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「買わなきゃよかった…」独身女性がマンション購入して陥る後悔

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人生で一番大きな買物のひとつである住宅購入では、失敗したくないもの。しかし実際に購入した女性の中には、後悔している人がいるのも事実です。

こんにちは。カーサミアライターの芦原です。

「実際にマンションを購入した方が後悔していることは…?」

「マンション選びは何を重視すればいいの…?」

「マンション選びの失敗を防ぐための対策はあるの…?」

そのような疑問を持っている女性のために、マンション購入で失敗しない対策方法ついて分かりやすく解説します。

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独身女性がマンション購入で後悔する理由

マンションは人生で一番大きな買物のひとつ。どんな後悔をする人が多いのでしょう?|イメージ画像:ピクスタ

夢のマイホーム購入は心が弾むものですが、マンション購入に失敗して後悔する女性も少なくありません。実際に、どのような失敗があるのでしょうか?

ここでは、一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会のアンケート結果から実際にマンションを購入した女性の多くが「もっとコレを重視すればよかった」と後悔している内容や、筆者が見聞きしたエピソードをご紹介します。

「間取り」「広さ」が住みにくい

「間取り」「広さ」でよくあるのが、家具を配置すると想像以上に狭くなってしまうという問題。特に、細長い間取りの場合は、家具を配置したら細い通路しかできずに、住みにくいと後悔する人もいます。

また、面積だけではなく「収納」にこだわればよかったと考える人もいるようです。

「方角」「日当たり」が悪い

「日当たり」「方角」に関する後悔もあります。入居後まで日当たりの悪さを意識することがなく、引越し後に大きな変化として感じられることが多いようです。

特に実際の物件を見られない新築の場合には、日当たりや方角を意識せずに買って、実際に入居してから「もっとこだわっておけば…」と感じやすいでしょう。

「周辺環境」が悪い

「周辺環境」に関する後悔もありがちです。マンション購入前には、物件だけでなく周辺環境をよく確認しておきましょう。ネットで見るだけでなく、実際に歩いてみることが大切です。ネットで調べただけで転居すると、幹線道路や大通りに面した立地の場合に車の騒音や大気汚染などに悩まされるかもしれません。

また、治安が良い場所か、買い物がしやすい場所かをよく確認しておきましょう。周辺環境をよくリサーチすることで、転居後の生活が快適になります。

「住宅ローンの返済」が負担

夢のマイホーム購入で心が弾んでしまい、返済計画や年収に見合わない住宅ローンを組む方もいます。住宅ローンの借入上限額MAXで借り入れてしまうと、年収が下がったり、病気で働けなくなったりしたときに住宅ローンの負担が重くなります。

住宅ローンの返済以外にも、毎月、管理費や修繕積立金を支払わなければいけず、毎年1回は固定資産税・都市計画税の支払いもあります。また、将来の内装リフォームや設備などのメンテナンス費も確保しておく必要があります。

これらの知識が足らないと家計破綻する恐れもあります。注意しておきましょう。

「近隣住民トラブル」がある

マンション購入後に、近隣住民トラブルで悩まされることもあります。たとえば近隣に、想定外のクレーマーが住んでいるというケースなどです。物件を選ぶことはできますが、近隣住民を選ぶことはなかなか難しそうです。

少しでもリスクを回避する方法として、中古マンションの場合は、不動産会社に前の居住者の転居理由を聞いておきましょう。共用部の掲示物の内容から、トラブルが起きていないか推察することもできます。

また、大規模タワーマンションでは格差社会が存在するケースもあると聞きます。上階に上がるほど価格が高くなるので、収入格差が現れて微妙な空気を漂わせることがあるようです。

「希望通りに売却できない」恐れがある

上記の問題が解決しない場合や、転職・結婚・地元に戻るなどライフステージの変化に伴って、購入したマンションを売りたいと思うこともあるでしょう。しかし、必ず希望通りに売却できるとは限りません。

マンション販売価格は、周辺の類似条件の物件販売価格と比較されます。そのため、自分の都合で高い販売価格を設定しても(たとえばローン残債を上回る金額で売りたいなど)、類似条件の物件の販売価格が安ければ売れないケースが多々あります。

