街・住まい・暮らしのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らし女性が家とお金に関する不安を減らせるよう、「生活費シミュレーション計算」と「賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算」の2種類の計算ツールを提供しています。
(※ツールは一人暮らし女性に向けて提供しているものですが、実際の利用者には一人暮らし女性以外の方もいると考えられます)
2024年6月度の集計結果を発表いたします。
【2024年6月度集計】一人暮らし女性の手取りは22万円、家賃等は7万円
生活費シミュレーション計算ツール 利用集計
「生活費シミュレーション計算ツール」の利用状況を集計したところ、手取り月収の平均は約24.2万円、中央値は22万円でした。また、最頻値は20万円でした。
平均・中央値は微増傾向が続いている一方、最頻値は1年前から一貫して20万円です。
手取り月収
平均額:¥241,708(前月比 +¥6,609)
中央値:¥220,000(前月比 +¥7,923)
最頻値:¥200,000(前月比 変動なし)
利用者数:998人(有効入力数:851件)
※10万円以上~50万円未満の入力を有効数値として集計
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賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール 利用集計
「ずっと賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール」にて入力された現在の住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)は、平均金額で約8.8万円、中央値は7万円でした。また、最頻値は5万円でした。
住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)
平均額:¥87,845(前月比 +¥299)
中央値:¥70,000(前月比 -¥6,000)
最頻値:¥50,000(前月比 -¥50,000)
利用者数:47人(有効入力数:46件)
※1万円以上~30万円未満の入力を有効数値として集計
このところ最頻値の変動が激しい傾向にあり、家賃の額が二極化していることがうかがえます。
引き続き、来月の動向も注視してまいります。
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手取りに占める住居費の割合、理想と現実
一般的に、「住居費は手取りの3割」におさめることが適正とされています。
つまり、手取りの平均額「24.2万円」から算出した適正な住居費は、「7.25万円」。
手取りの中央値「20万円」から算出したものは、「6万円」です。
一方で、実際に入力された住居費は平均額で「8.78万円」。
中央値で「7万円」です。
ちなみに、LIFFUL HOME’Sが発表している「シングル向けの人気駅・市区町村ランキング×家賃相場」は、「ワンルーム・1K・1DK」のもので、以下の通りです。
- 吉祥寺駅:9.15万円
- 池袋駅:11.44万円
- 恵比寿駅:14.01万円
「LIFULL HOME’S家賃相場」より、「シングル向けの人気駅」TOP3を引用 (2024/7/1時点)
また、政府の統計データである「平成30(2018)年 住宅・土地統計調査」によると、東京都で「20~29㎡」のお部屋の平均家賃は「6万8,767円」となっています。
これらを比較すると、以下のようになります。
適正とされる「手取りの3割」の住居費は、「平均額」が6.88万円を上回りましたが、中央値・最頻値は6.88万円に届きませんでした。
また、「令和5年住宅・土地統計調査」は、令和6年(2024年)9月公表予定とされています。公表されましたら、集計にも反映してまいります。
また、『カーサミア』で公開中の「手取りと家賃シリーズ」の月間アクセス数は、「手取り24万円・家賃9万~10万円で一人暮らしできる?」が1位、「手取り25万円・家賃10万~11万円で一人暮らしできる?」が2位、「手取り21万円・家賃8万~9万円で一人暮らしできる?」が3位、となっています。この順位は先月と変化ありません。
カーサミアでは、今後も家賃の高いエリアで一人暮らしをがんばる女性に向けて、暮らしに役立つ情報や、家とお金に関する不安を減らす情報を提供してまいります。