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#25 たまには「役に立たない」買い物をする~絵を買うこと、バイクを買うこと~

暮らし
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この連載は、かけだしフリーランスの右往左往っぷりをセキララに描く連載エッセイです。
これからのキャリアに悩む女性の参考になりますように。

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蛙田アメコ
蛙田アメコ

エッセイを書いた人:蛙田アメコ
・アラサー
・元教育サービス業正社員
・正社員時代は年間公休97日
・2018年から2年間、副業フリーランス(兼業作家)として活動
・2020年、体調を崩して会社を退職

はじめましての人は、はじめまして。
そうではない人は、こんにちは。蛙田アメコです。
心身の体調を崩して会社を退職し、現在は作家・シナリオライターとして生活しています。

アラサーでバツイチ、今後のキャリアについては考え中。
このエッセイでは、突然フリーランスとして生活することになった私が日々考えていることや気をつけていることを発信しています。

今回のテーマは「贅沢な買い物」についてです。

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フリーランスの「贅沢」とは

やっぱり俗人なので贅沢をしたいときがあります。
美味しいごはんを食べたり、気に入ったデザインの新しいお洋服を買ったり。

会社員時代には、毎月の収入や業績手当の見込みなど少なくとも「半年先まで」あるいは「1年先まで」の収入の見込みがわかっていました。
フリーランスになって大きく変わった部分です。
今は「この先の収入について未確定事項が多い」です。飛び込みで大きな案件に関われるかもしれないし、7割方確定していると思っていた案件が収入に結びつかなかったり、人生色々、収入凸凹です。

自然と、買い物に対してもシビアになります。
特に固定費については、数ヶ月に1回は見直しを図りたいところ。
食費などについても、新型コロナの影響もあり外食は激減しました。

#23 会社員時代と変わった「大きな買い物」への意識
今回は、フリーランスになって変わった「大きな買い物」への意識についての記事です。会社員時代、全然貯蓄ができなかったため、支払いはいつもクレジットカードを利用していました。毎月決まった収入がある・年に4回ほど賞与が出る(ありがたかったです…)・特に激務の月に手当金あり という条件が揃っていたので、クレジットカードの分割払いやボーナス払いの機能をありがたく活用させてもらっていました。同時にポイントで交換できる景品を使って、ちょっとした出費を抑えていました。要するに、「今は手持ちがないけれど、先の収入の予定がわかるのでクレジットカード払いが便利」だったわけです!しかしフリーランスになってからは「一括払い」を選ぶことが多くなりました。理由はいくつかあります。まず「一括払いできないのなら分不相応な買い物」だと考えるようになったこと。会社員時代は毎月の収入が約束されていたこともあり、「少し節約すれば分割で買える」と判断しての買い物が多かったです。また、買い物をするという決断そのもののハードルも今より低いものでした。(ソシャゲの課金とかもです!)けれど、先々の収入に保証がない状態になると、「分不相応な買い物」をしていてはすぐに財政破綻してしまいます。一括払いできないものは、今の自分にとっては分不相応な買い物と思うようになりました。一括払いを選ぶ理由の二つ目は「現状の財政状況がわかりやすい」ことです。クレジットカードによる分割払いは、買い物をしたタイミングと支払いのタイミングが大きくズレます。それで、自分が今、どんな財政状況なのかがどうしても見えにくくなってしまうわけです。これが、とても怖い!!「一括払いしても、向こう数ヶ月の生活費がきちんとまかなえる」ことを条件として大きい買い物をするようになったので、なるべく預金通帳にある金額と実際の財政状況を一致させたいという意識が働くようになってきたのです。そんなわけで、クレジットカードを利用するとしても、一括払いがほとんどになったわけです。また、同じような還元率ならば、引き落としや支払いが素早く行われるPayPayなどの決済アプリを活用するようになりました。フリーランスは、毎月収入が安定しているわけではなく、月収3万円の月とその数十倍の月とがある大変不安定な財政状況です。それでも、「大きな買い物」への意識が変わったことで、お金についてよくよく考える機会が増えました。フリーランスになってやっと、お金に対して能動的になれたというか、明確に『自分の資産』として向き合うことができるようになりました。そして…実は先日、ついに一括で新車のオートバイを買うことができました…自由度の高い移動の足を手に入れて、活動の幅が広がりそうで嬉しいです…!次はマンションを買って、一生住む場所に困らない状態になりたいですね…もちろん、一括購入で…!

逆に小説や資料本などについては、必要であれば迷わず買います。そう決めています。
これは必要経費ですし、ここをケチってしまえば自分のスキルが伸びないと思えば、買わない手はありません。

では、贅沢は?

