手取り20万円・家賃6万円で一人暮らしできる?

手取り20万円・家賃6万円で一人暮らしできる?

東京都内であこがれの一人暮らしをはじめたい。でも、手取りと家賃のバランスはいくらが適当なのかわからない、とお悩みの人も多いのではないでしょうか。

こんにちは、カーサミアライターの畑です。この記事では、手取り20万円の人が家賃6万円のお部屋で暮らしたときの生活費をシミュレーションしています。

食費や水光熱費だけでなく、交際費や趣味・娯楽費も計算しています。3つのライフスタイルにわけて解説するので、自分の状況にあわせながらイメージしてみてください。

手取り20万円とは?

そもそも「手取り」とはどういう意味なのでしょうか。
お給料には「額面」「控除」「手取り」という金額があります。

「額面」とは会社から支給される給与の総額です。「額面給与」「額面金額」などとも呼ばれます。給与明細には「総支給額」として記載されていることが多いですね。

ご存じの通り、お給料は額面がそのまま振り込まれるわけではありません。これを「控除」と呼びます。

控除とは、あらかじめ一定の金額を差し引くことで、すべての国民が公平に税金を負担すべきだという考えに基づいて生まれた仕組みです。
たとえば、結婚して家族ができたときに適用される扶養控除は、既婚者は家族を養うのに生活費が必要なので、支払うべき税の負担を軽くするというものです。

つまり、控除が適用されると、そのぶん収める税金が少なくなるというわけですね。ちなみに、控除の金額は、年齢や扶養人数、その年の税率によっても変わります。

額面から控除を差し引いたものが「手取り」です。手取りは給与明細に「差引支給額」などと記載されます。

額面 - 控除 = 手取り

大まかですが、このような計算になると覚えておくとよいでしょう。
ここからは、具体的な内訳を解説します。

月給額面(給与)とボーナス(賞与)のシミュレーション


給与明細の例|給与では赤枠真ん中の控除部分をシミュレーションします

20代~30代 、独身の女性。会社員として都内に勤務している人の例です。
健康保険は協会けんぽに加入中として計算しています。

【月収シミュレーション】
◆ 月給額面:255,000円

控除項目控除金額
厚生年金23,790円
健康保険12,831円
雇用保険765円
所得税5,410円
住民税9,861円
控除合計52,657円
手取り(差引支給額)202,343円

また、交通費 がある人は「手取り」にプラスして支払われます。
交通費は「通勤手当」と呼ばれることもあります。交通費は非課税なので税金などはかかりません。

もし交通費が10,000円だった場合、202,343円 + 10,000円 = 212,343円となります。給料日になったら、212,343円が自分の銀行口座に振り込まれていることになりますね。

なお、今回の解説でいう「手取り20万円で一人暮らし」は、交通費は含まない計算です。交通費は毎月の定期代で使ってしまいます。
生活するためのお金は、202,343円であると覚えておきましょう。

続いてボーナスについて解説します。
ボーナスは給与明細で「賞与」として記載され、毎月の給料と同じように控除が発生します。

【ボーナス(賞与)シミュレーション】
額面賞与:400,000円

控除項控除金額
健康保険19,740円
厚生年金36,600円
雇用保険1,200円
控除合計57,540円
手取り(差引支給額)342,460円

ボーナスが年に2回支払われるのであれば、342,460円が2回振り込まれるということになります。

最後に年収の計算です。
一般的に「年収」は年金や税金を控除する前の総支給額で計算します。

月給は額面255,000円 、ボーナスは1回につき額面400,000円支給とします。
ボーナスの有りと無しのそれぞれで見てみましょう。

【年収シミュレーション】
<ボーナス有り>

項目計算式金額
額面給与分255,000円 × 年12回3,060,000円
額面賞与分400,000円 × 年2回支給800,000円
年収額給与 3,060,000円 + 賞与 800,000円3,860,000円

<ボーナス無し>

項目計算式金額
額面給与分255,000円 × 年12回3,060,000円
額面賞与分支給無し0円
年収額給与 3,060,000円 + 賞与 0円 3,060,000円

