賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方とは? >

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賃貸でのお部屋探しのこと、マンション購入のこと。カーサミア編集部の宅建士が気になる疑問を解説します。

「賃貸の家賃はもったいない。でも買って後悔するのは…」そんな不安に答えるため、一人暮らしでのマンション購入の、メリットデメリットなどもお伝えしています。

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【2024年3月更新】東京都内で地震・災害に強い、一人暮らし女性におすすめの町は?

東京都や防災科研が出している震度予測や地震に関する危険度測定調査をもとに、宅建士の筆者が「地震に強い町のうち、一人暮らし女性におすすめの町」を紹介します。お部屋探しの際には、それぞれの町のリスクとともに、自分がどの程度まで許容できるのか、価値観やライフスタイルを考えてみてくださいね。
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猫と暮らすマンションの選び方!トレーナーおすすめの間取りとは?

「猫も飼い主も喜ぶお部屋の探し方」について、カリスマアニマルトレーナーの高橋ルミさんが解説します。「ペット可」のマンション・アパートならそれだけで猫ちゃんが快適というわけではありません。おすすめの間取りは?設備は?など、猫も飼い主も暮らしやすいお部屋の条件、ぜひご覧ください。
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犬と暮らすマンション選び。犬種による注意点や、おすすめ間取りをトレーナーが解説

「犬も飼い主も幸せになる、お部屋探しの注意点」について、カリスマアニマルトレーナーの高橋ルミさんが解説します。「ペット可」のマンション・アパートならそれだけで快適というわけではありません。犬種によっても暮らしやすいお部屋の条件は違います。ぜひご覧ください。
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東京近郊に家賃10万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?

家賃を10万円程度(9万円以上〜11万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか。私たちは不動産”開発”会社が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。体験談によると、10万円程度の家賃では、新築や通勤便利な立地などかなり満足度の高いお部屋に住んでいる方が多そうです。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が30万円(額面月収で約38万円)以上あれば、ゆとりを持って家賃10万円のお部屋に住むことができます。しかし、若くて収入の少ない人が家賃の高いエリアに住む場合は、「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が25万円(額面月収で約32万円)あれば、節約しながら家賃10万円のお部屋に住むことも可能です。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、額面で約448万円~約532万円ほどでしょう。続いて、一人暮らしの平均的な家賃を統計から調べてみましょう。この記事では、「住生活基本法」という法律によって定められている最低居住面積(25㎡)前後の賃貸の平均家賃を「一人暮らしのお部屋の家賃相場」と考えることにします。東京都の平均家賃は6万8,767円(出典:平成30(2018)年 住宅・土地統計調査)。家賃10万円という予算は、東京都の平均と比較してもかなり余裕があり、選択肢も増えます。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?一人暮らしの家賃相場が10万円程度の自治体は、23区のうち千代田区と港区が平均賃料9万円から11万円に当てはまります。具体的にはどのような条件のお部屋になるのでしょうか?「土地統計調査」では広さ以外の条件がわからないため、LIFULL HOME’Sにて掲載されている「家賃相場」のデータを利用して、様々な条件ごとの家賃相場を見ていきましょう。「築年数5~10年」で検索したところ、目黒区・台東区・新宿区・江東区・文京区、品川区、墨田区、豊島区の8つの区が該当しました。多摩地域は、どこも平均家賃が9万円以下で、9万~11万円は該当なし。「バス・トイレ別/室内洗濯機置場」で検索したところ、中央区・渋谷区・目黒区・台東区・江東区・新宿区・品川区の8つの区が該当しました。女性の一人暮らしなら、セキュリティも意識したいところ。「オートロック&2階以上」で検索したところ、文京区・台東区・品川区・墨田区・豊島区・世田谷区・中野区・大田区の8つの区が該当しました。。東京都下(多摩地域)は、どこも平均家賃が9万円未満となっています。武蔵野市が8.94万円でいちばん高額な平均家賃でした。人気の条件「築年数が比較的新しい」「バス・トイレ別」「室内洗濯機置場」「2階以上」「オートロック」という条件をすべて満たしたお部屋は23区のうち18の区で検討できます。また、面積が40~49㎡の、少しゆとりのあるお部屋も選べます。墨田区・大田区・杉並区・北区・荒川区・練馬区なら、同じ予算でさらに広い50㎡~59㎡のお部屋も借りられそうです。逆に広さを妥協して一人暮らしにもやや小さめの19㎡以下のお部屋で探せば、港区も検討可能です。一方、条件と希望が見合わない場合は、近郊の埼玉・千葉・神奈川も検討することになるでしょう。多くの自治体で「20㎡~29㎡」のお部屋が家賃6万円未満であり、「40㎡~49㎡」の家賃相場が7万円前後です。10万円の予算があれば横浜市 西区、川崎市 中原区といった人気の街で、広めの「40㎡(誘導居住面積水準)以上」のお部屋も検討できるでしょう。続いて、家賃10万円前後で検討しやすい、編集部おすすめの街・吉祥寺、大井町、武蔵小山を紹介しています。さらに実際に家賃10万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのかをうかがってみました。「4階の1DKで、静かな環境。通勤時間は45分。不満らしい不満なし(34歳・女性)」「新築マンション、きれいなだけでなく収納も多め(36歳・女性)」と、満足して住んでいるようすが伺えます。家賃10万円は、平均賃料と比べて安い金額ではありません。しかし、そのぶん充実した一人暮らしを送ることができそうです。また、月10万円以上の住居費を払うのであれば、資産状況(貯金額など)にもよりますが、マンション購入を検討できますよ。将来のライフプランを考える際には、意識してみてくださいね。素敵なお部屋が見つかりますように。
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東京近郊に家賃5万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?

