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一人暮らしでもエアコンつけっぱなしがお得?夏の電気代節約術5選(前編)

お金・節約
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真夏の日々の強い味方!でもコストが気になる…|イメージ画像:写真AC

毎年、夏になるとやってくる、うだるような暑さには多くの人が悩まされています。そこで活躍してくれる“エアコン”ですが、今度は電気代が気になってしまいます。毎月の請求がかさむからと、エアコンの使用を控えてしまい、逆に体調を崩してしまっては元も子もありません。

こんにちは、冬よりも夏の方が得意なカーサミアライターの畑です。
コストが気になるエアコンですが、エアコンは上手に節約すれば効率よく使うことができるんですよ。ここでは消費電力から具体的な節約術まで解説します。効率的で快適な夏を手に入れるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

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一人暮らし世帯でエアコンが消費する電力

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁「家庭エネルギー消費の実態」

まずはエアコンの消費電力を調べてみましょう。
経済産業省 資源エネルギー庁の調査によると、夏の節電が一番必要な平日の14時頃にもっとも多く電気を消費している家電は、エアコンであることがわかりました。

家庭ではテレビや冷蔵庫、パソコンなど多くの電化製品を使用しますが、消費電力の内、半分はエアコンが占めているのです。
エアコンをいかに使いこなすかが、夏場の節約のポイントとなるわけですね。

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁「家庭エネルギー消費の実態」

同調査では世帯人数によるエネルギー消費のちがいについても調べています。

単純に考えると、一人暮らしの方がエネルギーの消費は少ないのでは?と思いますが、一人暮らしでも家族暮らしでも、使う家電の種類は同じです。
そのため、エネルギー消費の平均は4人世帯の1/4よりも、一人暮らしの方が多くなるのです。

上の図で見てみると、一人暮らしでのエネルギー消費は26,715MJ(メガジュール)、4人暮らしの世帯では51,472MJとなっています。
51,472MJを4人で割ると、一人当たり12,868MJとなり、一人暮らし半分以下のエネルギーを消費で済んでいることがわかります。

一人分の電力なんて大したことないと考えていると、思わぬ落とし穴にハマってしまいそうです。

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一人暮らしでも、つけっぱなしの方がお得って本当?

では、エアコンはどのように使えばお得なのでしょうか。
エアコンメーカーのDAIKIN(ダイキン)が、エアコンをつけっぱなしにした際の消費電力を検証しました。

その結果、電力は「日中と夜間」、「スイッチをオフにする時間」によって、「つけっぱなし」がお得な場合と「こまめに入り切り」の方がお得な場合があることがわかりました。
検証の結果は以下の通りです。

・日中(9:00~18:00)は35分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い。

・夜間(18:00~23:00)は18分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い。

この時間を越えた外出になるのであれば、エアコンのスイッチはオフにした方が電気代は安くなります。
ちょっとコンビニへ買い物に行く、駅まで友達を迎えに行く、その程度で帰宅するのであれば、エアコンはつけっぱなしの方が良いのですね。

逆に、仕事で出かけるときなどは消した方が安くなります。

電気には単位があります。kW(キロワット)はその瞬間に使われる電気のことで、kWh(キロワットアワー)はkWに時間をかけた電気量を指します。
1日の消費電力を計算したところ、「つけっぱなし」が5.7kWh、「こまめに入り切り」が4.4kWhとなり、「つけっぱなし」の方が大きくなることがわかりました。

続いて実際の金額で見てみましょう。今回は1kWhを27円で計算しています。
すると1日の電気代は「つけっぱなし」が153.9円。「こまめに入り切り」が118.8円となり、「つけっぱなし」の方が35.1円高くなりました。

具体的な金額を見るとわかりやすいですね。
今年の夏はエアコンを使う時間帯と、外出時間を気にしてみるようにしましょう。

参考:ダイキン「つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ!」

つけっぱなしもオンオフも使い方次第で効率の良い節電につながります。 イメージ画像:写真AC

今はエアコンも進化していて、エコ仕様のものが多く出回っています。そのため、「つけっぱなし」でも電気代は安いという認識もあります。
しかしきちんと計算すると、必ずしも「つけっぱなし」がお得ではないことがわかりました。

後編では女性一人でも簡単にできるエアコン代の節約術を紹介します。スイッチの入り切り以外に、一人暮らしでもできる簡単な節約術を具体的に紹介します。

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