また、管理費や修繕積立金が高いマンションや、需要が低い立地のマンションは、思うように売却が進まない恐れがあります。

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 独身女性がマンション購入で後悔しないための対策

独身女性がマンション購入で後悔する理由をご紹介してきましたが、失敗を防止するためにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、独身女性がマンション購入で後悔しないための対策をご紹介します。

資産価値の高いマンションを選ぶ

資産価値の高いマンションを選ぶと、ライフステージの変化に対応できます。|イメージ画像:ピクスタ

資産価値の高いマンションとは、交通利便性が高く物件価格の値崩れが起きにくい物件や、周辺環境に類似マンションがない希少性を持つ物件のことをいいます。

独身女性は、転職・結婚・親の介護などのライフステージの変化により、購入したマンションを売りに出し(または賃貸に出し)て、住み替える可能性があります。基本的には住み続けるつもりの人も、変化に対応できるよう、資産価値の高いマンションを選びましょう。 

資産価値の高いマンションを選べば、売却時や賃貸時にも希望通りの条件が通りやすくなります。管理体制やメンテナンスが行き届いていることも資産価値に大きな影響を与えるのでチェックしておきましょうね。

専門家に相談をしてみる

マンション購入には、思わぬ落とし穴があります。初めてマンション購入をする方では気づけない部分で後悔することが多いです。そのため、販売実績を豊富に持つ不動産会社に相談をしてみましょう。

また、不動産会社以外にも、資金面のことはファイナンシャルプランナー、建物のことはホームインスペクターなど、それぞれの専門家に相談することで、さまざまな視点から考えることができます。

無理のない資金計画を立てる

マンション購入では、無理のない資金計画を立てることが大切です。年収や返済負担額によって、借入限度額は変わりますが、各自のライフプランや生活に見合っているか、よく確認しましょう。

「住宅ローンの月々返済額を、賃貸の家賃と同じにすれば大丈夫」というわけでもありません。管理費・修繕積立金・固定資産税なども忘れずに計画にいれておきましょう。

毎月の生活費も各自で大きく異なります。そのため、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談をして、無理のない資金計画を立てましょう。

納得できるまでリサーチする

納得できるまでリサーチをしてみましょう。入居者に関する情報は、管理会社に聞いたり、検索でクチコミサイトを探したりすることで確認できます。

クチコミサイトには、いい情報も悪い情報も出てきますが、転居後の暮らしを見据えて、徹底的にリサーチすることで、悪い部分にも納得して購入できれば、後悔することを避けられます。

昼と夜の時間帯に内覧をする

昼と夜で内見できるよう、不動産会社には具体的に相談してみましょう|イメージ画像:ピクスタ

マンションの近隣トラブルの1つに、騒音問題が挙げられます。昼間に内覧をした時は静かだったにも関わらず、夜になると悩まされるほどの騒音…。このようなトラブルも珍しくありません。ですから、マンション購入で失敗したくない場合は、昼と夜の時間帯に内覧をしましょう。

