狭小地開発の株式会社トラスト・ファイブが運営する「土地とビルの記事メディア CASAMiA」では、一人暮らし女性が家とお金に関する不安を減らせるよう、「生活費シミュレーション計算」と「賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算」の2種類の計算ツールを提供しています。
(ツールは一人暮らし女性に向けて提供しているものですが、実際の利用者には一人暮らし女性以外の方もいると考えられます)
2025年5月度の集計結果を発表いたします。
【2025年5月度集計】一人暮らし女性の手取りは22万円、家賃等は8万円
生活費シミュレーション計算ツール 利用集計

「生活費シミュレーション計算ツール」の利用状況を集計したところ、手取り月収の平均は約24.2万円、中央値は22万円でした。また、最頻値は20万円でした。
中央値・平均値は微増、最頻値は横ばいです。
続いて、集計を行い始めた2021年からのグラフをご紹介します。

最頻値は2021年1月から一貫して20万円です。
「新卒の月給が30万」とも言われる状況ですが、当ツール利用者においてはあまり影響を受けていないようでした。それでも全体的に見れば、僅かずつ手取りが増えている傾向がありそうです。
手取り月収
平均額:¥241,831(前月比 +¥4,918)
中央値:¥220,000(前月比 +¥2,475)
最頻値:¥200,000(前月比 変動なし)
利用者数:2,326人(有効入力数:1,939件)
※10万円以上~50万円未満の入力を有効数値として集計
ツールはこちら
賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール 利用集計

「ずっと賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール」にて入力された現在の住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)は、平均金額で約10.2万円、中央値は8万円でした。また、最頻値は8万円でした。
平均額・中央値とも増加、最頻値は横ばいです。
続いて、集計を行い始めた2021年からのグラフをご紹介します。

月ごとに見ると変動が激しい状況ですが、全体的には家賃が上昇していることが伺えます。
引き続き、来月の動向も注視してまいります。
住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)
平均額:¥102,461(前月比 +¥12,679)
中央値:¥80,000(前月比 +¥5,000)
最頻値:¥80,000(前月比 変動なし)
利用者数:101人(有効入力数:93件)
※1万円以上~30万円未満の入力を有効数値として集計
ツールはこちら
手取りに占める住居費の割合、理想と現実
一般的に、「住居費は手取りの3割」におさめることが適正とされています。
つまり、手取りの平均額「24.2万円」から算出した適正な住居費は、「7.25万円」。
手取りの中央値「20万円」から算出したものは、「6万円」です。
一方で、実際に入力された住居費は平均額で「10.25万円」。
中央値で「8万円」です。
ちなみに、LIFFUL HOME’Sが発表している「シングル向けの人気駅・市区町村ランキング×家賃相場」は、「ワンルーム・1K・1DK」のもので、以下の通りです。
- 吉祥寺駅:8.94万円
- 池袋駅:11.31万円
- 恵比寿駅:16.88万円
「LIFULL HOME’S家賃相場」より、「シングル向けの人気駅」TOP3を引用 (2025/6/2時点)
また、政府の統計データである「令和5年(2023年) 住宅・土地統計調査」によると、東京都で「20~29㎡」のお部屋の平均家賃は「7万1916円」となっています。
これらを比較すると、以下のようになります。

適正とされる「手取りの3割」の住居費は、平均額・中央値・最頻値ともに東京都の平均家賃を下回りました。
一方、入力された住居費は、平均額・中央値・最頻値ともに東京都の平均家賃を上回りました。人気駅の家賃相場との乖離も少なく、より現実的な数字となっていることがうかがえます。
また、当メディアで公開中の「手取りと家賃シリーズ」の月間アクセス数は、
1位「手取り19万円・家賃7万~8万円で一人暮らしできる?」
2位「手取り25万円・家賃10万~11万円で一人暮らしできる?」
3位「手取り23万円・家賃9万~10万円で一人暮らしできる?」
となっています。
カーサミアでは、今後も家賃の高いエリアで一人暮らしをがんばる女性に向けて、暮らしに役立つ情報や、家とお金に関する不安を減らす情報を提供してまいります。