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手取り20万円・家賃8万円で一人暮らしできる?

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毎月のお給料の手取りが20万円の場合、一人暮らしは可能なのでしょうか? もし一人暮らしするとなったら、どんな生活になるのでしょう? こんにちは、カーサミアライターの畑です。

こちらの記事では一人暮らしの生活費の内訳について、手取り額別に分析していきたいと思います。 実際に20万円・家賃8万円で暮らしている人の体験談も掲載しています。

これから一人暮らしを考えている人も、独立しているけれど生活を見直したい人も、ぜひ参考にしてください。

  1. 手取り20万円とは?
    1. 月給額面(給与)と手取りのシミュレーション
    2. ボーナスについてのシミュレーション
    3. 年収についてのシミュレーション
  2. 一般的な家賃と食費の金額とは
    1. 一人暮らしの一般的な家賃は?
    2. 手取りから家賃を算出してみましょう
    3. 一人暮らしの食費の平均額
  3. 状況別に見た生活費の内訳
    1. 外食・コンビニ食を普通に利用する人
    2. 完全に自炊して、娯楽・交際費を優先する人
    3. 奨学金返済のある人
  4. 実際に手取り20万・家賃8万円で暮らしている人の体験談
    1. 大変だった人の体験談
    2. 大丈夫だった人の体験談
  5. 東京(&近郊)で家賃8万円だと、どんな部屋に住める?
  6. 家賃を安く抑えるにはどうしたらいい?お部屋選びのポイント
    1. 各駅しか停まらない駅 vs 急行が停まる駅
    2. 木造 vs 木造以外
    3. 築年数が古い物件 vs 築浅物件
    4. 3点ユニット(バス・トイレ・洗面が一緒)vs バストイレ別
    5. ミニキッチン vs 2口コンロ以上のキッチン
    6. エアコンなし物件 vs エアコン付き物件
  7. 一人暮らし女性のための節約術
    1. 家計管理をはじめる(家計簿をつけてみる)
    2. お風呂の湯量を少しだけ減らしてみる
    3. エアコン以外の電化製品を使ってみる
    4. ガスは都市ガスがおすすめ
    5. コンセントを抜いて待機電力をカットする
    6. 古い電化製品を買換えてみる
  8. 食費節約におすすめ、自炊レシピ
  9. 部屋の条件を妥協せず、家賃を節約する方法
    1. 賃貸or購入 比較シミュレーション計算ツール
    2. マンション購入体験談
  10. お部屋探し中の方へ、おすすめ記事一覧
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手取り20万円とは?

そもそも「手取り」とはどういう意味なのでしょうか。
お給料には「額面」「控除」「手取り」という金額があります。

「額面」とは会社から支給される給与の総額です。「額面給与」「額面金額」などとも呼ばれます。給与明細には「総支給額」として記載されていることが多いですね。

ご存じの通り、お給料は額面がそのまま振り込まれるわけではありません。これを「控除」と呼びます。

控除とは、あらかじめ一定の金額を差し引くことで、すべての国民が公平に税金を負担すべきだという考えに基づいて生まれた仕組みです。
たとえば、結婚して家族ができたときに適用される扶養控除は、既婚者は家族を養うのに生活費が必要なので、支払うべき税の負担を軽くするというものです。

つまり、控除が適用されると、そのぶん収める税金が少なくなるというわけですね。ちなみに、控除の金額は、年齢や扶養人数、その年の税率によっても変わります。

額面から控除を差し引いたものが「手取り」です。手取りは給与明細に「差引支給額」などと記載されます。

額面 - 控除 = 手取り

大まかですが、このような計算になると覚えておくとよいでしょう。
ここからは、具体的な内訳を解説します。

月給額面(給与)と手取りのシミュレーション


給与明細の例|給与では赤枠真ん中の控除部分をシミュレーションします

20代~30代 、独身の女性。会社員として都内に勤務している人の例です。
健康保険は協会けんぽに加入中として計算しています。

【月収シミュレーション】
◆ 月給額面:255,000円

控除項目控除金額
厚生年金23,790円
健康保険12,831円
雇用保険765円
所得税5,410円
住民税9,861円
控除合計52,657円
手取り(差引支給額)202,343円

また、交通費 がある人は「手取り」にプラスして支払われます。
交通費は「通勤手当」と呼ばれることもあります。交通費は非課税なので税金などはかかりません。

もし交通費が10,000円だった場合、202,343円 + 10,000円 = 212,343円となります。給料日になったら、212,343円が自分の銀行口座に振り込まれていることになりますね。