家賃を5万円程度(4.5万円以上〜5.4万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか?カーサミア編集部では不動産”開発”会社が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が17万円(額面月収で約22万円)以上あれば、ゆとりを持って家賃5万円のお部屋に住むことができます。しかし、若くて収入の少ない人が家賃の高いエリアに住む場合は、「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が13万円(額面月収で約15.5万円)あれば、厳しいですが家賃5万円のお部屋に住むことも不可能ではありません。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、額面で約186万円~約300万円ほどでしょう。続いて、一人暮らしの平均的な家賃を統計から調べてみましょう。この記事では、「住生活基本法」という法律によって定められている最低居住面積(25㎡)前後の賃貸の平均家賃を「一人暮らしのお部屋の家賃相場」と考えることにします。東京都の平均家賃は6万8,767円(出典:平成30(2018)年 住宅・土地統計調査)。家賃5万円という予算は、全国平均です。しかし、東京都内で探すなら、平均を2万円近く下回る予算です。物件を厳選する必要があるでしょう。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?一人暮らしの家賃相場が5万円程度の自治体は、23区内では存在しません。23区内で家賃の安いところは、葛飾区の平均家賃5万5,107円、江戸川区の5万9,546円となっています。広さを妥協して、一人暮らしにもやや小さめの19㎡以下のお部屋であれば、板橋区・5万4,286円、足立区・5万1,676円、葛飾区・5万2,111円等が候補になります。また、5万5000円をほんの少し超えることも許容するなら、練馬区(5万5,125円)と江戸川区(5万5,026円)も選択肢に入るでしょう。「最低居住面積」未満のお部屋ですので、長く住んでいると不満を感じることも多いと推測できます。しかし、一時的な住まいと割り切って暮らすこともできるでしょう。東京都下(多摩地域)ではどういったお部屋が選べそうか、見てみましょう。一人暮らしのお部屋の家賃相場が「5万円」の自治体は、14の自治体があります。比較的新しい「築年数5~10年」、人気の「バス・トイレ別、室内洗濯機置場」「オートロック&2階以上」といった条件も選べそうです。しかし、東京都下(多摩地区)でも、「40㎡~49㎡」という広めのお部屋を探すのは難しそうです。近郊の埼玉・千葉・神奈川の家賃相場も見てみましょう。一人暮らしのお部屋の家賃相場が5万円台の自治体では、一人暮らし向けの20~29㎡のお部屋はもちろん、少し広めの40㎡~49㎡のお部屋の選択肢も豊富です。家賃を抑えたいのであれば、このように郊外までエリアを広げることで、幅広い選択肢から選ぶこともできそうです。続いて、実際に家賃5万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのか体験談をうかがってみました。参考にしてくださいね。東京近郊(埼玉・千葉・神奈川)で家賃5万円のお部屋を探すなら、予算と相場がかけ離れていないエリアで探すほうが合理的でオススメです。まずは物件検索サイトで、予算に見合った家賃相場の駅を調べてみましょう。
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独身一人暮らし女性がマンションを買うなら…後悔しない買い方・選び方

この記事はマンションの売り込みでも勧誘でもありません。【宅建士】の資格を持ったカーサミアの編集部員が、中立な立場から、もし独身・一人暮らし女性がマンションを買おうと思ったとき、本当に買えるのか、買って損をしない物件の選び方、購入資金の資金計画の立て方、住宅ローン・諸費用・頭金の違い、等を詳しく説明します。さて、現在どのくらいの家賃を払っている人ならマンションが買えるのか、まず疑問に思いますよね。結論から言うと、東京で月々7万5000円くらいの家賃を払っているなら、総額1800万~2000万円程度の分譲マンションを買える可能性が十分にあります。同じくらいの月々の支払いをするとして、マンションを購入することのメリットについて解説したいと思います。メリットとしては、「自分の家」がある満足感、DIY・リフォームの自由度が高いこと、経済的なメリットがあること、 等が挙げられます。一人暮らし女性が購入して、後悔しないマンションの基準とは、「価値がある物件」。言い換えると「売却時に高く売れる物件」です。ずっと自分が住むのなら自分だけが気に入ればよいのですが、将来的に売却する可能性があるなら、需要の高い=多くの人が欲しいと思う物件を選ぶことが何より大事です。具体的なチェックポイントとしては、駅からの距離・主要駅へのアクセスの良さ・物件そのもの・街の住みやすさ・建っている土地・災害への強さ等が重要になります。カーサミア編集部が作った『物件おすすめ度採点』ツールでは、必要事項を入力するだけで、購入候補のマンションについてのメリット・デメリットがわかり、100点満点で何点か採点できますよ。続いて、具体的な購入候補物件の探し方について解説したいと思います。具体的に購入候補の物件を決めるまでには事前準備・物件の検討・物件の検証という段階を踏みます。特に「事前準備」と「物件の検証」は、不動産会社の話を単に鵜吞みにするのでなく、自分でもよく調べて考えることが大切です。「自分は素人だし、無理のない予算(資金計画)かどうか、判断できる自信がない」という方は、独立系のファイナンシャルプランナーに相談することがおすすめです。また、不動産購入に関するセカンドオピニオン「住まいサーフィン」というサイトも活用できます。欲しいと思うマンションが見つかったら、次は実際に見て確かめる段階です。街の様子、マンションそのもの、お部屋・間取りをチェックしましょう。入居後のリフォームやリノベーションで変えられるものは妥協もありです。また、「建物自体の管理が行き届いていない物件」は絶対に避けたほうがいいです。購入したい気に入った物件が見つかったら、いよいよクライマックスと言ってもいい「購入資金」をどうするかを考える段階です。結論から言えば、正社員じゃなくて、契約社員・派遣社員やフリーランスでも、勤続年数が短くても、健康状態に多少不安があっても、年収が320万円程度以上あり、諸費用分の自己資金100万円~200万円程度を用意できれば、2000万円程度のマンションを購入するための住宅ローンが組める可能性があります。加えて、200万円程度の頭金を用意できれば、さらに住宅ローン審査は有利になります。とはいえ実際は、ローン審査に通らなければならないので、人によってはNGの場合もあります。購入時には頭金とは別に諸費用が必要になります。具体的には、マンション管理費・登記費・ローンの手数料・税金・保険などがあります。諸費用は新築コンパクトマンションの場合、物件価格の約5~7%。中古マンションの場合は約5~10%が目安。仮に2000万円のマンションを購入する場合は、約100万円から200万円の諸費用が、頭金とは別に必要だと考えてください。カーサミア編集部では、一人暮らしの女性が住宅を購入するなら「フラット35」が適していると考えています。金利が一定なので将来までの返済計画を立てやすいです。また、「フラット35」は審査金利(いくらまで融資できるか審査するための利率)が、実際の金利とあまり変わらないので、審査が通りやすいです。正社員だけでなく、契約社員、派遣社員やフリーランスも可、健康状態も指定なしなど、住宅購入を考える人に広く扉を開いている住宅ローンといえます。最後に、購入までの手続きについてご紹介します。まずは購入(買付)申込書を提出。住宅ローンを活用するなら、並行して住宅ローンの事前審査に申し込みます。次に住宅ローンの正式申込(本申込)。並行して物件の契約も行います。住宅ローン手続きの最後は「金銭消費貸借契約」。金消契約から最短1週間~10日後に物件の引き渡しが行われ、晴れて、世界に一つしかないあなたのマンションとなります。
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東京近郊に家賃8万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?