もし、住宅ローンを組みたいときやクレジットカードを作りたいときに「年収は?」と聞かれたら、ボーナス有りの人は386万円、ボーナス無しの人は306万円と伝えましょう。

なお、ボーナスは支給の有無や支給額に変動があるものなので、生活資金の充てにはしないほうがいいですね。

普段の生活は月々のお給料でやりくりして、ボーナスは貯金や投資に回すようにするのが賢明です。

参考:イージー給料計算|給与計算の仕方

一般的な家賃と食費の金額とは

イメージ画像:pixabay

一人暮らしの一般的な家賃は?

全国賃貸管理ビジネス協会の全国家賃動向調査によると、各都道府県の1部屋(1K・1DK・1LDK) の家賃は以下の通りです。

【1部屋の家賃】

都道府県 金額
東京都69,162円
神奈川県57,906円
埼玉県53,088円
千葉県51,245円

参考: 全国賃貸管理ビジネス協会/2020年5月の全国家賃動向調査

東京都だけ6万円台、しかもほぼ7万円です。
今回のシミュレーションは一般的な家賃より低いので、生活もしやすそうな気がします。

ここから具体的に検証していきます。

手取りから家賃を算出してみましょう

一般的に家賃は手取りの3分の1と言われています。これにあわせると手取りが20万円の場合、家賃の目安は6.7万円となります。

今回のシミュレーションでは家賃を6万円に設定します。7000円も浮かせることができましたが、これで余裕のある生活は送れるのでしょうか。

女性の一人暮らしであるからには、食費や洋服代、美容院代などはもちろん、物件もセキュリティ対策があるところを選びたいですよね。ほかにも人によっては駅チカやバス・トイレ別、ペット可などさまざまな希望条件があると思います。

一人暮らしを始めるときは、単純に手取りから家賃を引いた額だけで考えるのではなく、生活費も細かく内訳を出して計算することが大切です。

一人暮らしの食費の平均額

家賃と同じく毎月かかるお金といえば「食費」です。
総務省が発表した「平成30年(2018年)家計調査報告(家計収支編)総務省」を見てみましょう。

食費の平均(円)外食費(円)外食費の割合(%)
全体44,60616,91437.9%
男性51,75921,90142.3%
女性34,3439,78028.4%

参考:総務省 「平成30年(2018年)家計調査報告(家計収支編)」
※単身世帯のうち世帯主が勤労者である場合

これによると、全体の食費の平均における「外食」の割合は37.9%を占めていることがわかります。
女性にしぼって見てみると28.4%です。一人暮らしの女性は、平均で毎月の食費の約3割を外食に使っているということになります。

食費の全体から外食費を引くと、34,343円 – 9,780円 = 24,563円。
この約2.5万円にはコンビニ弁当・お惣菜などの「中食」も含まれているでしょうから、コンビニも使わずになるべく自炊中心で生活するなら2万円くらいでしょうか。

この仮定をもとに生活費をシミュレーションしてみることにしましょう。

状況別に見た生活費の内訳

イメージ画像:写真AC

毎月の生活費をどのように使うのかは人それぞれです。ここでは3つの生活パターンにわけて解説していきます。

外食・コンビニ食を普通に利用する人

ここでは“外食・コンビニ食を普通に利用する人”の生活費の内訳を見ていきます。平均的な食費、3.5万円の計算です。

項目金額(円)
家賃60,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費35,000
服・美容・生活用品17,000
交際費16,000
趣味・娯楽17,000
保険10,000
貯金25,000
合計200,000

食費に毎月3.5万円を使うとしたら、このような内訳になりました。自分が毎月洋服代やコスメ代にいくら使っているか、美容院代はいくらかなども計算してみましょう。

服・美容・生活用品がこれでは足りないようであれば、ほかの項目を減らします。その逆も然りで、趣味・娯楽費が足りないのであれば服・美容・生活用品や交際費を減らします。