なお、今回の解説でいう「手取り20万円で一人暮らし」は、交通費は含まない計算です。交通費は毎月の定期代で使ってしまいます。
生活するためのお金は、202,343円であると覚えておきましょう。

ボーナスについてのシミュレーション

続いてボーナスについて解説します。
ボーナスは給与明細で「賞与」として記載され、毎月の給料と同じように控除が発生します。

【ボーナス(賞与)シミュレーション】
額面賞与:400,000円

控除項控除金額
健康保険19,740円
厚生年金36,600円
雇用保険1,200円
控除合計57,540円
手取り(差引支給額)342,460円

ボーナスが年に2回支払われるのであれば、342,460円が2回振り込まれるということになります。

年収についてのシミュレーション

最後に年収の計算です。
一般的に「年収」は年金や税金を控除する前の総支給額で表します。

たとえば月給は額面255,000円 、ボーナスは1回につき額面400,000円支給とします。
ボーナスの有りと無しのそれぞれで見てみましょう。

【年収シミュレーション】
<ボーナス有り>

項目計算式金額
額面給与分255,000円 × 年12回3,060,000円
額面賞与分400,000円 × 年2回支給800,000円
年収額給与 3,060,000円 + 賞与 800,000円3,860,000円

<ボーナス無し>

項目計算式金額
額面給与分255,000円 × 年12回3,060,000円
額面賞与分支給無し0円
年収額給与 3,060,000円 + 賞与 0円 3,060,000円

もし、住宅ローンを組みたいときやクレジットカードを作りたいときに「年収は?」と聞かれたら、ボーナス有りの人は386万円、ボーナス無しの人は306万円と伝えましょう。

なお、ボーナスは支給の有無や支給額に変動があるものなので、生活資金の充てにはしないほうがいいですね。

普段の生活は月々のお給料でやりくりして、ボーナスは貯金や投資に回すようにするのが賢明です。

参考:イージー給料計算|給与計算の仕方

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一般的な家賃と食費の金額とは

イメージ画像:写真AC

一人暮らしの一般的な家賃は?

全国賃貸管理ビジネス協会の全国家賃動向調査によると、各都道府県の1部屋(1K・1DK・1LDK) の家賃は以下の通りです。

【1部屋の家賃】

都道府県 金額
東京都68,422円
神奈川県60,007円
埼玉県53,191円
千葉県54,999円

参考: 全国賃貸管理ビジネス協会/2023年10月の全国家賃動向調査

東京の一般的な一人暮らしの家賃は約7万円。他の県とは1万円以上差がありますね。

手取り20万円で家賃8万円の部屋を選ぶとなると、平均よりさらに1万円高いことになります。実際に生活できるのでしょうか…?

手取りから家賃を算出してみましょう

一般的に家賃は手取りの3分の1と言われています。これにあわせると手取りが20万円の場合、家賃の目安は6.7万円となります。

今回は家賃8万円の想定で考えてみましょう。目安と比べると1.3万円の差額です。なかなか大きい額ですね。

しかし職場の立地や駅との距離、防犯・防災の都合などで8万円のお部屋に暮らすことを選ぶ人もいるでしょう。その場合はほかの生活費を節約することになります。

また、自分で生活をしていくのであれば貯金や保険の支払いも気になります。果たして希望のお部屋で充実した生活が送れるのか、その人の状況にあわせて計算してみましょう。

一人暮らしの食費の平均額

家賃と同じく毎月かかるお金といえば「食費」です。
総務省が発表した「平成30年(2018年)家計調査報告(家計収支編)総務省」を見てみましょう。

食費の平均(円) 外食費(円) 外食費の割合(%)
すべての一人暮らし世帯平均39,0697,84020.0%
一人暮らし女性平均36,8605,23014.1%
34歳以下の
一人暮らし女性平均
30,0359,78832.6%
35~59歳の
一人暮らし女性平均
40,0757,70019.2%

参考:家計収支編 単身世帯 詳細結果表(2022年) ※単身世帯のうち世帯主が勤労者である場合

これによると、全体の食費の平均における「外食」の割合は20%を占めていることがわかります。
若い世代のほうが外食をすることが多いようで、34歳以下の女性は、食費の3割以上を外食にかけています。一方で35~59歳の女性は、外食が減る分、家で食べるものにお金をかけるようですね。

