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設備がボロく、狭くて暗い。不満だらけの部屋で唯一満足している点は…【一人暮らしエッセイvol.21】

一人暮らしエッセイ
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仮の宿のつもりで、いまの部屋に引っ越したけれど

いまの部屋を決めたとき、随分と焦った部屋探しでした。

卒業まであと2ヶ月、本当は会社の寮に入る予定で学生時代に住んでいたアパートを解約したのに、土壇場でその会社が入る前からかなりのブラック企業だと気付き、内定辞退。入寮が取りやめになったのでした。

部屋探しを始めたのは2月中旬、引っ越しピーク時で、もう物件を選んでいる余裕はありませんでした。
そんな中で選んだ部屋は、上京してから3軒目で、今まで住んだ中で一番狭いです。上京して最初のアパートはロフト付きでしたし、2軒目もキッチンがファミリー用でした。

今の部屋はキッチンも自炊させる気がないくらい狭いです。冷蔵庫を置くスペースすらありません。
今までは風呂トイレ別だったのに、ユニットバスです。
部屋自体も、前よりずっと狭いです。

それから、部屋が暗いです。建物と建物の間の部屋で、日中もあんまり太陽の光が入りません。毎日、昼間も電気つけないといけません。
働いてるし家にいるのは少ないから…と妥協したのですが、完全在宅ワークになってしまい、平日5日、ずっとこの部屋で過ごしている今は失敗だったと思います。

そして何より不満なのが、設備のこと。
住み始めたころは、エアコンがレトロを通り越したような古めかしい物でした。リモコンとエアコンとが繋がっているビンテージものです。
このエアコンは、住んで最初の夏に壊れました。

高齢の大家さんに「そんな頻繁にエアコンつけるなんて、贅沢な暮らしをしてきたのね」などと時代錯誤の嫌味も言われましたが、どう考えてもこの時代エアコンがないと命の危険がありますし、私はそもそも雪国育ちで関東の夏に耐えられません。管理人さんにお願いしてエアコンを変えてもらいました。

給湯器も最初から、たまにお湯が出なかったりするほどのオンボロでした。そのうち水しか出なくなって、最新のものに変えてもらいました。冬に給湯器が壊れたのが幸いしたのか、大家さんにはなんにも言われなかったのが不幸中の幸いでした。

エアコンや給湯器など備え付けの家電に、本当に不備ないかは、入居前にどうにかわからないものなのでしょうか。
そういえば以前のアパートも、内見のときはエアコンのリモコンがあったのに入居時になくなっていたこともありました。そういうことが起こり得るのが、怖いと思います。

一人暮らしで働きながら、大家さんに連絡をとって、工事の日付調整して…というのはとても大変でしたから、もうなにごとも起こってほしくありません。

でも、まだ私はその部屋で暮らしています。
すぐ引っ越すつもりだったのに更新もしてしまいました。

部屋の良くないところは沢山出てくるのになぜ住み続けているのかといえば、家賃が安い割に、エントランスがオートロックだから。

私は上京してから、3軒の違う部屋に住みました。3軒とも近場の、具体的には徒歩30分くらいの距離での引っ越しでした。いずれも、家賃相場としては決して安くはないエリアです。
地域の治安もほぼ変わっていません。
だからこそ、オートロックは偉大だと感じています。

よく「防犯には2階以上じゃないと」と言われますが、2階だろうとなんだろうと、勧誘やら夜中の訪問者やらなんやらと、インターフォンが鳴る時は鳴るのです。

オートロックでも危ない時は危ないし、絶対に安全ってわけではないのでしょうけれど、誰でも簡単に部屋のドアの前に来れないというのは、わりと重要なのだと実感しています。
一人暮らしをしていて、1番いまが安心して楽しく家で暮らしているかもしれません。

オートロックと、録画機能のあるモニタ付きインターフォンと、安めの家賃。それがこの家の良いところ。
だから多少の不便は目を瞑らないと…とも思いますが、だからと言って住むには困ることが多すぎます。

決めた時は急いでいましたし、ここを逃すと希望に沿える物件がないですと言われて即決したのですが、せめて住むときに備え付けの家電はちゃんと動いて欲しかったです。

秋になったら次の家を探そうと思っています。

次に引っ越す時は、仕事スペースと生活スペースを区切れる間取りがいいな。
出来ればキッチンは作業スペースが少しでもあるといいな。
キッチンに冷蔵庫が置けるといいな。
入居時からエアコンが不備なく動くといいな。
そして、やっぱりオートロックは必須条件。
そこにトイレとバス別にしたら予算オーバーしてしまうかな。

でも、一人暮らしでずっと家で働いているのです。やっぱり1番好きな場所でいたいから、今度は急がないで探したいと思います。

(エッセイ投稿者:のにか/女性・20代/Twitter:no_tomaru

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