それでも目安より家賃が低いため、貯金に2.5万円を確保できています。保険にも1万円かけられたらとりあえず安心なのではないでしょうか。

もし、実際の家賃が6万円をオーバーするのであれば、貯金や保険の額を下げる必要があります。

完全に自炊して、娯楽・交際費を優先する人

次に、日々のランチ(昼食)も手作りのお弁当にして、娯楽・交際費を優先する人の生活費の内訳を見ていきましょう。

平均的な自炊の食費イメージで、2万円で計算しています。

項目金額(円)
家賃60,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費20,000
服・美容・生活用品18,000
交際費20,000
趣味・娯楽22,000
保険10,000
貯金30,000
合計200,000

自炊して娯楽や交際費を多めにしてみました。さらに貯金額も3万円になりました。毎月3万円の貯金ができれば、12カ月で36万円になります。

将来の備えはもちろん、社会人になると付き合いでの食事やカフェタイムなどがあります。地方から引っ越してきた人は帰省するときの費用も残しておきたいですね。冠婚葬祭や出産祝いなどの臨時出費も考えておかねばなりません。

とはいえ、セキュリティ対策のない物件やハザードマップの危険度が高いエリアは避けたいところです。家賃と食費をおさえればよい、というわけでもありません。物件選びも慎重に検討しましょう。

奨学金返済のある人

最後は“毎月、奨学金の返済がある人”の生活費についてです。
ここでは月々の返済額を1万円として見ていくことにします。

食費は自炊中心で、2万円と計算しています。

項目金額(円)
家賃60,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費20,000
服・美容・生活用品17,000
交際費18,000
趣味・娯楽18,000
保険10,000
貯金25,000
奨学金10,000
合計200,000

奨学金の返済がある分、貯金を2.5万円にしてみました。服・美容・生活用品、交際費、趣味・娯楽費は、ほぼ横並びにして計算しています。

お金のかかる趣味はない、土日もインドア派なので交際費もかからない。それよりも早く奨学金を返済したい、という人は返済額を増やして生活費を見直しましょう。

これだと暮らしていけないとなっても落ち込まずに、副業をする余裕はないか、ネットのフリマやオークションで不用品を売ることは可能かなどを考えてみましょう。

また、ちょっとした節約術やDIYでお得に暮らすこともできます。カーサミアでも女性が一人で簡単にできる節約術やDIY術を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

今の収入で家賃・食費の目安はいくら?
私の「生活費の目安」を計算する >>

参考記事:一人暮らしでもエアコンつけっぱなしがお得?夏の電気代節約術5選(前編)

参考記事:捨てる前に試してみて!保冷剤を消臭剤として再利用♪

実際に手取り20万・家賃6万円で暮らしている人の体験談

イメージ画像:写真AC

大変だった人の体験談

ちょっと大変

(26~30歳/東京都国分寺市/ 家賃:6.3万円、手取り月収:20.5万円)

築年数は古かったですが、オートロック付きを選びました。初めての東京での一人暮らしでの安全面を気にしたためです。

奨学金の返済(月1.5万円)と家賃、光熱費などで月々自由に使えるお金が10万円前後、そこから交通費と交際費(結婚式等含む)を捻出すると中々厳しいものがありました。

出勤時は水筒、お弁当を持参、おやつはコンビニで買わないようにスーパーで小袋のものを買い持っていくようにしていました。また買い溜めはせず、値引きの野菜やお肉を使い切ることを心がけていました。

部屋が狭いのが何より大変でした

(26~30歳/東京都杉並区/ 家賃:5.8万円、手取り月収:20.5万円)

この部屋にした決め手は、家賃が安いわりに駅からも10分程度と住みやすかったことです。勤務先からのアクセスも良かったことも大きいです。

家賃が安かったこともあり、ベランダが非常に狭く、洗濯物を干せるスペースに限りがありました。また部屋干しできるスペースもなかったため、梅雨の時期には不便さがありました。

しかし家自体はセキュリティ上の確保がされていた部分などは気に入っていました。

大丈夫だった人の体験談

ギリギリですが、生活を切り詰めてはいませんでした

(26~30歳/東京都葛飾区/ 家賃:6.3万円、手取り月収:20.5万円)

