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#15 目安は家賃25ヵ月分!? フリーランスが引越すための心構え

#15 目安は家賃25ヵ月分!? フリーランスが引越すための心構え

この連載は、かけだしフリーランスの右往左往っぷりをセキララに描く連載エッセイです。
これからのキャリアに悩む女性の参考になりますように。

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蛙田アメコ
蛙田アメコ

エッセイを書いた人:蛙田アメコ
・アラサー
・元教育サービス業正社員
・正社員時代は年間公休97日
・2018年から2年間、副業フリーランス(兼業作家)として活動
・2020年、体調を崩して会社を退職

はじめましての人は、はじめまして。
そうではない人は、こんにちは。

ライトノベル作家の蛙田アメコです。伝統的なインターネット挨拶ではじまりました、このコラム。
アラサーで、バツイチ。
心身の体調を崩して会社勤めの続行が不可能になり、現在は、作家・シナリオライターとして生活しています。フリーランスというやつです。

そう、私はうっかり会社から離脱してフリーランスになった女…。
「会社員orフリーランス」という悩みを持っている人が遠巻きに見て「他山の石」とするべき、へっぽこフリーランス……!

この連載は、私の右往左往っぷりを見てキャリアに悩んでいる方が「こいつが生きてるなら私も大丈夫!」とか「なるほど、思ったよりも大変そうだな…」とか考えていただくための、セキララ連載エッセイです。

フリーランス衣食住のラスボス、「住」

フリーランスの衣類は、ドンキホーテの770円のスウェットが主力です。
人様にお会いする際の一張羅を持っておけば、日々の衣類への出費に怯えることは少ないです。

フリーランスの食料は、戦略的に減らせる非固定費です。
同業者やお取引先とのたまの外食は経費計上して、税金をちょっと減額していただくタネにすることができるかも…?

しかし。

衣食住の中でもっともお金がかかり、かつ失うと一発で「アウト」になるもの……それが「住居」!!

住居=住所がなければ、何の契約もできないし、求職活動もできません。また、とても逆説的ですが住所がなければ、新たな住居に入居する手続きもできません。何をするにも、住所の提示をもとめられる現代社会、住居を絶対に失いたくない…いや、失えない…!

そして、フリーランスになると賃貸契約の審査が通りにくい=引っ越しがしにくくなるという話をあらゆるところから耳にする日々……私は、思いました。

私、このままフリーランスでやっていけるのだろうか!?、と(3日ぶり937456回目の不安)。

フリーランスと賃貸契約の本当のところ!

そういうわけで。
おうちのプロ、カーサミア編集長の吉村さんに教えてもらいました!

「フリーランスは引っ越しできないって本当ですか!?」

というザックリとした相談に、とてもわかりやすくお答えいただきましたので、アメコが個人的に「これは大事情報!」と思ったことをピックアップしました。

会社員よりも賃貸時の審査に通りにくい…!

物件を借りる時は「この人物は経済的に安定しているか」「収入もあり家賃を滞納する心配がないか」などの安定性を見る「審査」があります。

あくまで一般論ですが、「同じ年収」「同じ家賃」の物件に申し込みをした場合…

・会社員のほうが「会社に属していて安定的な収入がある」と見られやすい
・フリーランスは収入が不安定と見られやすい

という理由から、同じ収入がある人物であれば審査の通りやすさは
「会社員>>(超えられない壁)>>フリーランス」
という事実はあるようです…!

賃貸契約は定期的かつ継続的な支払い能力が問われるため、波のある収入よりも安定性が重要なのです。よって、フリーランスは会社員よりもより具体的に「収入が安定している」ことを証明する必要が…あるのです…!

審査を通りやすくするための書類!~確定申告はだいじ!~

賃貸契約の審査を通りやすくするためには「安定した収入」があることを示すことが大事!

そのためには、4つの書類が助けになるんだそうです!

1. 税務署のサイン付の確定申告の写し
2. 発注先から発行される「支払調書」などの収入を証明できる書類
3. 役所で取得できる「納税証明書」
4. 「銀行通帳の写し」または「残高証明」

フリーランスが「いざ、引っ越し!」という際に慌てないためには、

・とにかく確定申告は毎年しっかり行う(そして脱税しないこと)
・過度な経費計上や還付金関係で、所得を必要以上に低く抑えない!
・日ごろから正しく申請を行い、適切な納税を行い、社会的信用度を上げる

ということが重要です。

落とし穴! 経費計上が審査通過のアダに!?