家賃を8万円程度(7.5万円以上〜8.5万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか?体験談によると、かなり満足度の高いお部屋に住んでいる方が多そうです。カーサミア編集部では不動産”開発”会社が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が27万円(額面月収で約34万円)以上あれば、ゆとりを持って家賃8万円のお部屋に住むことができます。しかし、若くて収入の少ない人が家賃の高いエリアに住む場合は、「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が20万円(額面月収で約25万円)あれば、節約しながら家賃8万円のお部屋に住むことも可能です。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、額面で約300万円~約468万円ほどでしょう。続いて、一人暮らしの平均的な家賃を統計から調べてみましょう。この記事では、「住生活基本法」という法律によって定められている最低居住面積(25㎡)前後の賃貸の平均家賃を「一人暮らしのお部屋の家賃相場」と考えることにします。東京都の平均家賃は6万8,767円(出典:平成30(2018)年 住宅・土地統計調査)。家賃8万円という予算は、東京都の平均と比較しても余裕があり、選択肢も増えます。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?一人暮らしの家賃相場が8万円程度の自治体は、23区のうち新宿区・文京区・台東区・江東区・品川区・目黒区といった副都心や人気の街も含む6区が候補にあがります。具体的にはどのような条件のお部屋になるのでしょうか?「土地統計調査」では広さ以外の条件がわからないため、LIFULL HOME’Sにて掲載されている「家賃相場」のデータを利用して、様々な条件ごとの家賃相場を見ていきましょう。「築年数5~10年」で検索したところ、家賃相場が7.61万円の板橋区をはじめ、5つの区が該当しました。多摩地域では、人気の吉祥寺駅がある武蔵野市が該当します。「バス・トイレ別/室内洗濯機置場」で検索したところ、北区の8.03万円や調布市の7.70万円をはじめ、3つの区と3つの市が該当しました。女性の一人暮らしなら、セキュリティも意識したいところ。「オートロック&2階以上」で検索したところ、江戸川区の相場7.55万円や三鷹市の8.27万円など、4つの区と3つの市が該当しました。また、複数の人気の条件を満たす物件は、23区内では江戸川区・足立区・葛飾区・板橋区・練馬区・荒川区といった、外周部の北部~東部の自治体で多そうです。東京都下(多摩地域)では、23区に隣接した狛江市や、JR中央線沿線の国立市・小金井市・国分寺市・立川市などが選べそうです。また、面積が40~49㎡の、少しゆとりのあるお部屋も選べます。もっと郊外までエリアを広げて検討できる場合は、同じ予算でさらに広い50㎡~59㎡のお部屋も借りられそうです。逆に広さを妥協して一人暮らしにもやや小さめの19㎡以下のお部屋で探せば、渋谷区も検討可能です。千代田区、中央区、文京区といった都心・副都心の区が選択肢に入ります。一方、条件と希望が見合わない場合は、近郊の埼玉・千葉・神奈川も検討することになるでしょう。多くの自治体で「20㎡~29㎡」のお部屋が家賃6万円以下であり、「40㎡~49㎡」の家賃相場が7万円前後です。8万円の予算であれば浦安市や横浜市鶴見区・神奈川区・青葉区・都筑区、川崎市高津区・麻生区、鎌倉市といった人気の街で、広めの「40㎡(誘導居住面積水準)以上」のお部屋も検討できるでしょう。続いて、家賃8万円前後で検討しやすい、編集部おすすめの街をご紹介します。小竹向原(東京都練馬区)は「池袋」まで直通5分と都心へのアクセスが良いです。その一方で、派手さはなく、静かで落ち着いた暮らしができそうな街。1Kや1DKのマンションが8万円前後。アパートであればもう少し安く住むこともできそうです。「経堂」駅は、老若男女たくさんの人びとの気配で活気に溢れた街です。経堂テラスガーデンや商店街など、駅前にあるお店の豊富さが印象的。家賃相場としては、1Kマンション・アパートが8万円弱。幅広い選択肢から選べそうです。三鷹(東京都三鷹市)はJR中央線と中央・総武線が通っていて、「新宿」や「東京」まで乗り換えなしで移動することが可能です。大きなふたつのショッピングモールがあり、「井の頭恩賜公園」や「三鷹の森ジブリ美術館」も近い緑豊かな環境です。家賃相場からすると、1Kマンションや、少し広めの1DKアパートなどが検討できそうです。それでは、実際に家賃8万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのかをうかがってみましょう。「実家にもほど近く、安心感のある新築マンション(32歳・女性)」「設備はやや古いが、ターミナル駅まで1駅(27歳・女性)」「家賃以外は、一切妥協なし!(25歳・女性)」など、満足して住んでいるようすが伺えます。家賃8万円は、平均賃料と比べて安い金額ではありません。しかし、そのぶん充実した一人暮らしを送ることができそうです。また、月8万円以上の住居費を払うのであれば、資産状況(貯金額など)にもよりますが、マンション購入を検討できますよ。将来のライフプランを考える際には、意識してみてくださいね。素敵なお部屋が見つかりますように。
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東京近郊に家賃7万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?

