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ずっと賃貸orマンション購入、向いてるタイプとは?【宅建士が解説】

おうち・住まいQ&A~宅建士だらけの編集部が解決
この記事は約5分で読めます。
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質問:賃貸or購入、どんな人に向いていますか?

賃貸・購入の両方にメリットはあると思うのですが、自分のこととなるとはっきりイメージができていない状況です。
それぞれどのような人に向くのでしょうか?

編集部・イイダ
編集部・イイダ

マンション購入はとっても大きなお買物ですから、イメージしづらいですよね。チェックリストをご用意しました!

編集部・イイダ
編集部・イイダ

このコーナーでは、カーサミア編集部が、みなさんの疑問・質問に答えていきます~。

ご質問は随時募集中。こちらから送ってくださいね。

実は、カーサミア編集部は全員が宅建士(おうちに関するプロ)です。

お部屋・住まい・不動産に関する一人暮らし女性の疑問に、宅建士としての立場から回答します。

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回答:賃貸or購入、向いているタイプをご案内します

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

今回は私が回答しますね。

私が宅建士として多くのお客様をご案内してきた経験からの私見も入りますが、賃貸・購入、それぞれに向いているタイプはこのような方だと思います。

チェックリストの形にしましたので、ご自身の価値観や住まいに求めるものを当てはめてみてくださいね。

チェックリスト

step1. 価値観

当てはまるものはいくつありますか?

☑ 将来の選択肢を、可能な限り多く持っていたい
☑ ライフスタイルによって住まいも変えたい
☑ 購入するのはリスクと不安しかない


当てはまるものが〈0~1個〉なら、Step2へ。

当てはまるものが〈2~3個〉なら、賃貸が向いていると思います。

step2. 住まいに関する希望など

当てはまるものはいくつありますか?

☑ 自分の家を持ちたい
☑ 家賃を払うのは勿体ない(資産にしたい)
☑ 少しでも良い物件に住みたい
☑ できればあまり引っ越したくない
☑ 計画的な資金計画を立てたり、実行するのが得意
☑ 購入するのは将来の安心につながる

当てはまるものが 0~3個なら、もう少し考えてみていいでしょう。

当てはまるものが 4つ以上なら、本格的に購入を検討してみてくださいね!

賃貸or購入、費用シミュレーション

購入も検討中の方におすすめなのが、カーサミアで公開している、賃貸と購入の費用をシミュレーションできる「ずっと賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール」です。

金利は時期やローン種別によって異なりますし、管理費・修繕積立金などのランニングコストは物件による違いも大きいです。あくまで概算ですが、費用感の参考にしてくださいね。

たとえば、現在の家賃(+管理費・共益費など)が8万円の場合…

家賃だけで60年間で、5760万円がかかります。

ちなみに、家賃と同等の支払い(ローン返済額5.5万円+管理費・修繕積立金2.5万円=月々8万円)なら、下記の通りおおよそ2000万円前後の物件購入を検討可能です。

あくまで目安ですが、参考にしてみてくださいね。

  • 管理費・修繕積立金の額はイメージです。実際は物件によって異なります。
  • フラット35の金利は契約時期によって変動します。

現在の家賃を入力してシミュレーションする

シミュレーションツールの計算方法について

ずっと賃貸orマンション購入、向いてるタイプとは?【宅建士が解説】
「賃貸・購入の両方にメリットはあると思うのですが、自分のこととなるとはっきりイメージができていない状況です。それぞれどのような人に向くのでしょうか?」という質問に、宅建士が回答します。マンション購入はとっても大きなお買物ですから、イメージしづらいですよね。私が宅建士として多くのお客様をご案内してきた経験からの私見も入りますが、賃貸・購入、それぞれに向いているタイプは以下のような方だと思います。チェックリストの形にしましたので、ご自身の価値観や住まいに求めるものを当てはめてみてくださいね。【step1. 価値観】・将来の選択肢を、可能な限り多く持っていたい・ライフスタイルによって住まいも変えたい・購入するのはリスクと不安しかない 当てはまるものが〈0~1個〉なら、Step2へ。当てはまるものが〈2~3個〉なら、賃貸が向いていると思います。【step2. 住まいに関する希望など】・自分の家を持ちたい・家賃を払うのは勿体ない(資産にしたい)・少しでも良い物件に住みたい・できればあまり引っ越したくない・計画的な資金計画を立てたり、実行するのが得意・購入するのは将来の安心につながる 当てはまるものが 0~3個なら、もう少し考えてみていいでしょう。当てはまるものが 4つ以上なら、本格的に購入を検討してみてくださいね!購入も検討中の方におすすめなのが、カーサミアで公開している、賃貸と購入の費用をシミュレーションできるツール「ずっと賃貸・マンション購入 シミュレーション計算ツール」です。たとえば、現在の家賃(+管理費・共益費など)が8万円の場合…家賃だけで60年間で、5760万円がかかります。ちなみに、家賃と同等の支払い(ローン返済額5.5万円+管理費・修繕積立金2.5万円=月々8万円)なら、下記の通りおおよそ1700~2200万円前後の物件購入を検討可能です。金利は時期やローン種別によって異なりますし、管理費・修繕積立金などのランニングコストは物件による違いも大きいです。あくまで概算ですが、費用感の参考にしてくださいね。また、一般的に新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)を購入時には、頭金とは別に諸費用として5~7%程度用意しておくことが推奨されています。本格的にマンション購入を検討するときは、まず、諸費用や頭金にする資金をどうするか考えてみましょう。