女性の一人暮らしなので、ある程度の防犯設備もあり、お風呂・トイレ別で探し、条件に合う一番安い部屋を選びました。

もともと質素な生活で満足できる方だったので、生活はギリギリでしたが、やたらと切り詰めているような感覚もありませんでした。

貯金はほとんどできませんが、月に2回ほど飲みにいったりすることもできたので、社会人としての最低限の生活は送れたと思います。

時にちょっとした贅沢をするくらいの余裕がありました。

(~25歳/東京都世田谷区/ 家賃:6.4万円、手取り月収:20.7万円)

私のお給料の中から現実的に支払うことのできる金額帯の部屋を探し、この部屋に引っ越すことになりました。世田谷区は平均家賃相場が高く、なかなか満足のいく部屋を見つけることが難しかったです。

家賃の次に広さを重要視していたため、最終的に6.4万の1DKの部屋に住むことにしました。この部屋はかなり古く、部屋も和室でしたが、日当たり良好かつ立地も非常によく、個人的には十分満足できる部屋でした。

生活には余裕がありましたが、駅から遠い点と(古い日本家屋なので)夏は暑く冬は寒い点はデメリットだったと思います。

家賃を安く抑えるにはどうしたらいい?お部屋選びのポイント

できるだけ家賃を安く抑えたい…!誰でもそう思いますよね。よく見かける物件の要素で、どっちを選べば安くなるのか比較してみます。
メリットとデメリットもまとめているので、物件選びの参考にしてくださいね。

各駅しか停まらない駅 vs 急行が停まる駅

各駅停車駅を選んだほうが家賃は確実に安くなります。沿線にもよりますが、10~15%ほど抑えられることも。

勤務先へ直通の駅を選びたい、この沿線が好きなど、沿線にこだわりがある方は、各駅停車駅を選んで家賃を抑えましょう。

各駅しか停まらない駅を選ぶメリット

・家賃を抑えられる
・希望の沿線に住める

各駅しか停まらない駅を選ぶデメリット

・通勤時間がかかる場合がある(沿線内の乗り換えが必要、または通過待ちなど)

木造 vs 木造以外

建物の構造や種別でも家賃は抑えられます。家賃を下げるには「木造」を選ぶこと。

木造となると概ねアパートになりますが、この選択は主要駅に近い場合に、より効果を得られる傾向があります。木造を選ぶことで、10%前後家賃を下げて住むことができるかもしれませんよ。

木造を選ぶメリット

・家賃を抑えられる
・主要駅に近い駅を選べる可能性がある

木造を選ぶデメリット

・木造住宅なので、「遮音性」「耐久性」「耐震性」「防火性」などの心配がある
・木造住宅は2階建てのアパートタイプが多いため、エントランスなどの共用部などがなく(外階段を使って直接玄関に行ける)、防犯・セキュリティ面に不安がある

築年数が古い物件 vs 築浅物件

なるべく新しい建物に住みたいって思いますよね。
一般的に「築浅」と認識されているのは5年くらいまでです。

結論としては、築年数が新しい・古いで必ず家賃が下がるかというと、そうではありません。

新築に近いほうが賃料が高くなることはもちろんありますが、実は「築〇年までが新しい」=「だから家賃が高い」という基準はありません。どちらかというと、そのエリアの物件の空室状況によるところが大きいです。

賃貸を募集している物件がたくさんあれば「余っている」ということで、築年数が新しくても著しく家賃が高くなることはありません。

逆に人気の場所で、物件が常に足りないようなエリアは築年数が古くてもあまり家賃は安くならない傾向があります。

まとめるとこうなります。

・空室の賃貸物件が多い=物件が余っている=家賃が安くなる
・空室の賃貸物件が少ない=人気エリア=家賃が高くなる

また、築年数が30年以上になると、室内設備も古くなりますが近年はリフォームやリノベーションにより、内装は新しくなっていることも多く、古さは感じません。ですが建物自体が古いと、建物の性能も悪くなるので、熱暖房効率が悪いなど住んでから出てくる事態に注意が必要です。

