですから、どうしても一括払いができないときは、2回払いを選ぶのがよいでしょう。

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貯金したい女性が学びたい「リボ払い」とは

リボ払は毎月の支払額が一定で家計管理がしやすい|イメージ画像:ピクスタ

私たちがショッピングを楽しむ際に利用できる「リボ払い」。

クレジットカード会社からも「いまリボ払いにするとお得」などのDMを受け取ったことがある人も多いでしょう。では、リボ払いとはどのような仕組みなのでしょうか?ここでは、リボ払いの仕組みについて解説します。

リボ払いの仕組み

リボ払い(リボルビング払い)とは、毎月設定した金額を支払っていく返済方法です。クレジットカードの利用金額や件数に関わらず、毎月の支払金額が一定になります。例えば、リボ払いを1万円で設定した場合は、リボ払い利用分を1万円ずつ返済していくことになるのです。

リボ払いのイメージ
  • 1月
    10万円の買物
  • 2月
    支払い:1万円

    手数料込みで1万円を支払います。

  • 3月
    2万円の買物
    支払い:1万円

    ※お買物をしても、返済金額は変わりません。ただし、残高が増えるので、手数料は増えます。

  • 4月
    支払い:1万円
  • 5月
    支払い:1万円

  • 6月以降

    以下同様

リボ払いの返済方法には「元利定額方式」「元金定額方式」「定率方式」があります。

元利定額方式 手数料を含めて支払金額を一定(定額)にする返済方式
元金定額方式 一定の支払金額に手数料を上乗せする返済方式
定率方式 残高に応じた手数料を掛ける返済方式

リボ払いのメリット

・家計管理がしやすい

リボ払いは、毎月の支払金額が一定になるため、家計管理がしやすくなります。毎月の支払金額が異なる場合は、その都度、家計簿に記入する必要があります。しかし、支払金額が一定のリボ払いであれば、家計管理の手間はかかりません。

・高額商品も購入できる

クレジットカード利用限度枠内であれば、高額商品も購入できます。女性の場合は、エステサロン料金をリボ払いで支払う方が多いです。高額なエステコースを一括で支払うことは難しいかもしれませんが、毎月1万円ずつであれば返済しやすいです。そのため、高額商品を購入する際にリボ払いを利用する方は多いです。

・繰上返済ができる

リボ払いは、都合が良いときに繰上返済できます。ボーナスや臨時収入を得たタイミングで繰上返済しておけば、支払期間も短くなり手数料を抑えられます。

リボ払いのデメリット

・手数料が高い

リボ払いは、返済金額に手数料が加算されます。クレジットカード会社で異なりますが、手数料は年率15%が平均相場です。年率15%は、消費者金融からの借入の金利と同程度の高さ。そのため、リボ払いを利用し過ぎないように注意してください。

・支払総額が増加する

リボ払いを利用する場合は、残高に応じた手数料を支払わなければいけません。例えば、リボ払い利用額15万円を毎月1万円ずつ返済する場合、年率15%の支払総額は167,190円となります。

・支払期間が長期化する

リボ払いの利用者は、毎月の支払額を低額に設定しがちです。その結果、リボ払いの支払期間が長期化して、返済の目途が立たないという悩みを抱えてしまいます。毎月返済していると安心するのは危険です。実は、リボ払い利用手数料分の返済しかできていないこともあります。そのため、明細書は必ず確認するようにしましょう。

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貯金したい女性が学びたい「分割払い」とは

インターネットショッピングでも分割払いができます|イメージ画像:ピクスタ

高額な支払いに対して、もうひとつの選択肢として「分割払い」が利用できますが、どのような仕組みなのでしょうか?ここでは、分割払いの仕組みについて解説します。

分割払いの仕組み

分割払いとは、クレジットカードで買い物をした際に、希望する支払回数を選択して分割で支払っていく返済方法です。

回数はクレジットカード会社によって異なりますが、3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回などが指定できます。

2回に分割する支払い方法は「2回払い」として、「分割払い」とは別の扱いにしているクレジットカード会社が多いようです。

分割払いのメリット

・利用手続きが不要

分割払いは、店頭でクレジットカードを提示して、希望する支払回数を伝えるだけで利用できます。申込書に必要事項を記入するなどの面倒な手続きは必要ありません。そのため、誰でも簡単に利用することができます。

・支払回数が選べる

分割払いは、希望する支払回数を選択することができるため、支出額の調整が行えます。1月あたりの支出額を抑えたい場合は、支払回数を多めにすれば調整できます。

・支払計画を立てやすい

分割払いは、1件の明細に対しての支払回数を決めていく決済方法です。そのため、手元にお金が用意できない場合でも利用できて、支払計画が立てやすくなります。

分割払いのデメリット

・手数料がかかる

分割払いを利用する場合は、利用手数料を支払わなければいけません。クレジットカード会社によって、実質年率は異なりますが、年率12%~15%が平均相場です。分割回数が多いほど手数料率(年率)が高くなります。

ただし、「2回払い」であれば、手数料がかからないことも多いです。

何社かの例を見てみましょう。

例1)三井住友カードの場合

・5万円のお買物を10回払いにした場合の手数料
手数料:3,350円(10回の合計)※年率14.25%

・2回払いのときの手数料
手数料:なし

2021年10月現在、編集部調べ
参考:https://www.smbc-card.com/mem/revo/bunkatsu.jsp
参考:https://www.smbc-card.com/mem/goriyo/shiharai.jsp