家賃を7万円程度(6.5万円以上〜7.5万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか。カーサミア編集部では不動産”開発”会社が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が23万円(額面月収で約29万円)以上あれば、ゆとりを持って家賃7万円のお部屋に住むことができます。しかし、若くて収入の少ない人が家賃の高いエリアに住む場合は、「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が17.5万円(額面月収で約21.5万円)あれば、工夫しながら家賃7万円のお部屋に住むことも可能です。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、額面で約260万円~約400万円ほどでしょう。続いて、一人暮らしの平均的な家賃を統計から調べてみましょう。この記事では、「住生活基本法」という法律によって定められている最低居住面積(25㎡)前後の賃貸の平均家賃を「一人暮らしのお部屋の家賃相場」と考えることにします。東京都の平均家賃は6万8,767円(出典:平成30(2018)年 住宅・土地統計調査)。家賃7万円という予算は、全国平均からするとかなり余裕があります。東京都内で探すなら、平均程度の予算です。平均程度ということは、選択肢も増えるということ。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?一人暮らしの家賃相場が7万円程度の自治体は、23区のうち外周部をはじめとする墨田区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、練馬区が候補にあがります。副都心では豊島区が候補になりそうです。具体的にはどのような条件のお部屋になるのでしょうか?「土地統計調査」では広さ以外の条件がわからないため、LIFULL HOME’Sにて掲載されている「家賃相場」のデータを利用して、様々な条件ごとの家賃相場を見ていきましょう。「築年数5~10年」で検索したところ、家賃相場が6.87万円の葛飾区をはじめ、4つの区が該当しました。「バス・トイレ別/室内洗濯機置場」で検索したところ、江戸川区の相場6.99万円をはじめ、6つの区が該当しました。女性の一人暮らしなら、セキュリティも意識したいところ。「オートロック&2階以上」で検索したところ、該当するのは葛飾区の相場7.35万円のみでした。また、面積が40~49㎡の、少しゆとりのあるお部屋の家賃相場が7万円程度の自治体は、足立区と葛飾区でした。家賃7万円で一人暮らしに向いたお部屋を探すとなると、エリアは限定されてしまいます。もっと都心部に住みたい場合、広さを妥協して一人暮らしにもやや小さめの19㎡以下のお部屋で探せば、千代田区、中央区、文京区、台東区、目黒区、荒川区の6区です。千代田区、中央区、文京区といった都心・副都心の区が選択肢に入ります。一方、条件と希望が見合わない場合は、23区外を検討することになります。つまり、多摩地域や近隣他県です。多摩地区の多くの自治体の平均賃料は、家賃6万円以下です。しかし、住みたい街として人気の「吉祥寺」駅を含む武蔵野市と、それに隣接する三鷹市では、家賃7万円前後が平均となっています。国立市、狛江市、稲城市、西東京市では「40㎡~49㎡」という広めのお部屋の家賃相場が7万円前後でした。エリアを広げて検討できる場合は、より郊外に行けば、同じ予算でさらに広い50㎡~59㎡のお部屋も借りられそうです。また、近郊の埼玉・千葉・神奈川の家賃相場は、多くの自治体で20㎡~29㎡のお部屋が家賃6万円以下です。家賃7万円では、少し広めの「40㎡(誘導居住面積水準)以上」のお部屋も検討できそうです。続いて、家賃7万円前後で検討しやすい、編集部おすすめの街をご紹介します。西荻窪(東京都杉並区)の駅前は家賃相場も高めですが、駅から離れれば、家賃7万円前後で借りられる1Kアパートが見つかりそうですよ。日吉(神奈川県横浜市港北区)では、家賃7万円前後であれば、1Kマンション・1Kアパートが検討できます。和光市(埼玉県和光市)の家賃相場はやや安めで、1Kのマンションかアパートなら、駅前であっても現実的に検討できそうです。それでは、実際に家賃7万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのかをうかがってみましょう。「ロフトが大きく、ゆとりのあるお部屋(34歳・女性)」「広々60㎡超のマンションを購入(26歳・女性)」など、ゆとりを持って住んでいるようすが伺えます。家賃7万円という予算は、東京都の賃貸としては平均程度。23区内で探すと、広さやエリアなどいくつかの条件に絞って選ぶ必要があります。しかし、都下(多摩地区)や近郊(埼玉・千葉・神奈川)にエリアを広げるなら、幅広い物件が選べる予算です。体験談も参考にしてくださいね。すてきなお部屋と出会えますように!
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東京近郊に家賃6万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?

お部屋探しを考えるとき、いろんな希望もありつつ、まずは予算(家賃)が大切ですよね。「条件はいいけれど高すぎるお部屋」に住んでしまって、生活が苦しくなってしまうことは避けたいものです。それでは、家賃を6万円程度(5.5万円以上〜6.5万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか。統計をもとにまとめました。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が20万円以上あれば、ゆとりを持って家賃6万円のお部屋に住むことができます。なお、手取り月収で20万円ということは、額面月収では約25万円です。しかし、若くて収入の少ない人では「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が16万円あれば、工夫しながら家賃6万円のお部屋に住むことも可能です。なお、手取り16万円は、額面月収では約20万円です。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、240万円~350万円(額面)が目安です。一人暮らしの平均的な家賃は「平成30(2018)年 住宅・土地統計調査」によると、東京都で延べ面積が20~29㎡では6万8,767円、全国平均では5万0,113円です。家賃6万円という予算は、全国平均からすると余裕があります。しかし、東京都内で探すなら、平均以下の予算です。物件を厳選する必要があるでしょう。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?東京23区内でのお部屋を探そうとすると、なかなか厳しい結果になってしまいます。お部屋の広さを19㎡以下まで妥協すれば、選択肢が増えますね。長く住んでいると不満を感じることも多いと推測できます。しかし、一時的な住まいと割り切って暮らすこともできるでしょう。お部屋の広さやセキュリティなど、ある程度の条件と家賃を両立させるには、23区内では難しそう…という場合、23区外を検討することになります。東京都下(多摩地域)や埼玉・千葉・神奈川であれば、23区内に比べて家賃6万円程度でも選べるお部屋が多そうです。より郊外を検討できるのであれば、さらに幅広い選択肢から選ぶこともできそうです。家賃6万円前後で検討しやすい、編集部おすすめの街は、朝霞(埼玉県朝霞市)、南浦和(埼玉県さいたま市)、稲田堤・京王稲田堤(神奈川県川崎市多摩区)等です。続いて、実際に家賃6万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのか体験談をうかがってみました。参考にしてくださいね。東京近郊で家賃6万円のお部屋を探すなら、予算と相場がかけ離れていないエリアで探すほうが合理的でオススメです。まずは物件検索サイトで、予算に見合った家賃相場の駅を調べてみましょう。
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同居解消で、来月引っ越し予定。しかし現居は今月末で更新。あと数日だけ住むことはできる?