築年数が古い物件を選ぶメリット

・人気エリアに住みたい場合は家賃を抑えらえる場合がある

築年数が古い物件を選ぶデメリット

・家賃を抑えるために古い建物を選ぶと、建物の耐久性などに心配がある
・家賃を抑えた割に、光熱費がかかるなどの別の費用が多くかかる場合がある

3点ユニット(バス・トイレ・洗面が一緒)vs バストイレ別

これも根深い「バストイレ問題」です。

お風呂とトイレが別々の家がいいと思って探していいても、希望家賃を下げると3点ユニットと言われる「お風呂・トイレ・洗面」が一緒になっている部屋ばかりということがよくあります。
逆に、ここをこだわらなければ、家賃を下げられるということですね。

バス・トイレ・洗面にキッチンを足した「水回り」と言われる設備は、意外と室内でもスペース(面積)を必要とするため、別々にするのと一緒にするのでは仕上がるお部屋の専有面積に大きな差が出てきます。

水回りを別々にするを「A」、できる限り一緒にするを「B」として比べてみましょう。

水回りの考え方6畳の居室を確保するための必要面積
A それぞれバラバラにして6畳を確保する(設備を設置するために壁やドアも必要) 30㎡前後
B できるだけコンパクトにまとめて、6畳を確保する 20~25㎡

Aのほうが快適に過ごせますが、必然的に必要面積が広くなるので家賃も高くなります。

ということで、家賃を下げるためには「バス・トイレ別」の条件を外しましょう。

3点ユニットの物件を選ぶメリット

・家賃を抑えられる

3点ユニットの物件を選ぶデメリット

・浴槽につかりにくい(上部にシャワーあり)
・洗面台のスペースがない、狭い
・トイレにウォームレットやウォシュレットがない
・入浴後は洗面やトイレを使う際に、熱気が残っている

ミニキッチン vs 2口コンロ以上のキッチン

都心の便利な場所の物件に多い、ミニキッチンタイプ。キッチンにこだわりのない方は、ミニキッチンの物件を選ぶことで家賃を抑えられますよ。

ミニキッチンは、コンロが1つ(IHまたは電気式が多い)、シンクも幅がない(フライパンが洗えない)、作業スペースがないのが特長です。あまり料理をしないタイプの方であれば、問題ないのですが自炊派の方は色々コツが必要です。

こちらも必要なキッチンを極限まで小さくすることで、専有面積を大きくしないで畳数を確保する設計上の技ですね。

キッチンのサイズ(形状)を小さくすることで家賃を抑えるのに、大きな役目を果たしてくれます。

ミニキッチンのメリット

・家賃が抑えられる

ミニキッチンのデメリット

・自炊はしづらい
・キッチンが小さい部屋は、電化製品や食器を置くスペースも確保されていない場合が多い

エアコンなし物件 vs エアコン付き物件

時々見かけるエアコンなしとエアコン付き物件。どちらを選べば家賃が下がるのでしょうか。

結論から言うと、どちらを選んでも家賃に大きな差は出ません。
でも初期費用は抑えられますので、費用圧縮には有効です。

一般的に大家さんが物件にエアコンをつける理由は以下のようなことです。参考までにお伝えしておきますね。

・他物件との差別化をして高く貸すために最初から設置
・なかなか借り手がつかないときに後から設置

ということで残念ながら、エアコンがついていないからっと言って「家賃が安い」とは限らないというわけですね。

エアコン付き物件を選ぶメリット

・初期費用を抑えられる
・季節を問わずすぐ引っ越せる
・エアコンが故障したら、オーナー負担で修理してもらえる

エアコン付き物件を選ぶデメリット

・古いタイプのエアコンだと、光熱費が逆にかかる可能性がある
・エアコン設置済だと自分好みのエアコンは設置できない

一人暮らし女性のための節約術

一人暮らしの女性だからこそできる簡単な節約術を紹介します。
細かい計算や面倒な作業は必要ありません。
ちょっと気を付けるだけで、年数千円〜数万円の節約につながるでしょう。

