「遅延の少ない路線」に引越しを考えている東京23区内勤務の方はいらっしゃるでしょうか? 国土交通省がまとめている資料を基に、一人暮らし女性におすすめの路線をピックアップします。
こんにちは、おうちが大好き・カーサミア編集部のアサノです。
最近はリモートワークも広まりつつありますが、一方で通勤復活の動きもありますし、そもそも通勤しなければならないお仕事も多いですよね。
電車遅延を見越して早めに家を出たり、遅延に出会ってしまったら大混雑する列車に長時間乗らなくてはならなかったり…電車遅延は大変です。
首都圏は地方都市に比べて人口が多いため、電車遅延が多いと言われています。地方都市出身の筆者も、上京当時は東京の通勤ラッシュに驚いたものです。
地方都市でも通勤時は混雑していましたが、東京の通勤ラッシュはスケールが違いました…。
しかし、その中でも「なるべく遅延の少ない路線に住みたい…!」と思う方のために、「遅延の少ない路線」を調べてみました。
首都圏の電車遅延、平均日数は11.7日
まずは国土交通省がまとめている「東京圏の鉄道路線の遅延「見える化」(平成30年度)」をもとに、「遅延の少ない路線」を見てみましょう。
集計されている時間帯区分は路線により若干の差異がありますが、おおむね平日朝の通勤時間帯で比較されています。
これによると、東京圏の遅延証明書発行日数は、月間平均11.7日。
ですので、月間の遅延証明書発行日数が11.7日以下の路線は、遅延が少ない路線と言えるでしょう。
首都圏版・遅延の少ない路線ランキング
さきほどの資料から、遅延の少ない路線TOP10をランキングにしてみました。
23区内勤務の一人暮らし女性があまり検討しなさそうな、郊外と郊外を結ぶ路線は除外しています。
路線名 | 遅延証明書 発行日数 (月間平均) | |
---|---|---|
1位 | 東急多摩川線 | 1.7 |
2位 | 京王井の頭線 | 2 |
2位 | 東急大井町線 | 2 |
4位 | 東急池上線 | 3.4 |
5位 | 東武東上線 | 3.5 |
6位 | 都営地下鉄大江戸線 | 5 |
7位 | 京急(品川~横浜) | 5.7 |
8位 | 京王線 | 6.5 |
9位 | JR南武線(川崎~立川) | 7.8 |
10位 | 都営地下鉄浅草線 | 8.9 |
参考:東京圏の鉄道路線の遅延「見える化」(平成30年度)|国土交通省
ちなみに、11位以降で遅延証明書発行日数が平均以下の路線は以下の通りです。
- 西武新宿線 10.3日
- 都営地下鉄新宿線 10.8日
- JR京葉線(東京駅発着時の遅れ) 11.1日
- 西武池袋線 11.5日
- 都営地下鉄三田線 11.6日
おすすめ!10分以下の遅延が少ない路線
「小規模の遅延(10分以下の遅延)」の原因は、乗降時間超過・ドアの再開閉に伴うものが過半の54%だそうです。ほか急病人対応、踏切直前横断などが続きます。
乗客数が多すぎて乗降の想定時間をオーバーしたり、人があふれてドアが閉まらず何度も開閉したり…こんな状況に出会ったことのある方も多いのではないでしょうか。首都圏の人の多さがうかがえる遅延理由ですね。
その中でも下図の青色・緑色の路線は遅延が比較的少ないようです。
23区勤務の一人暮らし女性の利用が多そうな路線は、以下の路線です。
10分以下の遅延が【少ない】路線
・東急多摩川線(1.1日)
・京王井の頭線(1.6日)
・東急大井町線(1.6日)
・東武東上線(2.5日)
・東急池上線(2.9日)
・京急(品川~横浜)(3.2日)
・都営地下鉄大江戸線(4日)
・京王線(4.1日)
「遅延の少ない路線ランキング」の上位と、少し順位が入れ替わっている箇所はあるものの、ほぼ同じ路線が並びました。
大規模ターミナル駅(東京・新宿・渋谷・池袋の4駅)に直結している路線の中では、「京王井の頭線」「東武東上線」「京王線」が比較的遅延が少ないと言えますね。また、地下鉄の中では、都営大江戸線が遅延の少ない路線のようで