「現居の契約者の娘が婚姻の為、家を出て別の住まい。今、親の私だけが残っています。私の名前で住み続けるなら、契約更新はできないのでしょうか?ひと月以内でも新契約手続きになるのでしょうか?このまま転居まで住む為には、どんな方法が一番費用も少なくおさまるのか教えてください。」というご質問に宅建士が回答します。このケースは特殊事情が重なっているため、不動産会社(契約時の仲介会社または管理会社)に相談して、個別に判断してもらうことになります。ただ、定期借家契約ではないとのことですので、相談の余地はあると思います。契約者(お嬢様)が退去している状態ですので、通常は、相談者様名義で新しい契約を結び直す必要があります。新契約の場合は、当然ながら審査も発生します。年齢やご収入状況によっては、審査で否決になることもあり得ます。しかし今回の場合、次の転居先は契約済で、入居日だけが未定とのこと。ですから不動産会社との相談次第では、覚書の締結等で退去日を伸ばしてくれる可能性もあります。とはいえ、もし相談に応じてくれて退去日を数日伸ばしてくれたとしても、更新料などの費用が別途発生する可能性もあります。費用に関しては大家さん(オーナー)や不動産会社等の判断次第ですので、この場では回答ができかねる部分です。相談結果によっては、無理して住み続けるよりも、ウィークリーマンション等で繋ぐほうが費用を抑えられるかもしれません。家財道具は引っ越し業者の一時預かりサービスを利用し、相談者様ご自身は身の回りの品のみを持って、ウィークリーマンション等でしばらく過ごすイメージです。退去日が6月29日で入居日が7月1日のように、ほんの数日だけのことになるのであれば、お嬢様やご友人のおうちに「泊まりがけで遊びに行く」という方法も取れるかと思います。余裕を持って様々な方法を検討するためにも、早めに不動産会社にご連絡されてくださいね。
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家賃が安い定期借家物件、やめたほうがいい?宅建士が実体験を解説

「家賃の安い「定期借家契約」の物件、やめたほうがいいですか?」という質問に、実際に定期借家物件に住んで後悔した経験のある宅建士が回答します。恥を忍んで私の失敗体験談もお伝えするので、ぜひご覧くださいね。定期借家契約とは、契約期間満了と同時に契約が終了し、更新されない契約のことをいいます。一般的な「普通借家契約」と今回ご質問のあった「定期借家契約」の大きな違いは、更新を前提にしているか、そうでないかということ。「定期借家契約」の場合は、あらかじめ定められた期間で契約が終了するため、その後は原則として借主は建物を出ていかなければいけません。契約時に定められた期間以上に住むことができず、基本的には退去が必須のため、安い賃料で募集していることがよくあります。定期借家になっている理由でよくあるものは、以下のふたつです。オーナーの転勤や地方移住などにより、住んでいた自宅物件を一定期間だけ賃貸に出したい場合と、取り壊しが決まっている建物を、一定期間だけ賃貸に出したい場合です。定期借家の物件のメリットは、家賃が安いこと、期間内の更新手続きが不要なこと、オーナーの自宅物件の場合は仕様設備や周辺環境がよい可能性もあることです。定期借家の物件のデメリットは、期間満了後は更新できず基本的には退去が必須なこと、中途解約は基本的にできないことです。続いて、筆者自身が定期借家物件に住んだときの体験談です。私は上京してすぐのとき、2年後に取り壊しが決まっている古い団地に入居しました。更新のできない「2年間の定期借家契約」です。古いゆえの不便さはありましたが、家賃が安いぶんインテリアにお金をかけることもでき、最初は満足して住んでいました。しかし、取り壊し時期が近付いているため、入居者がどんどん減っていって、団地そのものが「人通りのない、寂しい場所」になってしまいました。家賃が安いことは魅力ですが、安全には変えられません。幸い、中途解約に関する特約があったため、原状回復費の支払いのみで翌月に退去することができました。引越し費用や家具の買い替え費用とあわせてトータルで考えれば、最初から普通の物件に住んでいたのと変わらないくらいの出費だったと思います。なにより、最初から普通の物件に住んでいれば、人通りがなくなって怖い思いをすることもなかったでしょう……。定期借家物件を選ぶのであれば、私の失敗を繰り返さないよう、気をつけて選んでくださいね。「定期借家契約」の物件は、目先の家賃が安くても、契約期間満了後には大きな出費が控えています(次の物件の初期費用や引っ越し費用、再契約の場合でも敷金・礼金など)。ですから、家賃が安いこと「だけ」に魅力を感じているのであれば、やめておいた方がいいと思います。
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独身一人暮らし女性のマンション購入、具体的に検討したい!使えるサービスは?