希望する時間帯での内覧が難しいこともあります。その際は不動産会社に具体的な相談・確認をしてくださいね。

また、内覧と合わせて周辺を実際に歩いてみることで、周辺環境の治安の良さや利便性も確認できます。

独身一人暮らし女性がマンションを買うなら…後悔しない買い方・選び方
この記事はマンションの売り込みでも勧誘でもありません。【宅建士】の資格を持ったカーサミアの編集部員が、中立な立場から、もし独身・一人暮らし女性がマンションを買おうと思ったとき、本当に買えるのか、買って損をしない物件の選び方、購入資金の資金計画の立て方、住宅ローン・諸費用・頭金の違い、等を詳しく説明します。さて、現在どのくらいの家賃を払っている人ならマンションが買えるのか、まず疑問に思いますよね。結論から言うと、東京で月々7万5000円くらいの家賃を払っているなら、総額1800万~2000万円程度の分譲マンションを買える可能性が十分にあります。同じくらいの月々の支払いをするとして、マンションを購入することのメリットについて解説したいと思います。メリットとしては、「自分の家」がある満足感、DIY・リフォームの自由度が高いこと、経済的なメリットがあること、 等が挙げられます。一人暮らし女性が購入して、後悔しないマンションの基準とは、「価値がある物件」。言い換えると「売却時に高く売れる物件」です。ずっと自分が住むのなら自分だけが気に入ればよいのですが、将来的に売却する可能性があるなら、需要の高い=多くの人が欲しいと思う物件を選ぶことが何より大事です。具体的なチェックポイントとしては、駅からの距離・主要駅へのアクセスの良さ・物件そのもの・街の住みやすさ・建っている土地・災害への強さ等が重要になります。カーサミア編集部が作った『物件おすすめ度採点』ツールでは、必要事項を入力するだけで、購入候補のマンションについてのメリット・デメリットがわかり、100点満点で何点か採点できますよ。続いて、具体的な購入候補物件の探し方について解説したいと思います。具体的に購入候補の物件を決めるまでには事前準備・物件の検討・物件の検証という段階を踏みます。特に「事前準備」と「物件の検証」は、不動産会社の話を単に鵜吞みにするのでなく、自分でもよく調べて考えることが大切です。「自分は素人だし、無理のない予算(資金計画)かどうか、判断できる自信がない」という方は、独立系のファイナンシャルプランナーに相談することがおすすめです。また、不動産購入に関するセカンドオピニオン「住まいサーフィン」というサイトも活用できます。欲しいと思うマンションが見つかったら、次は実際に見て確かめる段階です。街の様子、マンションそのもの、お部屋・間取りをチェックしましょう。入居後のリフォームやリノベーションで変えられるものは妥協もありです。また、「建物自体の管理が行き届いていない物件」は絶対に避けたほうがいいです。購入したい気に入った物件が見つかったら、いよいよクライマックスと言ってもいい「購入資金」をどうするかを考える段階です。結論から言えば、正社員じゃなくて、契約社員・派遣社員やフリーランスでも、勤続年数が短くても、健康状態に多少不安があっても、年収が320万円程度以上あり、諸費用分の自己資金100万円~200万円程度を用意できれば、2000万円程度のマンションを購入するための住宅ローンが組める可能性があります。加えて、200万円程度の頭金を用意できれば、さらに住宅ローン審査は有利になります。とはいえ実際は、ローン審査に通らなければならないので、人によってはNGの場合もあります。購入時には頭金とは別に諸費用が必要になります。具体的には、マンション管理費・登記費・ローンの手数料・税金・保険などがあります。諸費用は新築コンパクトマンションの場合、物件価格の約5~7%。中古マンションの場合は約5~10%が目安。仮に2000万円のマンションを購入する場合は、約100万円から200万円の諸費用が、頭金とは別に必要だと考えてください。カーサミア編集部では、一人暮らしの女性が住宅を購入するなら「フラット35」が適していると考えています。金利が一定なので将来までの返済計画を立てやすいです。また、「フラット35」は審査金利(いくらまで融資できるか審査するための利率)が、実際の金利とあまり変わらないので、審査が通りやすいです。正社員だけでなく、契約社員、派遣社員やフリーランスも可、健康状態も指定なしなど、住宅購入を考える人に広く扉を開いている住宅ローンといえます。最後に、購入までの手続きについてご紹介します。まずは購入(買付)申込書を提出。住宅ローンを活用するなら、並行して住宅ローンの事前審査に申し込みます。次に住宅ローンの正式申込(本申込)。並行して物件の契約も行います。住宅ローン手続きの最後は「金銭消費貸借契約」。金消契約から最短1週間~10日後に物件の引き渡しが行われ、晴れて、世界に一つしかないあなたのマンションとなります。

マンション購入では、予期せぬ落とし穴があります。そのため、マンション購入の失敗を防止するためにインターネットでしっかり情報を集めたうえで、実際に自分の目で見て、専門家にもできるだけ協力してもらいましょう。

女性向けのマンション売買実績を豊富に持つ不動産会社やファイナンシャルプランナーなどに相談すれば、後悔する要素を少しずつ減らしていけると思います。ぜひ、マンション購入を検討されている方は相談をしてみてください。

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独身一人暮らし女性がマンションを買うなら…後悔しない買い方・選び方
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