家計管理をはじめる(家計簿をつけてみる)

生活費を自分で管理する第一歩といえば家計簿です。
難しい計算式を覚えたり、細かい項目を書いたりする必要はありません。

スーパーで買った食材は野菜でもジュースでもまとめて「食費」とする、スマホ代とインターネット代は合計して「通信費」とするといった考え方で大丈夫です。

最近では家計簿アプリもあるので便利ですよ。
毎日が手間であれば1週間ごとに計算してもかまいません。お財布のレシートやクレジットカードの明細などにある金額を計算してみましょう。

自分の月々の生活費がわかれば、どこを節約すればよいのかも見えてきます。

コンセントを抜いて待機電力をカットする

つい、コンセントを差しっぱなしにしている電化製品はありませんか?
テレビやドライヤーなどはもちろん、洗濯機や炊飯器も一人暮らしであれば毎日は使いません。

エアコンや天井のライトのような電化製品は難しいですが、常に電源に繋ぐ必要のない電化製品はコンセントを抜いて「待機電力」を減らしましょう。

資源エネルギー庁の調べによると、一世帯あたりの待機電力は 消費電力の5.1%となるといわれています。

こちらは一人暮らしからファミリー世帯までを指しているので、最大値として捉えましょう。家族数が違えば、電化製品の数も種類も違いますよね。それでは仮に一人暮らしの待機電力が4%だとして、簡単に試算してみましょう。

毎月3,000円の電気代がかかる住まいであれば、3,000円×4%=120円という計算です。
120円×12カ月=1,440円、コンセントを抜くだけで1年で、約1,440円の節約になります。

コンセントを抜くのが面倒という人は、スイッチで電源の入り切りができる節電タップを使ってみるとよいでしょう。

参考:平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要

ガスは都市ガスがおすすめ

ガスには2種類あり、都市ガスとプロパンガスがあります。一般的には都市ガスよりプロパンガスの方が1.5倍~2倍ほど高値です。お部屋を探すときは使うガスの種類を確認するようにしましょう。

1時間料理をした場合のガス代は、都市ガスが約33円、プロパンガスが約51円です。プロパンガスのほうが、およそ1.7倍ほど高い計算になりますね。

ちなみに料金は都市ガスもプロパンガスも、ガス会社が自由に設定できる仕組みです。

都市ガスはガスの自由化によって、利用者が自由にガス会社を選べるようになっているので、お部屋を比較する際は、ガスの種類や契約しているガス会社の料金も比べてみるとよいでしょう。

1時間 料理をしていた場合の利用料金(カーサミア調べ )
※すべて中~強火を想定
※基本料金は除外

◆都市ガス 約33円(13A, 2.97kW,東京ガス6月単価145円/m3にて計算)
◆プロパンガス 約51円( 2.97kW,東京平均479円/m3で計算)

エアコン以外の電化製品を使ってみる

夏場や冬場に大活躍してくれるエアコンですが、電気代となると 冬のアイテムで代替品がありますよ。ホットカーペットや電気毛布の方が安く済みます。

1畳用ホットカーペットの消費電力は、平均230W程度と言われています。エアコンは設定温度や風量によって違いがありますが、暖房の最大値1500Wで計算しましょう。

全国家庭電気製品公正取引協議会による目安単価に基づき、1時間あたりの電気代を27円とすると、電気代は以下の通りになります。

◆ホットカーペット 230W ÷ 1,000 × 1時間 × 27円 = 6.21円
◆エアコン 1,500W ÷ 1,000 × 1時間 × 27円 = 40.5円