独身の一人暮らし女性のマンション購入について、より具体的に検討したい…と思ったとき、利用できるサービスをご紹介します。私たちは「不動産”開発”会社」が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。世の中には、マンション購入を検討する際に役立つサービスがたくさんあります。しかし中には、ファミリー向けが中心のサービスや、単身者向けであっても投資用物件が中心のサービスも多く存在しています。そこで、今回は「一人暮らし女性が、自分で住むマンション」を探す際に役立つサービスを厳選しました。「一人暮らし(単身者)」や「女性」に特化したサービス、特化ではないけれど一人暮らし女性に役立つサービスをご紹介しますので、活用してくださいね。
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賃貸の家賃と同等負担で、購入できるマンションは?【比較シミュレーション 使い方】

「買えるなら買いたい」とマンション購入に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。でも、マンション購入したあとの月々の住居費のこと、特に「具体的に毎月いくら支払うことになるの?」という情報は少ないです。住宅ローンの月々返済額と、管理費・修繕積立金などのランニングコストは人それぞれ・物件それぞれなので、目安を示すことが非常に難しいためです。でも、なんの目安もない状態では、そもそもの比較検討ができませんよね。ですから、賃貸と購入の費用をシミュレーションできる「ずっと賃貸・マンション購入比較シミュレーション計算ツール」を公開しました。あくまで概算ですが、費用感の参考にしてくださいね。使い方はとっても簡単。現在の住居費(家賃+管理費・共益費など)を入力するだけ。現在の賃貸が8万円の場合、ずっと住み続けると、60年間で5760万円がかかります。しかしこれは、「5760万円のマンションが買える」という意味ではありません。シミュレーションツールでは、まず、管理費・修繕積立金の合計を月々2.5万円と仮定します。月々の住居費を同程度の8万円とするためには、住居費8万円-ランニングコスト2.5万円=ローン返済額5.5万円となります。月々のローン返済額が5.5万円なら、下記のように、おおよそ1700万~2200万円前後の物件購入を検討可能です(金利1.3%、返済期間35年の場合)。検討が具体的になってきたら、頭金と諸費用について考えましょう。頭金とは別に、各種手数料や税金などの「諸費用」が必要になります。一般的に新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)の購入時には、諸費用として5~7%程度用意しておくことが推奨されています。中古マンションで仲介手数料が必要な場合は8~10%程度と考えておくといいでしょう。さらにいざというときのため手元に残すお金のことを考えると、「貯金が300万円あっても、頭金は60万円」というケースもありえます。本格的にマンション購入を検討するときは、まず、頭金と諸費用のための資金をどうするか考えてみましょう。・手持ちの資金でまかなう・これから貯金する・親族から援助(贈与)してもらう・親族から借りる・住宅ローンとは別に、金融機関から借りる…など、さまざまな方法がありますよ。諸費用の目途がつき、資金のうち頭金にできる金額のイメージがついたら、住宅ローンのプラン・金利について、詳細にシミュレーションしてみてください。個人的によく使うシミュレーションサイトは、SUUMOとARUHIです。もし具体的に購入を検討している物件があるなら、その物件を扱っている不動産会社にコンタクトを取ってみましょう。検討中の物件について、購入申込の前に行う「事前審査」ができるよう、金融機関と繋いでくれるはずです。銀行の判断によっては、より金利を下げた住宅ローン(優遇金利)が使えることもあります。最後に、「ずっと賃貸・マンション購入比較シミュレーション計算ツール」における概算の考え方をご紹介します。・ランニングコスト(管理費+修繕積立金):国土交通省の「平成30年度マンション総合調査」から、1戸当たりの平均の月額を参考に「2.5万円」と仮定しています。・住宅ローンの金利と返済額について:全期間固定型のフラット35で、35年返済として計算しています。・ボーナス時返済額:「0円」の設定です。・固定資産税等:含みません。それなりに大きな金額ですが、賃貸でも更新料がかかることを思えば、特段に恐れなくて大丈夫ですよ。賃貸の家賃と比較して、同程度の住居費負担で買えるマンションの金額、イメージできたでしょうか?記事では「家賃8万円」のシミュレーションでご説明しましたが、ツールではあなたの状況に合わせた金額を入力できますよ。
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一人暮らしのお部屋選び、失敗したくない人へ。ガイドブック発売

カーサミアの電子書籍『一人暮らしをのびのび満喫できるお部屋と出会うための、賃貸マンション・アパートの選び方』、発売中です。 「賃貸の不動産会社が教えてくれない26のこと」を、不動産開発会社としての立場...
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賃貸マンションで在宅ワーク、実はNGだった!? バレたら強制退去?

「私の住んでいるマンションは居住専用で、オフィスとしての利用がNGだったことに気付きました。コロナ禍で在宅勤務が増えていたのですが、大丈夫でしょうか?実は副業で、ウェブライターの仕事もしています。もし在宅ワークしていることが大家さんや管理会社に知られたら、強制退去などになってしまうのでしょうか?」という質問に、宅建士が回答します。コロナ禍以降は在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)も増えましたよね。自宅での仕事がNGと知って、不安に思われる方も多いかもしれません。賃貸マンション・アパートの契約は、ほとんどの場合「居住用の契約(住居契約)」となっていると思います。実は「居住用の物件」と「事業用の物件」では、税金や火災保険料に違いがあります。「居住用」のほうが安くなりますので、ほとんどのオーナー(大家さん)は「居住用」として登記していることでしょう。オーナーが「居住用」で登記している物件の場合、オフィスとして利用することはできません。入居者がオフィスとして利用していると、オーナー(大家さん)が脱税容疑をかけられてしまう可能性などがありますので、判明した場合は強制退去などの措置を取られることがあるかもしれません。でも、安心してください。ご質問のような「在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)」や「副業としてのライター」のケースは、問題ないことがほとんどです。・賃貸での在宅ワークが【OK】なケース:コロナ禍によって一気に広まった「勤務先の仕事を家で行う」というケースであれば、よほどのことがなければ問題ありません。また、ライターやウェブエンジニア、プログラマー、デザイナー、マーケティングなど、パソコンとネット回線だけで完結する仕事であれば、副業として、個人的に請け負っていても問題とされることはありません。こうした仕事では人の出入りもほとんどないでしょう。・賃貸での在宅ワークが【要相談】のケース:大勢の人が出入りすると、騒音やセキュリティ面での近隣トラブルになる可能性があります。また、たとえ少人数であっても「お客さん」が訪れるような仕事は要注意です。また、個人事業主として開業届を出したい場合、「居住用」物件では、開業届に書く住所として使えません。表札に会社の名前を出したい場合は、事情を率直に相談しておきましょう。相談なく表札を変えてしまうと、オーナーは事情が分からないため、トラブルになる可能性があります。賃貸の場合、最終的には「オーナーの判断次第」です。少しでも不安に思うなら、事前に相談することがトラブルを避けるコツですよ。
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ずっと賃貸orマンション購入、向いてるタイプとは?【宅建士が解説】