一人暮らし女性全体の平均的な食費から外食費を引くと、36,860円 – 5,230円 = 24,563円。

この約2.5万円にはコンビニ弁当・お惣菜などの「中食」も含まれているでしょうから、コンビニも使わずになるべく自炊中心で生活するなら2万円くらいでしょうか。

この仮定をもとに生活費をシミュレーションしてみることにしましょう。

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状況別に見た生活費の内訳

イメージ画像:写真AC

毎月の生活費をどのように使うのかは人それぞれです。ここでは3つの生活パターンにわけて解説していきます。

外食・コンビニ食を普通に利用する人

ここでは“外食・コンビニ食を普通に利用する人”の生活費の内訳を見ていきます。平均的な食費、3.5万円の計算です。

項目金額(円)
家賃80,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費35,000
服・美容・生活用品15,000
交際費15,000
趣味・娯楽11,000
保険9,000
貯金15,000
合計200,000

手取り20万円で家賃8万円のお部屋に住んだとしたら、上記のような内訳になります。別の記事で手取り10万円台での一人暮らしについてお伝えしていますが、それに比べると全体的に使える金額は上がっているように見えます。

それでも目安からの差額1.3万円は大きいと感じるかもしれませんが、その分に見合ったセキュリティや防災対策が手に入れられているのであれば、納得できる内訳かもしれません。

完全に自炊して、娯楽・交際費を優先する人

次に、日々のランチ(昼食)も手作りのお弁当にして、娯楽・交際費を優先する人の生活費の内訳を見ていきましょう。

平均的な自炊の食費イメージで、2万円で計算しています。

項目金額(円)
家賃80,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費20,000
服・美容・生活用品13,000
交際費20,000
趣味・娯楽23,000
保険9,000
貯金15,000
合計200,000

外食・コンビニ食のときから比べて 食費で1.5万円減った分を、交際費および趣味・娯楽へ割り振ってみました。
ご自分の状況と照らし合わせてみて、いかがでしょうか? ちがう部分や今の生活とあまり変わらない部分はありますか?

この金額を30日で割り算したらどうなるのか? また、女性であれば美容院やエステ、コスメなどの料金も発生すると思います。 足りないな、と思う方はご自身の状況に合わせて各項目を調整してくださいね。

奨学金返済のある人

最後は“毎月、奨学金の返済がある人”の生活費についてです。

労働者福祉中央協議会が2023年3月に発表した「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」によると、月々の返済額は平均15,226円です。

参考:奨学金や教育費負担に関するアンケート調査|労働者福祉中央協議会

ここではわかりやすく、月々の返済額を1.6万円として見ていくことにします。

食費は自炊中心で、2万円と計算しています。

項目金額(円)
家賃80,000
水光熱費10,000
通信費(ネット、スマホ)10,000
食費20,000
服・美容・生活用品15,000
交際費16,000
趣味・娯楽15,000
保険4,000
貯金15,000
奨学金16,000
合計200,000

こちらも食費が2万円であれば、生活用品代や交際費、趣味・娯楽代もまんべんなく出費することができそうです。

ただし毎シーズン旅行に行く、ブランド品を買うなどの贅沢はむずかしそうです。旅行や高級品にお金をかけたい人は、ほかの部分を節約する必要が出てきますね。

節約に対する考えも、あまり固く考えずに楽しんで節約する方法を探すことをおすすめします。カーサミアでも簡単にできる節約術や楽しんでできるDIY術を紹介しているので参考にしてください。

今の収入で家賃・食費の目安はいくら?
私の「生活費の目安」を計算する >>

参考記事:一人暮らしでもエアコンつけっぱなしがお得?夏の電気代節約術5選(前編)

参考記事:捨てる前に試してみて!保冷剤を消臭剤として再利用♪

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実際に手取り20万・家賃8万円で暮らしている人の体験談

イメージ画像:写真AC

生活費の内訳から、生活のイメージはついたでしょうか?

ここで、実際にそのくらいの手取り・家賃で暮らしている(過去に暮らしていた)人の声を紹介します。大変だと感じている人と、そんなに負担なく暮らせている人がいるようですよ。

大変だった人の体験談

生活は結構大変でした

(26~30歳/東京都国立市/ 家賃:7.6万円、手取り月収:20.8万円)

初めての一人暮らしなので、少し高いけどセキュリティのしっかりした部屋に決めました。

大学時代は寮生活で仕送りしてもらいながら住んでいたので問題なかったのですが、就職してからは、毎月の生活が本当にきつかったです。

近くの友達家に毎晩遊びに行っては、夕食をごちそうしてもらっていたました。化粧品はいつも100円ショップで買っていました。

大変。2年が限界

(41~45歳/東京都豊島区/家賃:8.2万円、 手取り月収: 20万円)

家賃は高いと思いましたが、会社への通勤時間とセキュリティ面などを考えると、そこしかなかったです。

オートロック・モニター付インターホンでセキュリティ面は安心、自転車置場もあり敷地内ゴミ置場もあり、設備は良かったです。

とにかく食費や光熱費を抑えて、引っ越し代などを安くする為にモノも減らし、外で飲む事等を控えて地味な暮らしをしました。今振り返れば、じっくり探せば近くでもっといい物件があったと思います。更新費用も高かったので、更新せずに2年後、2万円安いマンションへ引っ越しました。

大変でした

(~25歳/東京都北区/家賃:8万円、手取り月収:20万円)

都内勤務で、都内に住みたいという思いから、 無計画に部屋を決めてしまいました。

節約としては食事を削っていました。洋服や友達との遊び代でほとんど消えていくので、日々の食事はほとんど自分で出していません。知り合いがやっているバーやレストランで、安く食べさせてもらったり…。若いうちは、、と思ってあやかっていました。

大丈夫だった人の体験談

貯金もするため、かなり節約をしていました

(~25歳/東京都豊島区/家賃:8.2万円、手取り月収:20.8万円)

当時、有楽町線・麴町駅に勤めていた会社があったので、同じ沿線で要町を選びました。

私は自炊派だったので、とにかく自炊をして食費を切り詰めていました。昼食も会社にお弁当を持参していました。飲み物も極力買わないように、マグボトルも持参していました。

普段の生活は、それほど苦しいというわけではありませんが、結婚式などの出費はとても大変でした。そのため披露宴に呼ばれたら、二次会は欠席していました。今思えば、少々さみしい思いをしました。

贅沢はできないが余裕

(~25歳/東京都大田区/ 家賃:7.8万円 、 手取り月収:20.2万円)

駅から近い物件でセキュリティもよく、外見がきれいだったので選びました。またコンロが2口だったので自炊にも便利でした。当時は社会人になり立てで、給料も低かったですが、やはり女性の一人暮らしなのでセキュリティも重視しました。

そこまで切り詰めた生活はしていませんでしたが、基本的には毎日自炊をして、友達との飲み会も大学時代よりも行くのを控えていました。当時は友達たちも社会人になり立てでお金がなかったので、飲み会自体も少なくなっていたのでありがたかったです。

余裕はないが、意外と大丈夫

(26~30歳/神奈川県横浜市/ 家賃:8.4万円 、 手取り月収:20.6万円)

この部屋の決め手は、駅から近かったのと、少し広めで余裕のある間取りだったことです。新築でキッチンやお風呂の設備も良かったです。

少し無理をして広い部屋にしたので、収納もしっかりあり、キッチンやお風呂もゆとりがあったので快適に生活できました。

金銭的には余裕というわけではありませんでしたが、服を買ったり飲み会に行ったりしても、少しですが貯金もできました。

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東京(&近郊)で家賃8万円だと、どんな部屋に住める?

具体的にどんなお部屋に住めるのか、「平成30(2018)年 住宅・土地統計調査」や、LIFULL HOME’Sにて掲載されている「家賃相場」のデータを基に調べてみました。

実際にどんなお部屋に住んでいるのかの体験談や、家賃8万円のお部屋の探し方も書いていますので参考にしてくださいね。

東京近郊に家賃8万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?必要年収は?
家賃を8万円程度(7.5万円以上〜8.5万円未満)にした場合、どんなお部屋に住めるのでしょうか?体験談によると、かなり満足度の高いお部屋に住んでいる方が多そうです。カーサミア編集部では不動産”開発”会社が運営するメディアという第三者的な立場を活かして、一人暮らし女性の住まい探しに役立つ情報を発信しています。一般的に、「家賃は手取りの3割」が理想とされています。ですから、手取り月収が27万円(額面月収で約34万円)以上あれば、ゆとりを持って家賃8万円のお部屋に住むことができます。しかし、若くて収入の少ない人が家賃の高いエリアに住む場合は、「家賃は手取りの4割」でもやむを得ないこともあるでしょう。手取り月収が20万円(額面月収で約25万円)あれば、節約しながら家賃8万円のお部屋に住むことも可能です。年収はボーナスの有無によって変わる部分が大きいですが、額面で約300万円~約468万円ほどでしょう。続いて、一人暮らしの平均的な家賃を統計から調べてみましょう。この記事では、「住生活基本法」という法律によって定められている最低居住面積(25㎡)前後の賃貸の平均家賃を「一人暮らしのお部屋の家賃相場」と考えることにします。東京都の平均家賃は6万8,767円(出典:平成30(2018)年 住宅・土地統計調査)。家賃8万円という予算は、東京都の平均と比較しても余裕があり、選択肢も増えます。では、具体的にどんなお部屋になるのでしょうか?一人暮らしの家賃相場が8万円程度の自治体は、23区のうち新宿区・文京区・台東区・江東区・品川区・目黒区といった副都心や人気の街も含む6区が候補にあがります。具体的にはどのような条件のお部屋になるのでしょうか?「土地統計調査」では広さ以外の条件がわからないため、LIFULL HOME’Sにて掲載されている「家賃相場」のデータを利用して、様々な条件ごとの家賃相場を見ていきましょう。「築年数5~10年」で検索したところ、家賃相場が7.61万円の板橋区をはじめ、5つの区が該当しました。多摩地域では、人気の吉祥寺駅がある武蔵野市が該当します。「バス・トイレ別/室内洗濯機置場」で検索したところ、北区の8.03万円や調布市の7.70万円をはじめ、3つの区と3つの市が該当しました。女性の一人暮らしなら、セキュリティも意識したいところ。「オートロック&2階以上」で検索したところ、江戸川区の相場7.55万円や三鷹市の8.27万円など、4つの区と3つの市が該当しました。また、複数の人気の条件を満たす物件は、23区内では江戸川区・足立区・葛飾区・板橋区・練馬区・荒川区といった、外周部の北部~東部の自治体で多そうです。東京都下(多摩地域)では、23区に隣接した狛江市や、JR中央線沿線の国立市・小金井市・国分寺市・立川市などが選べそうです。また、面積が40~49㎡の、少しゆとりのあるお部屋も選べます。もっと郊外までエリアを広げて検討できる場合は、同じ予算でさらに広い50㎡~59㎡のお部屋も借りられそうです。逆に広さを妥協して一人暮らしにもやや小さめの19㎡以下のお部屋で探せば、渋谷区も検討可能です。千代田区、中央区、文京区といった都心・副都心の区が選択肢に入ります。一方、条件と希望が見合わない場合は、近郊の埼玉・千葉・神奈川も検討することになるでしょう。多くの自治体で「20㎡~29㎡」のお部屋が家賃6万円以下であり、「40㎡~49㎡」の家賃相場が7万円前後です。8万円の予算であれば浦安市や横浜市鶴見区・神奈川区・青葉区・都筑区、川崎市高津区・麻生区、鎌倉市といった人気の街で、広めの「40㎡(誘導居住面積水準)以上」のお部屋も検討できるでしょう。続いて、家賃8万円前後で検討しやすい、編集部おすすめの街をご紹介します。小竹向原(東京都練馬区)は「池袋」まで直通5分と都心へのアクセスが良いです。その一方で、派手さはなく、静かで落ち着いた暮らしができそうな街。1Kや1DKのマンションが8万円前後。アパートであればもう少し安く住むこともできそうです。「経堂」駅は、老若男女たくさんの人びとの気配で活気に溢れた街です。経堂テラスガーデンや商店街など、駅前にあるお店の豊富さが印象的。家賃相場としては、1Kマンション・アパートが8万円弱。幅広い選択肢から選べそうです。三鷹(東京都三鷹市)はJR中央線と中央・総武線が通っていて、「新宿」や「東京」まで乗り換えなしで移動することが可能です。大きなふたつのショッピングモールがあり、「井の頭恩賜公園」や「三鷹の森ジブリ美術館」も近い緑豊かな環境です。家賃相場からすると、1Kマンションや、少し広めの1DKアパートなどが検討できそうです。それでは、実際に家賃8万円のお部屋に住んでいる人に、どんなお部屋なのかをうかがってみましょう。「実家にもほど近く、安心感のある新築マンション(32歳・女性)」「設備はやや古いが、ターミナル駅まで1駅(27歳・女性)」「家賃以外は、一切妥協なし!(25歳・女性)」など、満足して住んでいるようすが伺えます。家賃8万円は、平均賃料と比べて安い金額ではありません。しかし、そのぶん充実した一人暮らしを送ることができそうです。また、月8万円以上の住居費を払うのであれば、資産状況(貯金額など)にもよりますが、マンション購入を検討できますよ。将来のライフプランを考える際には、意識してみてくださいね。素敵なお部屋が見つかりますように。
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家賃を安く抑えるにはどうしたらいい?お部屋選びのポイント

できるだけ家賃を安く抑えたい…!誰でもそう思いますよね。よく見かける物件の要素で、どっちを選べば安くなるのか比較してみます。
メリットとデメリットもまとめているので、物件選びの参考にしてくださいね。

各駅しか停まらない駅 vs 急行が停まる駅

各駅停車駅を選んだほうが家賃は確実に安くなります。沿線にもよりますが、10~15%ほど抑えられることも。

勤務先へ直通の駅を選びたい、この沿線が好きなど、沿線にこだわりがある方は、各駅停車駅を選んで家賃を抑えましょう。

各駅しか停まらない駅を選ぶメリット

・家賃を抑えられる
・希望の沿線に住める

各駅しか停まらない駅を選ぶデメリット

・通勤時間がかかる場合がある(沿線内の乗り換えが必要、または通過待ちなど)

木造 vs 木造以外

建物の構造や種別でも家賃は抑えられます。家賃を下げるには「木造」を選ぶこと。

木造となると概ねアパートになりますが、この選択は主要駅に近い場合に、より効果を得られる傾向があります。木造を選ぶことで、10%前後家賃を下げて住むことができるかもしれませんよ。

木造を選ぶメリット

・家賃を抑えられる
・主要駅に近い駅を選べる可能性がある

木造を選ぶデメリット

・木造住宅なので、「遮音性」「耐久性」「耐震性」「防火性」などの心配がある
・木造住宅は2階建てのアパートタイプが多いため、エントランスなどの共用部などがなく(外階段を使って直接玄関に行ける)、防犯・セキュリティ面に不安がある

築年数が古い物件 vs 築浅物件

なるべく新しい建物に住みたいって思いますよね。
一般的に「築浅」と認識されているのは5年くらいまでです。

結論としては、築年数が新しい・古いで必ず家賃が下がるかというと、そうではありません。

新築に近いほうが賃料が高くなることはもちろんありますが、実は「築〇年までが新しい」=「だから家賃が高い」という基準はありません。どちらかというと、そのエリアの物件の空室状況によるところが大きいです。

賃貸を募集している物件がたくさんあれば「余っている」ということで、築年数が新しくても著しく家賃が高くなることはありません。

逆に人気の場所で、物件が常に足りないようなエリアは築年数が古くてもあまり家賃は安くならない傾向があります。

まとめるとこうなります。

・空室の賃貸物件が多い=物件が余っている=家賃が安くなる
・空室の賃貸物件が少ない=人気エリア=家賃が高くなる

また、築年数が30年以上になると、室内設備も古くなりますが近年はリフォームやリノベーションにより、内装は新しくなっていることも多く、古さは感じません。ですが建物自体が古いと、建物の性能も悪くなるので、熱暖房効率が悪いなど住んでから出てくる事態に注意が必要です。

築年数が古い物件を選ぶメリット

・人気エリアに住みたい場合は家賃を抑えらえる場合がある

築年数が古い物件を選ぶデメリット

・家賃を抑えるために古い建物を選ぶと、建物の耐久性などに心配がある
・家賃を抑えた割に、光熱費がかかるなどの別の費用が多くかかる場合がある

3点ユニット(バス・トイレ・洗面が一緒)vs バストイレ別

これも根深い「バストイレ問題」です。

お風呂とトイレが別々の家がいいと思って探していいても、希望家賃を下げると3点ユニットと言われる「お風呂・トイレ・洗面」が一緒になっている部屋ばかりということがよくあります。
逆に、ここをこだわらなければ、家賃を下げられるということですね。

バス・トイレ・洗面にキッチンを足した「水回り」と言われる設備は、意外と室内でもスペース(面積)を必要とするため、別々にするのと一緒にするのでは仕上がるお部屋の専有面積に大きな差が出てきます。

水回りを別々にするを「A」、できる限り一緒にするを「B」として比べてみましょう。

水回りの考え方6畳の居室を確保するための必要面積
A それぞれバラバラにして6畳を確保する
(設備を設置するために壁やドアも必要)
30㎡前後
B できるだけコンパクトにまとめて、
6畳を確保する
20~25㎡

Aのほうが快適に過ごせますが、必然的に必要面積が広くなるので家賃も高くなります。

ということで、家賃を下げるためには「バス・トイレ別」の条件を外しましょう。

3点ユニット