手取り22万円・家賃9万円で一人暮らしできる?

手取り22万円・家賃9万円で一人暮らしできる?

オートロック付きのマンションがいい、駅チカで築浅の物件がいい、一人暮らしをしたら絶対に猫を飼う、などなど独立すると次々と希望条件が浮かびます。

手取りが22万円で家賃が9万円だった場合、これらの条件は叶えることができるのでしょうか? こんにちは、カーサミアライターの畑です。

この記事では、手取り額と家賃から生活費を逆算したシミュレーションを解説しています。食費や生活用品代、趣味のお金など項目別に内訳を出しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

一般的な家賃と食費の金額とは

イメージ画像:pixabay

一般的に家賃は手取りの3分の1と言われています。これにあわせると手取りが22万円の場合、家賃の目安は7.4万円となります。今回の家賃は9万円の想定なので、目安より1.6万円オーバーしていることになります。

果たしてこの金額で生活はしていけるのでしょうか。まずは食費の考え方から見ていくことにしましょう。

一人暮らしの食費の平均額

家賃と同じく毎月かかるお金といえば「食費」です。
総務省が発表した「平成30年(2018年)家計調査報告(家計収支編)総務省」を見てみましょう。

食費の平均(円)外食費(円)外食費の割合(%)
全体44,60616,91437.9%
男性51,75921,90142.3%
女性34,3439,78028.4%

参考:総務省 「平成30年(2018年)家計調査報告(家計収支編)」
※単身世帯のうち世帯主が勤労者である場合

これによると、全体の食費の平均における「外食」の割合は37.9%を占めていることがわかります。
女性にしぼって見てみると28.4%です。一人暮らしの女性は、平均で毎月の食費の約3割を外食に使っているということになります。

食費の全体から外食費を引くと、34,343万円 – 9,780万円 = 24,563万円。
この約2.5万円にはコンビニ弁当・お惣菜などの「中食」も含まれているでしょうから、コンビニも使わずになるべく自炊中心で生活するなら2万円くらいでしょうか。

この仮定をもとに生活費をシミュレーションしてみることにしましょう。

状況別に見た生活費の内訳

イメージ画像:写真AC

毎月の生活費をどのように使うのかは人それぞれです。ここでは3つの生活パターンにわけて解説していきます。

外食・コンビニ食を普通に利用する人

ここでは“外食・コンビニ食を普通に利用する人”の生活費の内訳を見ていきます。平均的な食費、3.5万円の計算です。

項目金額(円)
家賃90,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費35,000
服・美容・生活用品15,000
交際費17,000
趣味・娯楽15,000
保険8,000
貯金20,000
合計220,000

手取りが22万円で家賃が9万円、食費に3.5万円をかけるとこのような内訳になります。概算なので自分の状況にあわせて金額を変えてみてください。

もっと交際費や趣味にお金をかけたい、という人もいると思いますが、働くオトナ女子の世代で保険と貯金にこれだけ回せるのであれば、安心感もちがうのではないでしょうか。

自炊が苦手な場合は簡単レシピや時短レシピから挑戦してみるのはいかがでしょう? コツはなんでも楽しむことです。料理スキルや節約術も、お得でラッキーと楽しんでしまいましょう。

完全に自炊して、娯楽・交際費を優先する人

次に、日々のランチ(昼食)も手作りのお弁当にして、娯楽・交際費を優先する人の生活費の内訳を見ていきましょう。

平均的な自炊の食費イメージで、2万円で計算しています。

項目金額(円)
家賃90,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費20,000
服・美容・生活用品16,000
交際費16,000
趣味・娯楽18,000
保険10,000
貯金30,000
合計220,000

自炊をがんばると保険と貯金の額が上がるだけでなく、ほかの生活費にもお金をかけられるようになります。お弁当用のおかずを週末に作り置きしておくなど、がんばってみたいところですね。

ごはんも小分けにして冷凍しておくなど、毎日料理をする必要はありません。食費はあまり切り詰めすぎると、ひもじい思いをすることになります。出勤時のお弁当だけ、あるいは主食だけ、週末だけ、など、少しずつでも食費を節約してみましょう。

社会人になると付き合いでの食事や結婚・出産祝いなどの臨時出費が増えます。急な出費が発生してもあわてたくありません。周りとのお付き合いも大切な社会生活の一環なので、おろそかにしない生活を営みたいですね。

奨学金返済のある人

最後は“毎月、奨学金の返済がある人”の生活費についてです。
ここでは月々の返済額を1万円として見ていくことにします。

食費は自炊中心で、2万円と計算しています。

項目金額(円)
家賃90,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費20,000
服・美容・生活用品16,000
交際費14,000
趣味・娯楽15,000
保険10,000
貯金25,000
奨学金10,000
合計220,000

奨学金の返済がある分、貯金額2.5万円にしてみました。生活費もおさえています。毎月の返済があっても自炊や節約をがんばれば、家賃9万円のお部屋に住むことができます。

もっと早く奨学金を返済したいという人は、物件を見直して家賃を下げるか、生活費や貯金・保険の金額も見直しましょう。ただし、女性の一人暮らしです。防犯や防音の対策が、まったくない物件はおすすめできません。