「賃貸・購入の両方にメリットはあると思うのですが、自分のこととなるとはっきりイメージができていない状況です。それぞれどのような人に向くのでしょうか?」という質問に、宅建士が回答します。マンション購入はとっても大きなお買物ですから、イメージしづらいですよね。私が宅建士として多くのお客様をご案内してきた経験からの私見も入りますが、賃貸・購入、それぞれに向いているタイプは以下のような方だと思います。チェックリストの形にしましたので、ご自身の価値観や住まいに求めるものを当てはめてみてくださいね。【step1. 価値観】・将来の選択肢を、可能な限り多く持っていたい・ライフスタイルによって住まいも変えたい・購入するのはリスクと不安しかない 当てはまるものが〈0~1個〉なら、Step2へ。当てはまるものが〈2~3個〉なら、賃貸が向いていると思います。【step2. 住まいに関する希望など】・自分の家を持ちたい・家賃を払うのは勿体ない(資産にしたい)・少しでも良い物件に住みたい・できればあまり引っ越したくない・計画的な資金計画を立てたり、実行するのが得意・購入するのは将来の安心につながる 当てはまるものが 0~3個なら、もう少し考えてみていいでしょう。当てはまるものが 4つ以上なら、本格的に購入を検討してみてくださいね!購入も検討中の方におすすめなのが、カーサミアで公開している、賃貸と購入の費用をシミュレーションできるツール「ずっと賃貸・マンション購入 シミュレーション計算ツール」です。たとえば、現在の家賃(+管理費・共益費など)が8万円の場合…家賃だけで60年間で、5760万円がかかります。ちなみに、家賃と同等の支払い(ローン返済額5.5万円+管理費・修繕積立金2.5万円=月々8万円)なら、下記の通りおおよそ1700~2200万円前後の物件購入を検討可能です。金利は時期やローン種別によって異なりますし、管理費・修繕積立金などのランニングコストは物件による違いも大きいです。あくまで概算ですが、費用感の参考にしてくださいね。また、一般的に新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)を購入時には、頭金とは別に諸費用として5~7%程度用意しておくことが推奨されています。本格的にマンション購入を検討するときは、まず、諸費用や頭金にする資金をどうするか考えてみましょう。
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敷金なし物件、おトク?罠? メリット・デメリットを宅建士が解説

「あまり貯金がないので、初期費用の安い敷金なし物件を検討しています。でも敷金なし物件は、退去時に高額の費用を請求されるなどの罠があるんでしょうか?実際のところを教えてください!」という質問に、宅建士が回答します。「タダより高いものはない」なんて言葉もありますから、心配になりますよね。敷金なし物件には、どんなデメリットがあるのでしょうか。そもそも、敷金とは…入居時に(オーナー、大家さん)に払う初期費用として、「敷金・礼金」が挙げられます。このうち敷金とは、入居時に貸主(オーナー・大家さん)に預けておく預け金のようなものです。敷金は主に、退去時のクリーニング費用・修繕費用などに充てられます。敷金がない物件の場合はクリーニングをしない…なんてわけ、ありませんよね。退去時の修繕費用やクリーニング費用は、敷金なしの物件でも何らかの形で求められます。1.入居時に別の名目で支払うケース:入居時に、カギ交換代・メンテナンス費などの名目で支払うケースもあります。この場合は、名目こそ「敷金」ではないものの、初期費用としてある程度の貯金が必要です。2.退去時に支払うケース:退去時に改めて、クリーニング代・修繕費用が請求される可能性もあります。これが最も多いパターンだと思います。初期費用を抑えて引っ越しできるのが大きなメリットですが、退去時に向けて貯金をしておく必要があります。退去時の費用をまったく想定していないと、”罠”と感じてしまうかもしれません。3.家賃に上乗せされているケース:また、最初から敷金分を見込んで、家賃が高めに設定されている可能性もあります。このように、なんらかの形で費用を払う可能性が高いので、敷金なし物件は「純粋にお得」というわけではありません。検討中のお部屋がどのケースにあたるのか、しっかり確認してくださいね。ちなみに、礼金は大家さんの判断で決めているものなので、礼金なし物件は「純粋にお得」なケースが多いと思います。
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宅建士「南向きなだけじゃダメ」明るく陽当たりのいい部屋 5つの条件

明るく陽当たりのいいお部屋、いいですよね!基本的には南向きが一番明るいですが、「南向きだけど、暗くて陽当たりの悪いお部屋」も存在します。内見する前でもある程度は調べて見極めることができますよ。今回はカーサミア編集部の宅建士が、「明るく陽当たりのいいお部屋」を選ぶコツをお伝えします。明るく陽当たりのいいお部屋、5つの条件は以下の通りです。【・窓のある方位・立地条件・窓のサイズ・バルコニー、ベランダの奥行き・バルコニー、ベランダの手すりの材質】それぞれ、詳しくご説明しますね。(1)窓のある方位:基本的には、南向きが一番明るいです。明るい方位は、南>東>西>北 の順になります。(2)立地条件:この場合は、窓の前に建物がないか、周囲に高い建物はないか…などです。周辺の建物の様子は、現地を見に行く前でもGoogleマップである程度は調べられますよ。特に南側に高い建物がある場合、陽射しを遮られ、影になってしまいます。(3)窓のサイズ:横幅と縦幅どちらも明るさに直結します。ざっくり言えば、窓が大きければ大きいほど明るいです。(4)バルコニー・ベランダの奥行き:奥行きのある「ワイドバルコニー」は、バルコニー・ベランダが広い、洗濯物が濡れない等のメリットがあります。しかし一方で、陽当たり・明るさの面ではデメリットになります。上の階のバルコニー・ベランダが庇となってしまい、直射日光が部屋の奥まで入ってこなくなるからです。(5)バルコニー・ベランダの手すりの材質:手すりがガラスや格子など、光を通すものであれば、さらに明るくなります。一方、コンクリートは陽射しを遮ってしまうので、その分暗くなりがちです。【内見時の注意点は?】季節によって、太陽の高さは異なります。ですので、内見時には季節による変化も加味して判断しましょう。夏(6月)は太陽の位置が高く、冬(12月)は低くなりますよね。つまり、「6月に内見したときには陽当たりがよかったけれど、冬は周囲のそんなに高くない建物に遮られて、影になってしまう…」「12月に内見したときは明るかったけれど、夏になると上階のベランダが庇になって暗い…」といったことが起こり得ます。こういった季節による変化を完璧に予測することは難しいですが、意識して想像しておくと、より明るくて陽当たりのいいお部屋を選べると思いますよ!
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賃貸で譲れない条件ランキング【室内編】宅建士女子の実体験

