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「理想のお部屋」を追い求めて大失敗。それでも今、満足している理由【一人暮らしエッセイvol.14】

一人暮らしエッセイ
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とことん理想を追い求めて大失敗!私の初めての「一人暮らしのお部屋」探し

私が初めて一人暮らしをしたのは20代後半であり、転勤がきっかけでした。

それまでは実家暮らしやルームシェアをしていたので、自分だけの城を持てることに、とてもわくわくしていました。

「リビングと寝室は分けたいから1LDK以上が良い」
「カウンターキッチンで料理したい」
「独立洗面台は絶対に必要だ」
…夢と希望でいっぱいでした。

転勤に伴う転居のため、物件選びに時間をあまりかけられません。

そのため、通勤電車内や就寝前などのスキマ時間を使って賃貸サイト内をくまなく探し、良いと思った物件はすぐに問い合わせました。そして、週末は朝から晩まで不動産屋をまわり、内見しました。

しかし、何件見ても住みたいと思える物件に出会うことができず、週明けは疲れを引きずったまま仕事をしていました。

良いと思った物件でも、少し気になる点があると、「この気になる点をカバーしている物件が後から出るかもしれない…」と思い契約に踏み切れないのです。

そのうち、なかなか決まらない苛立ちと疲れから、わくわくした気持ちも消えていきました。決断の期限も迫り、最終的にミニキッチンと2点ユニットバスがある、1Kのお部屋に決めました。
私が一人暮らしのお部屋に抱いていた理想とは全くかけ離れたものでした。

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この物件に決めた理由は、自分が最優先させたい条件の上から4つをカバーしていたからでした。
立地、耐震性、セキュリティ、予算。
この4つの条件さえクリアしていれば、それでOKとしました。

物事を決めるときに焦るのはよくないと言われますが、私は期限が迫ったことでかえって冷静になり、現実的な一人暮らしに向き合うことができました。

理想を追い求めてあれもこれもと欲張り、身の丈に合わない物件も候補に入れて決めかねていましたが、自分にとって必要な条件は何かを改めて考えて決めることができました。

実際に住んでみると、この4つの条件で決めて良かったなと思うことばかりでした。理想の設備がなくても、自分の工夫次第で十分楽しく暮らせます。

私は一人暮らしに対して夢を見すぎたために、現実的ではない物件探しをして時間と労力を無駄にしました。テレビのドラマや漫画のキラキラしたおしゃれな一人暮らしの生活を、自分にも当てはめようとしたことが失敗でした。

物件探しをする際には、どうしても譲れないというこだわりだけを最初に決めてそれを軸にし、その他の希望は叶えばラッキーだというくらいに思っておくと、楽しく探せるのではないかと思います。件数を絞ると1件1件ゆっくり検討できますし、比較もしやすくなります。

また、しばらく住むつもりであっても、賃貸物件は一生その部屋に住まなければいけないわけではありません。

もし、住んでみて気になる点やもっといい物件が見つかったら、その時にどうするか考えればいいや、くらいの気持ちでいるのが良いと思います。

あれから7年。私は、今も同じ物件に住んでいます。次に引っ越しするときには、前回の教訓を生かして、楽しくお部屋探しをしたいと思います。

(エッセイ投稿者:nako)

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