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敷金なし物件、おトク?罠? メリット・デメリットを宅建士が解説

「あまり貯金がないので、初期費用の安い敷金なし物件を検討しています。でも敷金なし物件は、退去時に高額の費用を請求されるなどの罠があるんでしょうか?実際のところを教えてください!」という質問に、宅建士が回答します。「タダより高いものはない」なんて言葉もありますから、心配になりますよね。敷金なし物件には、どんなデメリットがあるのでしょうか。そもそも、敷金とは…入居時に(オーナー、大家さん)に払う初期費用として、「敷金・礼金」が挙げられます。このうち敷金とは、入居時に貸主(オーナー・大家さん)に預けておく預け金のようなものです。敷金は主に、退去時のクリーニング費用・修繕費用などに充てられます。敷金がない物件の場合はクリーニングをしない…なんてわけ、ありませんよね。退去時の修繕費用やクリーニング費用は、敷金なしの物件でも何らかの形で求められます。1.入居時に別の名目で支払うケース:入居時に、カギ交換代・メンテナンス費などの名目で支払うケースもあります。この場合は、名目こそ「敷金」ではないものの、初期費用としてある程度の貯金が必要です。2.退去時に支払うケース:退去時に改めて、クリーニング代・修繕費用が請求される可能性もあります。これが最も多いパターンだと思います。初期費用を抑えて引っ越しできるのが大きなメリットですが、退去時に向けて貯金をしておく必要があります。退去時の費用をまったく想定していないと、”罠”と感じてしまうかもしれません。3.家賃に上乗せされているケース:また、最初から敷金分を見込んで、家賃が高めに設定されている可能性もあります。このように、なんらかの形で費用を払う可能性が高いので、敷金なし物件は「純粋にお得」というわけではありません。検討中のお部屋がどのケースにあたるのか、しっかり確認してくださいね。ちなみに、礼金は大家さんの判断で決めているものなので、礼金なし物件は「純粋にお得」なケースが多いと思います。
お金・節約

新築マンション購入諸費用、何にどれだけ必要?実例でスッキリ納得!

新築マンションのチラシには「頭金0円で買える」と書かれていて、「私でも購入できるのかな」と嬉しくなります。でも、購入時には物件価格とは別に【諸費用】がかかります。この諸費用は、マンション管理関関係・登記関係・ローン関係・税金・保険関係などにおおまかに分けられます。また、この他に新生活費用もかかります。これらの諸費用や新生活費用を考慮しなければ大変なことになるため注意しましょう。例として、2,000万円の新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)を購入する場合の諸費用を見てみましょう。一般的に、新築マンション購入時の諸費用は、5~7%程度用意しておくことが推奨されています。つまり、2000万円の物件を購入する場合は、100万円~140万円程度の諸費用が必要です。