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初めての一人暮らし。自由に楽しく生活するつもりだった、けど【一人暮らしエッセイvol.4】

一人暮らしエッセイ
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私の一人暮らし、こんなはずではなかったと思うこと

初めての一人暮らし、親元から離れてのびのびと楽しく生活ができると思っていました。

一人暮らしを始めたのは、親元から離れて自由に過ごしたかったから。

実家にいると、親から「いつ帰ってくるのか、ご飯はどうするのか」とすぐに連絡が入るのです。「もっと好きなように生きたい」と思っていました。

一人暮らしをしたら自由になれる、いつでも友達と遊べる、自立もできる。――そんなふうに昔から一人暮らしに憧れていた私は、簡単に実家に帰れないよう、少し遠いところに家を借りる念の入れようで、一人暮らしを始めました。

けれども、実際の一人暮らしは、思い描いていたほど甘くはありませんでした。

一人暮らしは忙しい日々です。

仕事が終わって家に着いたら、玄関をあけ、すぐに米を洗って炊飯器のスイッチを押します。疲れた体にムチを打って、なんとかご飯を作ります。そしてご飯を食べたら、もう夜の9時過ぎ。その後、洗濯ものをたたんで、お風呂のスイッチを押して、お風呂を出たころには夜10時を過ぎています。

平日はこんな生活を繰り返し、誰かと会う余裕もありません。

でもこんなふうに、人としての生活が出来ているときはまだマシです。

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忙しいときは、家に帰ってきたら、作り置きしていたご飯を食べて、洗面所に向かい顔を洗い、一休みをしようと思って布団の上でゴロゴロしたら、気がついたら朝。

まぶしい光で気がついて目を覚まし、「今何時!?」と飛び起きて、時計を確認。かなり焦ります。何もせずに寝てしまってるので、朝にお風呂に入ったり、本当にバタバタのまま会社に行くことも。

私はいま、夢見ていた生活とは反対の生活をしています。「こんなはずじゃなかった」と思うことも多々あります。

たまたま時間が仕事が早く終わったとき、友達を誘っても「ごめん、忙しいから」と断られることが多いです。同じ社会人の友達も、同じように忙しい。当たり前といえば当たり前のことですが、計算外でした。

友人とは土日出勤で予定が合わないこともあり、実際に会えるのは3ヶ月に1度くらいです。

仕事が早く終わっても、結局一人。そんなときは、会社帰りにスーパーによって自分の好物のご飯を作ります。自分のためだけに豪華なご飯を作るのは、幸せな時間です。だけど、やっぱり友達と食べたり飲んだりしたかった。

そのあとは部屋のバルコニーに出て、一人で月を見ながら晩酌をします。きれいな月を見ていると、心が浄化されるような、そんな気がして、特に満月になったら、月を見ながらお酒を飲んで、一人時間を楽しみます。

一人暮らしに憧れていたけど、実際にやってみたら、実家暮らしのときよりも孤独に感じてしまうことが増えました。「私は何のために生きているんだろう?」と虚しくなって気持ちが沈んでしまいます。

一人暮らしは自立ができたり、自由な生活ができる面もあるけど、「こんなはずじゃなかった」「思っていた生活と違う」と思うことも多いです

バルコニーで月を見上げながら涙ぐんでしまうことも、何度もありました。孤独は心をこんなに寂しくさせてしまうのだと、初めて気がつきました。同時に、家族がいる実家暮らしのありがたさを感じるようになりました。

簡単には実家に帰れない距離に家を借りたけれど、現実は友達とすらまともに会えない。

だから、もし次に家を借りるなら、実家に帰りやすいところで探したいと思います。たまには、実家に帰って、ご飯を食べたり、会話したりしたいです。

自由は憧れるけど、それ以上に孤独は辛い。それが実際に一人暮らしをしてみた私の感想です。

(エッセイ投稿者:さとみ)

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