例2)JCBカードの場合

・5万円のお買物を10回払いにした場合の手数料
手数料:3,386円(10回の合計)※年率15%

2回払いのときの手数料
手数料:無料

2021年10月現在、編集部調べ
参考:https://www.jcb.co.jp/service/payment/pop/shopping-installments-simulation.html?pram=searchsim
参考:https://j-faq.jcb.co.jp/faq/show/2121?category_id=141&site_domain=default

例3)楽天カードの場合

・5万円のお買物を10回払いにした場合の手数料
手数料:3,400円(10回の合計)※年率14.50%

・2回払いのときの手数料
手数料:無料

2021年10月現在、編集部調べ
参考:https://www.rakuten-card.co.jp/adjustment/installment/simulation/
参考:https://www.rakuten-card.co.jp/adjustment/installment/

上記は、あくまで編集部が調査した時点の情報です。

あなたが利用しているクレジットカード会社の規定がどうなっているか、必ず最新の情報を確認してくださいね。

・店舗によって利用できない

すべてのクレジットカード加盟店が分割払いに対応しているわけではありません。対応していない店舗で分割払いを希望しても、一括払いしか選択できないこともあります。そのため、分割払いに対応している店舗であるかを確認しましょう。

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分割払いとリボ払いの違い

分割払いとリボ払いの違いを正しく理解しよう|イメージ画像:ピクスタ

分割払いとリボ払いは、「商品代金を数回に分けて支払う」という似たような仕組みをしています。これらは、どのような違いがあるのでしょうか?ここでは、分割払いとリボ払いの違いについて解説します。

分割払いリボ払い
月々の支払額・一定ではない・一定
返済期間・商品ごとに設定した返済回数・残債がなくなるまで(長期化しやすい)
手数料・金利・2回までであれば手数料がかからないことも多い

・3回以上の分割は、年率12%~15%が平均相場
・返済回数を少なくすれば手数料を抑えられる
年率15%が平均相場
・リボ払い全体残高に対して手数料の利子が発生

月々の支払額と返済期間

リボ払いは、毎月の支払額が一定のため家計管理がしやすいです。分割払いは、商品代金を数回に分けて支払う方法のため、支払額は一定となりません。

分割払いで支払回数を減らせば、1回の支払負担は大きくなりますが、リボ払いより総支払額は少なく済みます。

手数料

分割払いやリボ払いを利用すると手数料が発生します。

分割払いの手数料に関しては、2回払いまでであれば、手数料がかからないことが多いです。また、分割払いの手数料は「〇%~〇%」と幅があり、少ない支払回数であれば、手数料を安く抑えることができます。

その一方で、リボ払いは残高に対して手数料が発生します。支払いの途中で別の買物をした場合、支払い金額が変わらないので気付きませんが、手数料は増えていきますので要注意です。

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リボ払いより、分割払いの方がお得になるケースが多い

分割払いとリボ払いは似たような仕組みですが、分割払いで支払回数を少なくすることで、手数料が安く抑えられます。支払回数を2回にすれば、分割手数料はかからないことが多いです。

分割払いやリボ払いの手数料は、消費者金融並みに高いため、手数料だけを毎月支払って元金が減らないと悩む女性も少なくありません。このようなトラブルを招かないためにも、正しい知識を持ってクレジットカードを利用しましょう。

かさみやちゃん
かさみやちゃん

リボ払いは甘いお誘いのDMで届きますが、やめた方がいいと思います…。

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編集部から:リボ払いや分割払いは、将来の住宅ローンにも影響する!

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

リボ払いや分割払いは、マンションを買いたいと思ったときに影響が出る可能性もあるんですよ。

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

マンション販売に携わっていた私の経験、シェアしますね。

こんにちは、カーサミア編集部のヨシムラです。

この記事でお伝えした通り、リボ払いは「ローン」の一種で、しかも高金利!

リボ払いは、住宅を購入する際の住宅ローンなどにも影響します。

私はマンション販売に携わってきましたが、リボがあるせいで購入したい物件を買えなくなったお客様や、購入前に全額返済を求められたお客様も見てきました。(高金利なので、金利分も含めて全額返済しようとすると、借りたつもりのない大きな金額になっているケースもあります)

リボ払いは、手軽に使えて支払いも楽そうに見えるので、使ってみたくなりますが、しっかり性質を理解したうえで、注意深く計画的に使ってください。
よく分からないまま使うのはダメ、絶対!

いまは住宅ローンなんて興味がなくても、将来、マンションを買いたいな~と思ったときに大変な影響がありますよ。

ちなみに「分割払い」も、リボ払い同様ローンとしてみなされます。でも、短期間で返済の終わる2回払いであれば、大きな影響にはなりません。記事でもおすすめしているように、分割払いも2回までにしておきましょう

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

最後に、私のおすすめツールです!

日本クレジット協会の公式サイトに手数料を計算できるシミュレーションツールが掲載されています。分割払いを検討している方は、一度こちらで試算してみてもいいですね。

▼日本クレジット協会
クレジットの基礎知識|手数料計算のシミュレーション

今回は、分割払いとリボ払いの違いについて解説しました。似たような仕組みですが、分割払いの手数料は年率〇%~〇%と幅があり支払回数を少なくすることで、利用手数料を安く抑えることができます。

これらの仕組みを理解しないまま、分割払いやリボ払いを利用してしまい、毎月手数料を支払い、元金返済が追い付かなくなり借金に追われてしまう女性もいます。このような事態を招かない、貯金体質の女性になるためにもマネーリテラシーに関する知識を身に付けましょう。

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