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独身一人暮らし女性がマンションを買うなら…後悔しない買い方・選び方

街・おうち
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いま、一人暮らしの家賃をいくら払っていますか?

住まいはないと困るし、気に入っている部屋なら仕方ないけれど、

払ったきり戻ってこない毎月の家賃、もったいないな…

と思ったこと、だれでも一度はあると思います。

でももし、毎月同じくらいの支払いで自分のマンションを買ったとしたら、それは自分の所有物になりますね。

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

考え方は人それぞれですが、同じくらいの金額を払うなら、購入するという選択も、検討だけはしてみてもいいのではないでしょうか。

この記事はマンションの売り込みでも勧誘でもありません。

宅建士の資格を持ったカーサミアの編集部員が、もしあなたがマンションを買おうと思ったら、本当に買えるのか、買って損をしないのか、購入資金はどうすればいいのか、どんなことに気をつければいいのかといったことをアドバイスしていきます。

いっしょに考えながら、自分のマンションを持つことを想像しつつ、読んでみるだけでもおもしろいかもしれませんよ。

宅建士とは…
「宅地建物取引士」の略称。マンションなど不動産の公正な取引を行うため、宅地建物取引業法により定められた国家資格です。不動産取引における重要事項の説明や、重要事項説明書への記名・押印、契約書への記名・押印ができるのは宅建士だけ。いわば国が認めた不動産取引のプロということになります。

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家賃をいくら払っている一人暮らし(独身)女性なら、マンションが買えるの?

さて、現在どのくらいの家賃を払っている人ならマンションが買えるのか、まず疑問に思いますよね。

結論から言うと、東京で月々7万5000円くらいの家賃を払っているなら、総額1800万~2000万円程度の分譲マンションを買える可能性が十分にあります。

いま賃貸マンションに月々7万5000円払っているとしたら、10年で900万円、20年払うと1800万円!にもなります。

これは住居費(家賃+管理費・共益費など)だけにかかる費用です。賃貸の更新料や火災保険料、引っ越し費用は見込んでいません。

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

こうやって上記のようにあらためて計算してみると……もったいない、ですよね。

2000万円くらいだと東京のどこにどんな間取りのマンションが買えるのかというと――――――――。

実際は個別の物件によって価格は変わりますが、大まかな平均的な相場として、ワンルームから1DKで

  • 東京都大田区や墨田区だと約2000万円
  • 中野区と武蔵野市が約1900万円
  • 杉並区は約1800万円
  • 練馬区は約1400万円

といったところが目安となります。(2022年12月現在)

※参考サイト:東京都の中古マンションの価格相場
上記以外の地域についても、こちらのサイトで確認できます。

意外と都心への通勤圏内で、手が届きそうな分譲マンションがあるんです。

マンションを買うのは、賃貸と比べてどういうメリットがある?

次に、同じくらいの月々の支払いをするとして、マンションを購入することのメリットはあるのか、あるとしたらどんなことがメリットと考えられるかについて解説したいと思います。

メリット1 「自分の家」がある満足感

最初のメリットは、持ち家(マンション)があるということ。

価値観は人それぞれですが、借りものじゃない自分の家」だという所有欲を満たしてくれるということが大きいと思います。

賃貸だと「毎月の家賃、捨てているみたいでもったいない」となりがちですが、同じくらいの月額なのに購入するとそのマンションの部屋は自分の所有。

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

「よし、じゃあがんばって払っていこう」というやる気も出てくるのではないでしょうか。

こういう気持ちの違いって実は大きいと思います。

メリット2 DIY・リフォームの自由度が高い

自分の所有物(家)なので、好みの壁紙で模様替えしたり、キッチンやお風呂を入れ替えたり、DIYやリフォームができて気兼ねなく住めます。

賃貸だとなかなかこうはいきません。入居時の状態に戻す「原状回復」を求められることが多いです。

リフォーム時の注意点

自分で購入したマンションは、基本的にリフォームできますが、管理規約によって、DIYやリフォームできる範囲や、使用する材質に定めがあります。

おおまかに言うと、共用部(ドアや窓、コンクリートの構造壁など)に手を加えることはできません。

また、フローリングは一定以上の遮音性能があるものを使わなくてはいけない、壁紙は一定の防火性能があるものを使わなくてはいけないなど、使用する部材に制限のある場合もあります。

メリット3 経済的なメリット