賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方とは? >

一人暮らし、暖房の電気代を節約するには?私が実践中の方法を紹介

お金・節約
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

暖房機器を多用することから、一年で一番電気代が高くなる冬。
さらに電気代が上がるとなれば、家計が心配になりますよね。

でも寒いのを我慢して過ごすのにも限界があります…!

こんにちは!カーサミアライターのあんどうです。

今回は、一人暮らしで暖房の電気代を節約するためのポイントと、これから一人暮らしを始める方にも役立つ、暖房器具の選び方もご紹介します。

ぜひ参考にして、少しでもお得にぬくぬくライフを過ごしてください!

あんどう
あんどう
教えてくれたのは…

インドアフリーライター。
眼鏡作製技能士1級(旧・認定眼鏡士SS級)です。眼鏡ショップ・コンタクトレンズショップに勤務経験あり。
読書、映画鑑賞、手芸が趣味。

あんどうさんをフォローする
スポンサーリンク

一人暮らしで使い勝手のいい暖房器具の選び方

一人暮らし用の賃貸物件には、エアコンが元々備わっていることがあります。

とはいえ部屋が位置する方角や部屋の広さなどによっては、エアコンだけでは寒いことも。

ここでは一人暮らしの部屋で快適に扱える暖房器具を選ぶために、気をつけたいポイントを解説します。

あたためたい範囲を確認

暖房器具にはさまざまな種類があります。
まずはどれくらいの範囲をあたためたいのか決めるとよいでしょう。

部屋全体をあたためたいなら

部屋全体をあたためたいならエアコン|イメージ画像:写真AC

部屋全体をあたためたいなら、エアコンやファンヒーターが活躍します。
ですが帰宅後してからオンにしても、あたたまるまで時間がかかるのが難点です。

■ファンヒーターの注意点

ガスや灯油のファンヒーターは、狭いワンルームや、最近の気密性が高い住戸では、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性もあります。

物件によっては使用が禁止されている場合もあり、禁止されていなくても十分に注意して使用しなければなりません。

一人暮らしで使うなら、安全な電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)がおすすめです。

自分がいる場所だけあたためたいなら

自分がいる場所だけ温めたいなら、こたつやホットカーペットが便利です。
オンにしてから比較的短時間にあたたまるのもポイント。

ただし、移動するときは寒いので、部屋の中の一箇所に止まって過ごすことが多い人におすすめです。

電気代をチェック

冬は一年で一番電気代が高くなると言われています。

電力料金は地域によって異なる場合がありますが、家電公取協会では電力料金の目安単価を31円/kWh(税込)に定めています。

参考:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」https://www.eftc.or.jp/qa/

電気代の計算式は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電力料金単価(円/kWh)」です。
目安単価を踏まえて、筆者の1日の平均消費電力7kWを例に1ヶ月分の電気代を計算すると、以下のようになります。

1日の消費電力が7kWだった場合の一人暮らしの部屋の1ヶ月分の電気代

7kW × 30日(1ヶ月) × 31円 = 6,510円

部屋全体があたたまるエアコンの消費電力は、機種にもよりますが1時間400〜920W(1,000W = 1kW)と高いので、電気代も高くなりがち。

仮に消費電力が700Wのエアコンを1日中使用すると、以下のようになります。

消費電力が700Wのエアコンを1日中使用した場合の電気代

0.7kW × 24時間(1日) × 31円 = 520.8円

1日で520円。仮に毎週末(月に8日)利用するだけでも、4000円以上になります。

暖房器具を選ぶ際には消費電力を確認して、自分が電気代にかけられる金額とあたためたい範囲を明確にして、効率よく使えるものを選びましょう。

安全性も大切

熱を発する暖房器具は、使用中の事故やケガに要注意。

消し忘れて外出してしまったり、使用中にうっかり寝てしまったりしがちな方は、自動オフのタイマー機能付きを選んで。

繰り返しになりますが、石油やガスを使用する暖房器具は火災の恐れも。

使用禁止の物件もあるため、契約書を確認しましょう。
使用する場合は、こまめな換気とメンテナンスを忘れないでくださいね。

収納しやすいものを選ぶ

収納が少ない一人暮らしの部屋では、シーズンオフの収納方法も考えておかなくてはなりません。

小さめサイズのファンヒーターなら、クローゼットなどのちょっとした隙間に収納できます。
温風と冷風が出るオールシーズン対応のファンヒーターは、夏場でも出しっ放しOK。