賃貸と購入は、どちらもそれなりにお金がかかるものです。ただ、どちらの場合も、生涯費用としては大きな差はないと思います。

しかし、ひとつ大きな違いがあります。それは「購入した方が計画的にできる」ということです。

  • 購入=意図的な資金計画を立てられる(定年までに返済完了も可能)
  • 賃貸=都度お金がかかる(家賃は前払いできない)

とはいえ、「計画的であることで幸せになれるか」は人それぞれです。

また、一般的に新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)を購入時には、諸費用として5~7%程度用意しておくことが推奨されています。これは頭金とは別途で必要になるものです。

つまり、2000万円のコンパクトマンションを購入する場合は、頭金+100万円~140万円程度の諸費用があるとよいですね。

本格的にマンション購入を検討するときは、まず、諸費用や頭金にする資金をどうするか考えてみましょう。

  • 手持ちの資金でまかなう
  • これから貯金する
  • 親族から援助(贈与)してもらう
  • 親族から借りる
  • 住宅ローンとは別に、金融機関から借りる

など、さまざまな方法がありますよ。

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

賃貸と購入は、「どちらが正解」ということは決してありません。

ご自身の性格や価値観をしっかり見つめた上で、あなたが幸せになれるほうを選んでくださいね。

最後に、購入検討時に参考にしていただきたい記事をご紹介します。

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独身一人暮らし女性がマンションを買うなら…後悔しない買い方・選び方
この記事はマンションの売り込みでも勧誘でもありません。【宅建士】の資格を持ったカーサミアの編集部員が、中立な立場から、もし独身・一人暮らし女性がマンションを買おうと思ったとき、本当に買えるのか、買って損をしない物件の選び方、購入資金の資金計画の立て方、住宅ローン・諸費用・頭金の違い、等を詳しく説明します。さて、現在どのくらいの家賃を払っている人ならマンションが買えるのか、まず疑問に思いますよね。結論から言うと、東京で月々7万5000円くらいの家賃を払っているなら、総額1800万~2000万円程度の分譲マンションを買える可能性が十分にあります。同じくらいの月々の支払いをするとして、マンションを購入することのメリットについて解説したいと思います。メリットとしては、「自分の家」がある満足感、DIY・リフォームの自由度が高いこと、経済的なメリットがあること、 等が挙げられます。一人暮らし女性が購入して、後悔しないマンションの基準とは、「価値がある物件」。言い換えると「売却時に高く売れる物件」です。ずっと自分が住むのなら自分だけが気に入ればよいのですが、将来的に売却する可能性があるなら、需要の高い=多くの人が欲しいと思う物件を選ぶことが何より大事です。具体的なチェックポイントとしては、駅からの距離・主要駅へのアクセスの良さ・物件そのもの・街の住みやすさ・建っている土地・災害への強さ等が重要になります。カーサミア編集部が作った『物件おすすめ度採点』ツールでは、必要事項を入力するだけで、購入候補のマンションについてのメリット・デメリットがわかり、100点満点で何点か採点できますよ。続いて、具体的な購入候補物件の探し方について解説したいと思います。具体的に購入候補の物件を決めるまでには事前準備・物件の検討・物件の検証という段階を踏みます。特に「事前準備」と「物件の検証」は、不動産会社の話を単に鵜吞みにするのでなく、自分でもよく調べて考えることが大切です。「自分は素人だし、無理のない予算(資金計画)かどうか、判断できる自信がない」という方は、独立系のファイナンシャルプランナーに相談することがおすすめです。また、不動産購入に関するセカンドオピニオン「住まいサーフィン」というサイトも活用できます。欲しいと思うマンションが見つかったら、次は実際に見て確かめる段階です。街の様子、マンションそのもの、お部屋・間取りをチェックしましょう。入居後のリフォームやリノベーションで変えられるものは妥協もありです。また、「建物自体の管理が行き届いていない物件」は絶対に避けたほうがいいです。購入したい気に入った物件が見つかったら、いよいよクライマックスと言ってもいい「購入資金」をどうするかを考える段階です。結論から言えば、正社員じゃなくて、契約社員・派遣社員やフリーランスでも、勤続年数が短くても、健康状態に多少不安があっても、年収が320万円程度以上あり、諸費用分の自己資金100万円~200万円程度を用意できれば、2000万円程度のマンションを購入するための住宅ローンが組める可能性があります。加えて、200万円程度の頭金を用意できれば、さらに住宅ローン審査は有利になります。とはいえ実際は、ローン審査に通らなければならないので、人によってはNGの場合もあります。購入時には頭金とは別