Q「不動産屋さんから見て、お部屋探しで譲れないポイントはなんですか?」前回の「総合編」では、立地のことが多く挙がりました。ですので今回は「立地編」として、立地について掘り下げていきます。3人とも、だいたいのエリアを決めてから詳細を絞り込んでいく形になりました。といっても、エリアの決め方は人それぞれです。好きな沿線で選ぶ場合も、職場・実家・ターミナル駅などへのアクセスで選ぶ場合もあります。「通勤に便利な場所」といっても、・ドアtoドアの通勤時間が短ければ、駅から歩くのは平気。・歩く距離が短ければ、電車に乗っている時間は長くなってもいい。・乗り換えがないほうがいい or ●回までならOK など、人によって違いがあります。「周辺のお店」についても、・家の近くに、使い分けられる複数のお店がほしい。・数は少なくてもいいけれど、通勤経路上にお店がほしい。・など異なる視点のものが挙がりました。生活スタイルによっては、夜遅くまで営業しているお店がほしい方もいるでしょう。お部屋探しの条件は、人それぞれの価値観が出る部分です。あなた自身の価値観をしっかり分析して、自分にとって最高のお部屋を選んでくださいね。また、お部屋探しのときは、ある程度知っている場所(沿線)で選ぶと、後悔しにくいと思います。知らない場所で探すときは、ぜひお散歩して、なるべく街を知ってからお部屋探しをしてください。運がよければ広告(募集)が出る前の好条件の物件が見つかりますし、そうでなくても後悔のないお部屋探しができると思いますよ。それでは編集部の宅建士3人それぞれのランキング【立地編】です。【パターン1 「好きな沿線」で探して、他はあまり細かい条件を付けない】 1位:好きな沿線 2位:駅徒歩10分以内 3位:家と駅の間に、スーパーとコンビニとドラッグストアがある 4位:ショッピングができる大きめな駅まで電車で10分くらい 5位:ハザードマップの危険度が少ない【パターン2 ざっくり住みたいエリアを決めたら、他の条件で絞っていく】 1位:通勤50分以内で乗り換え1回以内 2位:実家まで日帰りできる距離 3位:徒歩10分以内で日常使いができるスーパー、ドラッグストアがある 4位:駅から近すぎず歩ける距離 5位:夜道が暗すぎない、人通りがある【パターン3 近所の〇〇駅、便利そうだな~…で選ぶ】 1位:駅徒歩5分以内 2位:ターミナル駅まで30分程度 3位:駅前にスーパー・ドラッグストアが複数 4位:ハザードマップで浸水予測がない(少ない) 5位:自宅と駅の間に、大きな坂・踏切・信号待ちの長い交差点がない 今回のご質問は、個人の価値観が強く反映される部分。ですので、宅建士としての回答・解説というよりは、不動産会社でいろいろな物件を見て、実際に一人暮らしで何度か引っ越しをしている個人としてお答えしました。お部屋探しの参考にしてくださいね。
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大手不動産会社or地域密着型、いい物件の空室情報が早いのは、どっち?

「気に入った賃貸物件が見つかったのですが、現在空室がなく、空室が出た時には申込みしたい、ということを複数の不動産会社へ掛け持ちしてもいいものでしょうか?また、空室が出た時の情報入手のスピードは、大手と地域密着の不動産会社などによって違いがあるのでしょうか?」という質問に宅建士が回答します。回答:希望の物件が決まっているなら「賃貸管理会社」に連絡するのがベストです。・賃貸管理会社とは?:賃貸でお世話になる不動産会社には、大きく分けて「仲介会社」と「管理会社」の2種類の役割があります。「仲介会社」は、入居者を募集したり(広告を出したり)、賃貸借契約を締結したりが主な業務。一般の方が「不動産やさん」「不動産会社」と言って思い浮かべるのは、こちらのタイプだと思います。「管理会社」は、所有者(オーナー、大家さん)に代わって、入居者管理や建物管理を行います。現代では所有者が直接管理している物件は少数派で、ほとんどの物件では管理会社が管理を代行しています。具体的には、入居者管理としては、入居審査をしたり家賃の回収を代行したり。入居中の「水漏れが起きた」「お湯が出なくなった」「隣人の生活音がうるさい」などのトラブル・クレームへの対応も行います。また、建物管理としては、建物そのものの定期的なメンテナンス(エレベーター・浄化槽など設備の定期メンテナンス、消防設備・防犯設備の点検など)や、共有部分(駐輪場、ゴミ置き場など)の清掃、そのほか外壁や屋上の修繕や洗浄なども行っています。・空室情報が早いのは?:「管理会社」は、入居者からの、退去の申し入れも受けることになります。管理会社が退去の申し入れを受けたあと、管理会社から仲介会社に連絡して、広告掲載などの入居者募集を開始します。仲介会社は、あくまで管理会社が募集情報を出した後に知るので、最新情報といっても一歩遅れます。空室情報の入手スピードは、会社の規模によって左右されるわけではなく、「管理会社か・それ以外か」で異なるのです。・管理会社の調べ方:「○○不動産の管理物件です」のような看板が物件に設置されているケースも多いので、ぜひ現地で探してみてください。現地で管理会社が判明しない場合は、その物件の地域の不動産業者に聞けば教えてもらえますよ。ご質問いただいたように複数の不動産会社に掛け持ちで依頼することも可能ですが、他の物件を紹介されたり別の連絡が入ったりと、ご自身の負担が増えてしまうと思います。管理会社1社に絞って依頼するほうが、ご自身のストレスが少なくなると思いますよ。