こたつなら、シーズンオフにローテーブルとして使えるものを選びましょう。

スポンサーリンク

一人暮らしで暖房の電気代を節約するポイント

電気代の値上げが家計に与えるダメージは大きい。賢く節約しましょう!|イメージ画像:写真AC

暖房器具の選び方はばっちり。

でもそれ以外の方法で、もっと電気代を節約できないの?という方に向けて、節約ポイントをご紹介します。

暖房の設定温度を下げる

環境省が推奨する冬の室温は「20℃」|筆者撮影

暖房の設定温度を上げると、電力消費量が増えます。
つまり、電気代が上がってしまいます!

最も簡単な節約方法は、「暖房の設定温度を下げること」。

環境省では、冬の室温は「20℃」を推奨しています。
(参考:エアコンの使い方について|環境省

設定温度を何℃にしようか迷ったら、「20℃」に設定するとよいでしょう。

エアコンの自動運転機能を使う

エアコンを使うなら、室温を一定に保つよう調整してくれる「自動運転機能」一択。
消費電力を抑えられます。

また、エアコンは最初の立ち上がりに多くの電力を消費するので、頻繁にオンオフしないようにしましょう。

窓の寒さ対策を行う

窓から冷たい空気が入り込むと、せっかく暖房器具を使ってもあたたかい空気が逃げてしまいます。

なかなかあたたまらないからと設定温度を上げると、その分電気代がかさみます。
効率良く部屋をあたためるため、窓にも寒さ対策を施しましょう。

カーテンを遮熱機能のある厚手のカーテンにしたり、レースカーテンを2重にしたりすると効果的です。
カーテンの丈を長めにするのも良いですね。

窓ガラスにプチプチや断熱シートを貼ったり、隙間テープを使うのもおすすめです。

床の寒さ対策も行う

床も冷気が伝わりやすいので、フローリングだと足の裏から冷えてしまいがち。

ラグやホットカーペットを敷くと、あたたかい空気が冷めにくくなります。

ラグやカーペットの下に断熱シートを敷くと、より少ない電力量であたたかさをキープできますよ。

サーキュレーターや扇風機で部屋の温度を均一にする

エアコンやファンヒーターを使うなら、サーキュレーターや扇風機を同時に使用すると、部屋の温度を均一に保てます。

あたたかい空気は高いところに立ち上る性質があるので、風を送って循環させ、部屋全体を満遍なくあたためれば、エアコンの設定温度をあげずに済みます。

コツは、サーキュレーターの角度を調整して、壁や天井に当たるように配置すること。

ただし、体に直接風があたると寒いので注意してください。

加湿する

湿度が高いと体感温度が上がるため、暖房器具を使うときは加湿も一緒に行いましょう。

加湿器がない場合は、洗濯物を室内干ししたり、濡れタオルを干したりしてもOK。

ただし、湿度が上がりすぎると窓が結露してしまいます。
ベストな湿度は40〜60%なので、適宜調整してください。

加湿器の置き場所、床に直接置いて大丈夫?おすすめレイアウトを解説
空気が乾燥しやすい季節に欠かせない、加湿器。加湿器の効果をアップさせるには、置き場所が大切です。置き場所を誤ると、空気が十分に加湿されなかったり、結露が発生してカビの原因につながったりする場合もあります。今回は、北欧式整理収納プランナーの資格を活かして、一人暮らし女性に役立つ情報を発信している筆者が、加湿器の正しい置き場所について解説します。ポイントを押さえて、乾燥する季節も快適に過ごしましょう。加湿器は、なるべく部屋の中心に置くのがベストです。部屋の中心は比較的暖かく、加湿器から出た水蒸気が空気中に溶け込み、空間全体に広がりやすくなります。