賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方とは? >

「南向き7階のお部屋なのに、暗いなんて…!」20代女子の反省と対策【一人暮らしエッセイvol.87】

一人暮らしエッセイ
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、現在、一人暮らしに関するエッセイを募集しています。詳細は記事末尾をご覧ください。

スポンサーリンク

日当たりは、眺めの良さと”セットで”追及するべし

私が今のお部屋選びで、妥協しなかったことは「ベランダからの眺めがよいこと」です。

なぜなら、これが「日当たりの良さ」に直結するから。
単に「南向き」なだけでは、「どの物件でも日当たりが抜群!」とはいえないことがあります。
私はこれまで住んだ2つの物件から、この学びに行き着きました。

これから部屋選びをする方の、参考になると嬉しいです。

まずは一件目に住んだ家。
私はひなたぼっこが好きだったので、初めから、「南向きの部屋」であることを条件にお部屋探しをしていました。休日は、洗濯物ほして、コーヒー飲みながら日向ぼっこする生活がしたいな~。と想像を膨らませるほど、日当たりの良さは私の必須条件です。

そして選んだ一件目は、「正解」の物件。このお部屋は南向きで日当たりがとてもよく、お隣マンションから距離もあったため視界が開けていて、部屋からの眺めは最高な物件でした。

もちろん、思い描いた日向ぼっこもばっちりできます。
朝日が入って目覚め、晴れの日はたっぷり日光が入り、夕暮れ時には空の移り変わりをぼーっと眺めているだけでも楽しかったです。

遠くの景色も見えるため、ふとしたときに桜景色が目に入ったり、雪が積もったりしているのが見え、四季を感じることもできました。

また、ベランダからの視界が開けていると外の様子がすぐわかるため、誰かがマンション内に入ってきても、駐車場に停まっている車から、だいたい誰が入ってきたのかすぐにわかり安心です。帰ってひとりになっても、開放的な気分でくつろぐことのできるお部屋でした。

その後の二件目の引っ越し。この二件目も「南向き」を重視してお部屋選びをしました。
選んだお部屋は、南東向きの15階だてマンションの7階。
しかし!南東向だったものの、ベランダの目の前は私のマンションよりもさらに大きなマンションがありました。

スポンサーリンク

別マンションの陰となってしまい日当たりは最悪で、日光は、日に数時間さす程度。
日向ぼっこができないだけでなく、一日の空の移り変わりも、外の景色も24時間365日変わらず、退屈してしまう部屋でした。

「南向きならそれでいい」と、方角だけ気にしていましたが、私に必要だったのは「日光がたっぷり入って、見晴らしがいいこと」。自分が大切にしているころの本質を取り違えていたな、とここでやっと気がつきました。

次すむ場所こそは、「南向き」かつ「眺めが良いこと」を重視して住むと決心!!

そして、三件目(今の物件)探しの際は、今までの経験を活かして「南向きかつ、ベランダからの眺めがよいこと」を条件としました。

内見時は「とにかく実地に行って、目の前の建物との距離をしっかり確認する!!」をモットーに、物件をまわりました。

意外にあるんです、確かに「南向き」ではあるけど隣接建物との距離がゼロ距離の物件…。
「早く決めないと、良さげな物件取られちゃう!」という焦りもあり、現地に行かずに契約したくなりますが、ここはぐっと我慢し、現地に行って、周囲の建物などの環境を確認することがとても大切だと実感しました。

そんなこんなで選んだ今の物件は、ベランダ前が駐車場で、南向き。
ベランダ前が駐車場だと、隣接物件からの距離を必然的に保つことができるため、日当たりと眺めもしっかり確保できます。
(さらにプラスすると、駐車場に面していると、人の目が行くことが多いので防犯対策にもなる気がします。)

こんな経験を通して、私のお部屋選びで妥協しないと決めていることは「ベランダからの眺めがよいこと」に落ち着きました。

日当たり重視の方は「南向き」にプラスして、せひ「眺め」にもこだわって物件を選んでいただきたいです。

(エッセイ投稿者:しゃけ/女性/20代)