確定申告に対して、正直「めんどくせぇな…」以外の感情を抱いていなかったのですが、フリーランスが家を借りる際に重要になるのですね。考えが変わりました。

特に、「過度な経費計上や還付金関係で、所得を必要以上に低く抑えない」というのはドキッとしました…! フリーランス同士では、「いかにアグレッシブに経費計上するか」という情報交換が行われています。それがアダになるとはっ!!

「年の売り上げ」-「諸経費」=「審査で見られる『収入』」

です。年の売り上げが何千万、何億…という人を除けば、あまりにアグレッシブに経費計上をしてしまうと、いざというときに賃貸契約ができないかも…と考えると確定申告はめちゃくちゃちゃんとやろう、と思いました…!!

審査を通りやすくするために日頃から気をつけること~クレジットカードに注意!~

フリーランスのみならず会社員にとっても、重要なことです。

当たり前のことなのですが、クレジットカードの支払いや携帯料金の支払いが延滞することは、賃貸契約前の審査に大きくマイナスになります。

カード返済を怠っている様な人は信用されません。どんなに収入があって安定していても、家賃も滞納するのではないか…と思われてしまいます。
カードの利用履歴はCICなどの指定信用情報機関で情報が管理されているので、少なくとも数年分は履歴が残るのです!
遅延や滞納は返済能力がないと見られてしまうので、カード利用は計画的に。

フリーランスは家賃の25ヶ月分の貯金が必要!?

とはいえ、私は思ったのです。
「現金持ってれば、審査に通るんじゃないかしら…?」と。

この件について質問したところ…、

・預貯金審査というものも存在はしている。
・審査の目安は一般的に家賃の25ヵ月分ほど!

とのことでした。

に、に、25ヶ月ッ!!!!
たとえば、家賃6万円の物件の審査に通ろうと思ったら…150万円の預金残高が必要ということ!!!

これは、正直予想以上の額でした。
2年更新の物件の場合、その2年間の家賃をまるごと支払える現金を持っていることを求められるのですね。
しかし、25ヶ月分の貯金・預金があれば必ず審査に通るわけではありません。賃貸物件はオーナーさんの意向や管理会社の方針などによって、審査基準が一定ではないのです。
会社員であっても、前述の返済、支払い能力がないと判断されると審査に落ちることも…!

賃貸の契約更新に怯える2021年

突然ですが、2021年は現在住んでいるマンションの賃貸契約の更新があります。(※編注:正確には「賃貸借契約」)

まさか急にフリーランスになるとは思っておらず、会社の通勤に便利かつ、ちょっとお高めの賃貸マンションに住んでいます。

  • 2駅利用可能・徒歩10分~30分
  • コンビニ3軒徒歩圏内
  • 大型家電量販店徒歩5分
  • バストイレ別、オートロック、ゴミ集積所つき
  • 深夜1000円のサウナ徒歩圏内

というあまりにも最高の物件で、とっても気に入っているのですが…同じランクのフリーランスの友人と比べるとちょっと家賃が高いのですよね…。

ただ、私は「過ごしやすいおうちで、おうちから出ずに暮らしたい!」という人生の目標をもっているので、なるべくこの家を手放したくない…むしろできることならこの部屋を買い取りたいまである…!!

しかし、そんなことは今は夢のまた夢。
まずは契約更新を乗り切らなくてはいけません。

比較的大きなお金が動くこの2021年を迎えるにあたり、「契約更新に怯えない貯金を作りたい!!」というのが、フリーランスとしての収入計画の小さな目標でした。

フリーランスの引っ越しには、困難があるというのは事実…。

今回の取材を通して、私は気づいたのです。

ならば、会社員時代に入居したこの家の契約をなるべく更新し続けること…これが今の私にとって大切なのだと!!

とりあえず引っ越しは回避! でも…。

家賃・光熱費の他に、奨学金の返済や、医療保険や個人年金の月々のお支払い、(あと心の生命線であるAmazonプライムとNetflixとHuluの会費)など…マネーフローに冷や汗をかきつつも、国や自治体にお支払いするお金が年間60万円かかるという事態におののきながらも、どうにか契約更新を無事に迎えられそうです……。やったー!

おかげさまでたくさん書いて、なんとか暮らせていけそうな2021年。

個人的には、「契約更新費用」がすぐにポンと出る…これを小さな目標にする、また、「この物件に住み続けて貯金を作ることのできる収入を得るぞー!」というのをモチベーションにするのもアリだと思いました。

次回は、
「とはいえ、フリーランスになりたてで引っ越しすることになっちゃったらどうするの!」ということをまとめてみたいと思います。

> 「アラサー女子、うっかり会社辞めました。~フリーランス体験日記」の記事一覧


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