とはいえ一人暮らしの狭い部屋では、どうしても中心に置くのが難しいケースもあるでしょう。その場合は、直接風が当たらないエアコンの真下か、サーキュレーターの横に置くのがおすすめです。エアコンやサーキュレーターの風により、加湿した空気が部屋全体にまんべんなく広がります。ポイントは、エアコンの温風が直接当たらない場所に置くことです。より加湿器の効果をアップさせるためには、空気を循環させることも大切です。加湿器を使うときは、エアコンやサーキュレーターの電源も同時に入れてくださいね。加湿器を置くときに避けたい場所は、窓の近く、床の上、空気の出入りが激しい所、家電の近く、紙類の近くなどです。窓の近くは、最も加湿器を置くのを避けたい場所。一般的な窓は外の空気と同じくらい冷えており、加湿器のセンサーが誤った判断をしやすいのが理由です。また、床に結露が発生することもあるので、テーブルや台の上に加湿器を置いて使用するのがおすすめです。ただし大風量のモデルであれば、部屋の空気を循環させるため、床に直接置いても影響は少ないでしょう。加湿器を使うときは、蒸気が直接肌に当たらないように注意しましょう。また、一晩中つけっぱなしにするのもよくありません。タイマー付きの加湿器を使うか、タイマーのない加湿器の場合は、自動的に電源をオフできるアイテムを組み合わせる方法もあります。加湿器を使う場合は、定期的なお手入れも大切です。内側部分は、特に汚れがたまりやすく、ニオイやカビ、水あかの原因につながります。こまめにお手入れして、清潔な状態をキープしましょう。加湿器は、部屋の中心に置くのが理想的です。しかし中心に置けなくても、避けたい場所や注意点を押さえておけば大丈夫です。自分のお部屋にあった置き場所を見つけて、乾燥する季節も快適に過ごしてくださいね。

防寒グッズを使う

モコモコウェア、手編みのネックウォーマー、カイロ、腹巻き、湯たんぽでぬくぬく完全武装|筆者撮影

究極の電気代を使わない方法は、あたたかいウェアやぬくぬくアイテムを身につけること。

筆者が自室で仕事をする時は、丈の長いモコモコロングコートに、お手製のネックウォーマー、腹巻きに貼るカイロ、ルームソックスで完全武装しています。

ルームソックスは、足首のツボを押してつま先まであたためるタイプのものもあります。

さらに、座った時にお腹の辺りに湯たんぽを抱えれば暖房要らずです。
最近は、電子レンジであたためられる湯たんぽもあって便利なんですよ。

一人暮らしなら自分だけあたたかければ良いので、お気に入りのアイテムで調整してみてくださいね。

Q
一人暮らしで、暖房の電気代を節約するには?
A

一人暮らしの部屋で使う暖房器具を選ぶコツは、あたためたい範囲を明確にして、その範囲を効率良くあたためられるアイテムを選ぶことです。

部屋全体を暖めるなら、エアコンやファンヒーター。自分のいる場所だけを暖めるなら、こたつやホットカーペット。

自分だけ暖めるなら、あたたかいウェアやソックス、湯たんぽ、カイロなどのアイテムが便利です。

暖房器具を使う際は、安全性を確かめることや、使用方法を守ることもお忘れなく。

暖房器具によって必要な電力量は異なるので、電気代にかけられる金額を決めてから、その範囲内で選ぶのもいいですね。

暖房の設定温度を下げたり、窓や床に寒さ対策をしたり、防寒グッズを使ったり、ご紹介した節約アイデアも試してみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました