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マンションが火事!持って逃げるべきは通帳・印鑑よりも…【防災士解説】

自宅でしっかり対策を行っていたとしても、ときにはマンション・アパートの隣家から火事が発生し延焼による被害を受けてしまう可能性もありますよね。そんな、もし火事の被害にあってしまった際、みなさんは何を持ち出して避難しますか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「火事で持ち出すもの」に関して紹介します。火事の際には、パニックになり冷静な判断ができない可能性が高いと考えられます。そんな際でも、素早く必要なものを持ち出し避難できるよう、火事の際に最低限持ち出したほうがよいものを事前に知っておきましょう。火事のときまずは持ち出すものを考えるのではなく、一番優先すべきは【自分の命】です。しかし、火事の際に何も持たずに逃げたことでその後困ったという声も少なくありません。また、火事という危険な状況下で、冷静な判断ができず持ち出す必要性が低いものまで持ち出してしまうという声も。そのため、火事の後に困らないよう、無駄なものを持ち出すことで逃げ遅れないよう、素早く持ち出せることを前提とするのであれば、最低でも次のような4つのものを持って逃げるといいでしょう。(1)スマホ(2)財布(3)身分証明証(4)ハンカチ・タオル 持ち出し忘れたものに気がついたとしても、絶対に引き返さないようにしてください。引き返した際に、扉や窓を開けることにより空気が流入し、爆発的な燃焼現象を起こす「バックドラフト現象」などを引き起こす可能性があります。また、室内の限られた場所で火の手が上がっていたとしても、短期間で一気に部屋の全域に火が拡大する「フラッシュオーバー現象」などが起こる危険性も。そのため、過去の火事では避難した後に、引き換えしたことにより犠牲になった人も少なくありません。もし火事にあった際に、どのような補償を受けられるのか把握するためにも、事前に加入している火災保険の内容を確認しておくことをおすすめします。また、迷わず素早く逃げるためにも、火事の際に持ち出すものを明確に決めておき、普段から手に取りやすい場所にそれらを置いておきましょう。