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避難所でプライバシーを守るには?防災グッズ&アイデア【防災士解説】

避難所ではテント設置が禁止されている所も多いため、プライバシーを守るために避難所に持って行ったほうが良いものなど「女性にとっての、避難所でのプライバシー問題」に関して、防災士である筆者が紹介します。避難所の環境設備は自治体によりそれぞれであるため、まだまだプライバシーが守られづらい避難所があることも事実。少しでもプライバシーを確保し災害時にストレスなく避難所で過ごせるように、用意しておくべき防災グッズや、知っておきたいアイデアなどをシーン別に紹介していきます。着替え・お風呂・洗濯・就寝・貴重品管理など、避難所生活で困るプライバシー問題を解決する防災グッズをシーン別に紹介していきます。まずは避難所での着替えについて。女性用更衣室があったり、ダンボールやテントなどの組み立て式の簡易更衣室が導入されている場合もあります。もし女性用更衣室が設けられていないという場合には、トイレで着替えるか、日中に片付けで自宅に帰った際に着替えることになるでしょう。もし避難所内で周囲の目がある中で着替えないといけない場合には、防災ポンチョを用意しておくと目隠し対策ができます。次に避難所でのお風呂については、避難所によってはシャワールームがあったり、自衛隊によるお風呂の提供を受けられたり、近くの銭湯・温泉施設を利用できる場合があります。もし避難所で身体を清潔にできない場合には、着替え同様に日中に自宅を利用したり、目隠しポンチョを利用したりするしかないでしょう。ドライシャンプーやボディーシートを用意しておくと便利です。また、トイレの問題については、災害時に停電や断水が発生した場合、避難所のトイレがそもそも利用できない可能性があります。避難所へ仮設トイレが届けられるのも数日かかる可能性があるため、自分でも携帯トイレや簡易トイレを備えておくことが大切です。万が一、生理になったときにそなえて、生理用品やサニタリーショーツも用意しておくと安心です。避難所での洗濯については、洗濯機やコインランドリーを利用できないことを想定し、ビニール袋やシップロック、洗濯専用バッグ、折りたたみバケツなどを用意しておくといいでしょう。また男性の目がある中でも洗濯がしやすいように、一見下着とはわかりにくいボクサータイプのショーツやカップ付きキャミソールなどを用意しておくといいでしょう。防犯ブザーなどの防犯グッズは常に所持しておくと安心です。また、貴重品は自身で管理し、肌身離さず持ち歩くことがおすすめです。両手が塞がらず雨でも濡れる心配のない、防水タイプのウエストポーチやショルダーバッグを用意しておくのがおすすめです。もし避難所でのプライバシー確保に不安を感じる場合は、在宅避難という手段があることも覚えておきましょう。災害時に必ずしも避難所へ行く必要はありません。また、もし避難所でプライバシーが確保できない環境なのであれば、自ら避難所運営に参画し、女性専用スペースを確保できるように働きかける勇気を出してみてください。