カーサミア宅建士からのワンポイントアドバイス

編集長・ヨシムラ
編集長・ヨシムラ

そうなんです、南向きでも暗いお部屋って意外と多いんです…!
ご自分で気付かれて、内見を大切にしてお部屋選びをされているとのこと、素晴らしいと思います。

ただ、今のお住まいは、ベランダ前が駐車場とのこと。将来的には建物ができる可能性もありますので、注意が必要です。(例外的に、比較的大規模なマンションでの敷地内駐車場であれば、大丈夫ですが…)

もし駐車場で建設工事が始まったときには、心の準備をしておいてください。

また、駐車場のほかにも、空地・田畑などは、将来的に建物が立つ可能性がある場所です。

一方で、ベランダ前が大通り・線路・川・学校・公園などであれば、将来的にも変化する可能性は低いでしょう。
とはいえ、窓のすぐ外が大通りや線路だと「音が気になる」、川や公園・学校であれば「夜に人通りが少ない」など、別の面が気になることもあります。

こうした可能性も、投稿者のしゃけ様のように実際に内見を行うことで「自分にとって許容範囲かどうか」を判断することができます。

これからお部屋選びをされる方は、焦って内見ナシで決めることなく、「しっかり内見してお部屋を選ぶ」ことを大切にしていただきたいと思います…!

宅建士「南向きなだけじゃダメ」明るく陽当たりのいい部屋 5つの条件
明るく陽当たりのいいお部屋、いいですよね!基本的には南向きが一番明るいですが、「南向きだけど、暗くて陽当たりの悪いお部屋」も存在します。内見する前でもある程度は調べて見極めることができますよ。今回はカーサミア編集部の宅建士が、「明るく陽当たりのいいお部屋」を選ぶコツをお伝えします。明るく陽当たりのいいお部屋、5つの条件は以下の通りです。【・窓のある方位・立地条件・窓のサイズ・バルコニー、ベランダの奥行き・バルコニー、ベランダの手すりの材質】それぞれ、詳しくご説明しますね。(1)窓のある方位:基本的には、南向きが一番明るいです。明るい方位は、南>東>西>北 の順になります。(2)立地条件:この場合は、窓の前に建物がないか、周囲に高い建物はないか…などです。周辺の建物の様子は、現地を見に行く前でもGoogleマップである程度は調べられますよ。特に南側に高い建物がある場合、陽射しを遮られ、影になってしまいます。(3)窓のサイズ:横幅と縦幅どちらも明るさに直結します。ざっくり言えば、窓が大きければ大きいほど明るいです。(4)バルコニー・ベランダの奥行き:奥行きのある「ワイドバルコニー」は、バルコニー・ベランダが広い、洗濯物が濡れない等のメリットがあります。しかし一方で、陽当たり・明るさの面ではデメリットになります。上の階のバルコニー・ベランダが庇となってしまい、直射日光が部屋の奥まで入ってこなくなるからです。(5)バルコニー・ベランダの手すりの材質:手すりがガラスや格子など、光を通すものであれば、さらに明るくなります。一方、コンクリートは陽射しを遮ってしまうので、その分暗くなりがちです。【内見時の注意点は?】季節によって、太陽の高さは異なります。ですので、内見時には季節による変化も加味して判断しましょう。夏(6月)は太陽の位置が高く、冬(12月)は低くなりますよね。つまり、「6月に内見したときには陽当たりがよかったけれど、冬は周囲のそんなに高くない建物に遮られて、影になってしまう…」「12月に内見したときは明るかったけれど、夏になると上階のベランダが庇になって暗い…」といったことが起こり得ます。こういった季節による変化を完璧に予測することは難しいですが、意識して想像しておくと、より明るくて陽当たりのいいお部屋を選べると思いますよ!

カーサミアでは、一人暮らしエッセイを募集中です。
現在募集中のテーマは「一人暮らしの《こだわり》インテリア」。
投稿掲載者にはAmazonギフト券600円を進呈。
ご応募お待ちしております!

タイトルとURLをコピーしました