フリーランスになってから、つい「贅沢はしてはいけない」という考えになってりします。
新しい洋服を1年間以上買わなかったり、安売りしていたカロリーメイトと冷凍パスタで数ヶ月過ごしてみたり……「贅沢」や「浪費」を恐れるあまりにどう考えても心身の健康に悪いことをしてしまいました。

贅沢ってなんでしょう、浪費ってなんでしょう。
私はその答えを探るべくAmaz●n〈物欲〉の奥地から抜け出し、ある2つの買い物をしました。「絵画」と「バイク」です。

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心を慰めるためにお金を使いまくる!?

人はどういうときにお金を使ってしまうのでしょうか。
自分の暮らしを変えたい、と思ったときじゃないかなと思っています。

会社員として暮らしているときの私の浪費癖といったら酷いもので、同年代よりも少しは高いお給金をいただいていたはずなのですが、まったく貯金ができませんでした。預金通帳には常に「マイナス」がついていたのです。定期預金を担保にして預金口座からお金を引き出すと、口座にマイナスがついちゃうんですね。

自分の思い描く人生設計と、会社員として働いていた自分の間に大きなギャップがありました。仕事は楽しいけれど、自分の未来を思い描けない……そんな日々のストレスを発散するために私はお金をジャブジャブ使っていたのです。

  • 本当に気に入っているわけじゃない服を衝動買いする
  • 意味もなく外食や一人飲みを繰り返して毎晩豪遊する
  • 短距離でもタクシーを使って通勤する

こんな感じです。
いま思うと、本当に使いたくて使っていたお金ではありませんでした。せっかく買ったものを部屋の隅に放置してしまっていたことも一度や二度ではありません。

もう、どう考えても「浪費」!
お金を使っていることでストレス発散はできても、心が満たされることはなかった気がします。

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イメトレで「浪費」を防ぐ

さて、今回の買い物。

絵画はだいたい1万5千円、バイクは免許取得含めて45万円くらいかかりました。
久々のお高い買い物です。同じくらいの金額の買い物といえば、新型コロナの流行前に高知旅行に行った際の航空券とホテル代とかでしょうか…。

絵画とバイク。どちらも趣味性の高いものです。バイク(スーパーカブ110です!)は日常生活で活躍する場面がたくさんありますが、絵画は正直に言えば役には立ちません。食べられないし乗れないし。バイクだって軽自動車に比べれば積載量も少ないし、雨の日には乗れません。お金の使い方に対してシビアになるべきフリーランスにあるまじき出費です。

しかし、この2つの買い物に関して「多分失敗にはならない、少なくとも後悔はしない」という確信がありました。

「納得」できる買い物は「浪費」ではない。

それは、「納得」して買い物をしたからです。

バイクのある生活や、自分がバイクに乗っている姿、バイクに乗って何をしよう・どこに行こう……そんなことを考えて、バイクのある生活を送っている自分がイメージできました。バイクのある生活を送っている自分は、わりと楽しそうに笑っているなと思ったのです。

絵画もそうです。購入したのは、高校時代の同級生でイラストレーターをしているチチチさんの作品。8月の個展にあわせてオープンしたオンラインギャラリーを眺めていて一目惚れした、「窓際の読書」というタイトルの作品です。ビタミンカラーが素敵ですし、本を読んでいる女性のちょっとすっとぼけた顔や清潔感のある佇まいが好きです。

もしも、この絵を壁に飾ったら、毎朝どんな気分だろう、片付けを怠りがちな部屋を綺麗にする張り合いができるかも、朝目覚めたときにまっさきに目に入る場所に飾りたいな……何度も何度もイメージトレーニングをしました。

その絵が飾られた部屋に住む私は、想像の中ではとても幸せそうで充実した生活を送っていました。いえーい、ハッピー! その結果、「うん、この買い物は私にとって納得ができる、後悔のないものだ!」という気持ちで購入に踏み切ったわけです。

私が思うに、浪費と「ちょっとお高いけどいい買い物」の差は、この「納得」にあるのではないでしょうか。

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自分の「幸せ」や「好き」と向き合う買い物を

絵画とバイク、2つの買い物を通して「本当に幸せになる買い物」について少しだけ理解できた気がします。
色々なグッズを金に糸目をつけずに買いまくったり、たくさんのお金をソシャゲのガチャにつぎ込むのも楽しいし、ストレス発散になっていました。

けれど、今回の買い物は単純なストレス発散ではありませんでした。お金を使うことそのものではなく、その買い物をした自分の生活をイメージしたときに、自分が幸せそうかどうか…という視点で物事を考えることができたのです。これは、忙しさで疲れた心を慰めるために浪費していたお金とはまったく違う質のものだなと思いました。

こちらが、この秋から私の生活に仲間入りした新しい「お気に入り」です。
スーパーカブ110と、壁を彩る額装された複製原画。

どうですか、素敵でしょう。

そしてこの記事を作成したことでわかったことが1つあります。

……私、黄色が好きだな……?

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