物件は建物自体の設備ももちろん、立地条件も大切です。駅から遠い、買い物ができる場所が少ないなど、通勤や生活が不便な場所にあるとストレスが溜まります。

カーサミアでは節約術やDIY術も紹介しています。これらのテクニックも使いながら、安心・安全で充実した生活を送ってください。

参考記事:一人暮らしでもエアコンつけっぱなしがお得?夏の電気代節約術5選(前編)

参考記事:捨てる前に試してみて!保冷剤を消臭剤として再利用♪

実際に手取り22万・家賃9万円で暮らしている人の体験談

イメージ画像:PAKUTASO

大変だった人の体験談

大変です。実家にお米など送ってもらって生活しています

(~25歳/神奈川県川崎市/家賃:8.8万円、手取り月収:22.5万円)

自分が希望していた、オートロック、駅近、2階以上、独立洗面台の条件を全て満たしていた部屋なので、高くても魅力がありました。

一般的には手取りの3分の1ぐらいの家賃にするのがベストだと言われていますが、私の場合、目安を2万円ぐらいオーバーしてしまっていたので、実際かなり苦しいです。

食費を月2万円以下にするだけでは十分ではなく、親から米やそのほかの食材を送ってもらったりしながら、なんとか生活している状態です。やはり給料の3分の1というのはすごく理にかなっていると実感しました。

貯金をしなければ余裕でしたが…

(~25歳/東京都江東区/家賃:9.2万円、手取り月収:22.8万円)

立地、外観、部屋の綺麗さ、広さを希望したらこの家賃の部屋しかなかったです。

昼食にお弁当を持っていくなど、食費を節約しました。とはいえ、日中は仕事で家にいなかったため光熱費はあまりかかりませんでしたし、貯金もほとんどしていなかったため、自由に使えるお金が10万くらいはあったので、生活に大変さはあまり感じませんでした。

部屋が綺麗でおしゃれだったので彼氏や友達を呼んでも恥ずかしくなく、若い頃に一時的に住むのは良かったです。

大丈夫だった人の体験談

貯金は3万と決めています。臨時出費が少しきついです

(~25歳/東京都文京区/家賃:8.5万円、手取り月収:22万円)

会社から交通費が出なかったため、とにかく会社の近くに住みたくて、会社から徒歩圏内で探しました。また駅(巣鴨&千石)も近いという利便性が決め手でした。

JR山手線の内側となると、それなりのセキュリティや築年数を考えると、 どうしてもこの家賃になってしまいました。

貯金もボーナスとは別に月3万はしたかったので、なるべく自炊をして食費を押さえました。その他はそこまでカツカツにはならなかったですが、更新料やその他臨時出費が重なる月は少しきつかったです。

多くではありませんが、毎月貯金する余裕はありました

(46歳~/東京都目黒区/家賃:9万円、手取り月収:22.8万円)

実家に近く、小さい頃から馴染みのある、土地勘のあるエリアで探しました。部屋の間取りが良い割に家賃も手頃だったので、この部屋にしました。

借りた部屋は実家から自転車で10分程の場所で、週末やお休みには両親の顔を見がてらよく実家に帰り、その時にご飯を実家で食べたり、頂き物があるともらったりしていたので、かなり生活費節約の助けになりました。

また、私が住んでいた場所は古くからの住人が多く、昔ながらの商店街もいくつかあり、スーパーよりも新鮮で安い物が手に入る八百屋や魚屋、おいしくて安いお総菜屋さんがあり、おかげで食費も意外に抑えられました。

意外と余裕。貯金もしています

(26~30歳/東京都荒川区/家賃:9.2万円、手取り月収:22万円)

通勤に便利であること、さらに時々タクシーで帰宅することもあったので、会社から近い中でも最も安かった地域にしました。

手取22万円の内訳は、
家賃 9.2万円
通信費 1.5万円
水道光熱費 1.2万円
食費 3万円
日用品費・雑費 0.5万円
おこづかい 2万円
交際費積立 1万円
旅行積立 0.5万円
家具家電積立 1万円
帰省積立 1万円
仕送り 1万円
でした。

貯金はあまりできませんでしたが、残業代などでお給料が22万円より少し多かった分や、各項目で余ったお金、それから少額でしたがボーナスをちまちまと積み立てていました。

食費節約におすすめ、自炊レシピ

節約でみなさんが考えるのは、やっぱり自炊による食費節約!

食費節約といっても「毎日納豆ご飯」「カップラーメンばかり」というのは少し寂しいもの…。健康のことも考えて、野菜を中心に自炊したいところです。

というわけで、カーサミアおすすめの自炊レシピをまとめました。お弁当に持って行けるおかずも紹介していますので、ぜひご覧ください。

白菜は丸ごと買えば、冷蔵庫に入れなくても大丈夫。切ったあとは冷凍保存もOK。

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実際に暮らした人の体験談を見てみると、自炊を中心に節約をしているようです。しかし、食費だけが生活費ではありません。

ほかにも趣味や習い事といった出費がある人もいます。冠婚葬祭での臨時出費がある人もいます。

ライフスタイルによって使う金額はさまざまです。これを機に料理をはじめてみるもよし、副業を考えてみるのもよし。お金の使い方はさまざまですが、お金の節約や稼ぎ方もさまざまなことを忘れないでください。

せっかくの一人暮らしです。自由に楽しく、ストレスフリーで過ごしたいですね。

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