実に6.5倍もの違いがあります。便利なエアコンですが、使い過ぎには注意したいですね。

最近では「一人用こたつ」なるアイテムも販売されており、一人暮らしをしている人には重宝されているとか。

参考記事:一人暮らしでも使える「夏はすっきりと、冬になったらコタツになる優秀テーブル」

夏には扇風機や送風機を取り入れてみるとよいでしょう。また、ベッドや布団の位置も見直してみてください。

窓辺や壁の近くにぴったりくっつけていると外気温の影響を受けます。数センチでも離してみるだけで違いますよ。

参考:「電力料金の目安単価」の改訂に関する件|公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会

お風呂の湯量を少しだけ減らしてみる

一人暮らし用のユニットバスにお湯を張ると平均して150リットル程度の水を使います。また、シャワーは1分間に10リットル程度の水が使われています。

例えば10分間シャワーを使ったとしたら、100リットル程度の水が使われていることになります。東京都水道局の水道料金に基づき、1リットル0.24円で計算してみます。

【毎日お風呂につかり、10分間のシャワーを浴びる場合のシミュレーション】

 バスタブ150L + シャワー 100L = 250L
 250L × 0.24円 × 30日 = 1,800円

お風呂だけで毎月1,800円支払っていることがわかりました。
これを半身浴などにしてバスタブを130Lに、シャワーを5分に抑えたらどうなるでしょう。

【毎日半身浴につかり、5分間のシャワーを浴びる場合のシミュレーション】

 バスタブ130L + シャワー50L = 180L
 180L × 0.24円 × 30日 = 1,296円

1カ月で504円、年間だと約6,000円節約できます。これはなかなか効果がありそうですね。お風呂の水を減らす以外にも、毎日を隔日にするなどでも調整できますよ。

参考:節水について | よくある質問 | 東京都水道局

マイボトルやマイタンブラーを使う

通勤途中や休憩時間に飲み物は欠かせませんが、つい自販機を利用したりコンビニで買ったりしていませんか?

1日1本、130円のドリンクを買ったとしたら、30日で3,900円もの出費になります。マイボトルにお茶を入れて持ち歩けば、この3,900円を節約することができますね。

コーヒー好きな人は、カフェに行くときマイカップやマイタンブラーを持っていくとよいでしょう。マイカップを持参すると、お店によってドリンクを20円~50円引きにしてくれます。

一日に何杯もお茶を飲むという人は、お茶パックに茶葉を入れて、冷水ポットで作り置きするとよいでしょう。紅茶や緑茶は水出しできるものもあります。

ただし、水出ししたお茶にも保存期間があり、目安は一日程度となります。一気に何リットルも作るのではなく、一日で飲み切れる量を用意するようにしましょう。

食費節約におすすめ、自炊レシピ

節約でみなさんが考えるのは、やっぱり自炊による食費節約!

食費節約といっても「毎日納豆ご飯」「カップラーメンばかり」というのは少し寂しいもの…。健康のことも考えて、野菜を中心に自炊したいところです。

というわけで、カーサミアおすすめの自炊レシピをまとめました。お弁当に持って行けるおかずも紹介していますので、ぜひご覧ください。

冷凍庫に常備しておきたい!お助け食材

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家賃が手取りの3分の1以下とはいえ、大変な暮らしだったと感じる人もいます。東京都内はエリアや条件によってどうしても家賃が高くなりがちです。家賃をおさえても、間取りが狭い、アクセスが悪いなどの制限がついて回ります。

目安通りの家賃だからといって気持ちを大きくせず、しっかりとした金銭感覚で過ごせるようになりたいですね。そのためにはまず、生活の中で絶対に譲れない条件と、妥協できる条件を明確にしておくことが大切です。

社会人としてのお付き合いや臨時出費も把握しながら、気持ちのよい暮らしを送りましょう。働くオトナ女子のハッピーライフは、仕事もプライベートも充実しているからこそです。

部屋の条件を妥協せず、家賃を節約する方法

「ある程度便利な場所で、広めで、セキュリティがあって、…の条件は妥協できないから、家賃は節約できない」と思い込んでいませんか?

実はそんなことありません。
手取り23万円の一人暮らし女性も「家賃がもったいない」という理由から、自分の身の丈にあった中古マンションを購入し、【家賃を資産に変える】という節約をしながら、充実した新生活を送っていますよ。

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