あの吉野家の牛丼が、なんと缶詰になり、防災用の非常食として登場しているのをご存じでしょうか。
吉野家の「缶飯牛丼」は、常温で約3年保存でき、玄米入りで栄養もばっちり。
非常食というと味気ないイメージがありますが、本当に災害時でもおいしく食べられるのか気になりますよね。
こんにちは。カーサミアライターのあんどうです。
今回は、吉野家の「缶飯牛丼」を実際に試食し、防災目線で味や食べやすさ、備蓄のしやすさまでレビューしますので、最後まで読んでくださいね。
吉野家「缶飯牛丼」はこんな商品

吉野家の『缶飯牛丼』は、店舗と同じ牛肉とタレを使って作られた、非常時用のご飯入り缶詰です。

ご飯には、白米よりも栄養価の高い玄米『金のいぶき』が使われており、食物繊維は約7.8倍、ビタミンEは約26倍と、非常食の中でも栄養面に優れているのが特長です。
調理は不要で、缶を開ければそのまま常温で食べられる手軽さも魅力です。
もちろん温めればより美味しく食べられるので、災害時だけでなく日常の備蓄やアウトドア用としても活躍します。

賞味期限は製造日から約3年と長く、ローリングストックにもぴったりです。
実際に届いたものは、賞味期限が2年8カ月残っていました。
側面には「期限注意」と書かれていて、流通段階でも賞味期限を注意深く管理してくれている様子がうかがえます。

1缶あたりの内容量は160gと、一食分としてちょうどよい分量。
ご飯と具材がセットになっているので、1缶で完結した非常食として扱いやすく、人数や日数に合わせて備蓄量を調整しやすいのも便利なポイントです。

吉野家の缶飯シリーズには、牛丼のほかに豚丼、焼鶏丼、焼塩さば丼などもあり、いくつかの味を揃えておけば、非常時の食事でも飽きずに楽しめそうです。

吉野家の缶飯牛丼、実際の味は?防災視点でレビュー

今回は、防災備蓄食として注目されている吉野家の『缶飯牛丼』を実際に試してみました。

缶の中身を半分に分けて、常温と湯煎、それぞれの状態で食べ比べてみた感想を正直にお伝えします。
常温の場合

まず、常温の状態では、缶を開けたときに脂がしっかり残っている印象がありました。
スプーンを入れた感触はやや柔らかく、粘りがあり、正直なところ少し抵抗感も。
口に入れると、玄米の歯ごたえが強く、ふっくらしたご飯というよりは芯のある食感です。
玄米ならではの特徴とはいえ、好みが分かれるかもしれません。
お肉はやわらかいというより、繊維がほどけるようにほろほろと崩れる食感でした。
味つけは、塩気がやや強く、醤油の風味が前面に出ている印象。
吉野家の牛丼と完全に同じ味かと聞かれると、正直なところ「別物」と感じました。
缶詰特有の脂の風味や独特の香りが強く出ており、人によっては苦手に感じるかもしれません。
「まずい」という訳ではありませんが、私自身も常温で食べるのは少しハードルが高く感じました。
湯煎した場合

常温では脂が残っていて独特の風味が気になりましたが、残りの半量を缶のまま湯煎で10分温めてみると、味の印象が大きく変わりました。

固まっていた脂はしっかり溶けて、ご飯と具材がなじみ、香りもまろやかに。
相変わらず塩気はやや強めで、玄米の芯は残るものの、温かさが加わることで全体的にグッと食べやすくなりました。
特にお肉や玉ねぎの食感をしっかり感じられ、「あったかいだけでこんなに違うんだ!」と実感しました。
吉野家の缶飯牛丼は、防災備蓄にぴったり!
総合的に見て、吉野家の『缶飯牛丼』は、「災害時にこれが食べられるなら十分ありがたい」と思える非常食でした。
常温のままでは少しクセを感じる部分もありますが、湯煎することで味や食感がグッと良くなり、満足感も高まります。
温められる環境を整えられるなら、備えておく価値は高いと感じました。
湯煎で温めるほうがおいしいとはいえ、開ければそのまま食べられる手軽さも心強いポイント。
停電時やガスが使えない状況でも心強い存在になります。
また、缶飯牛丼は、自宅の備蓄にも事業所での防災対策にも取り入れやすい非常食です。
一般的な缶詰サイズなので場所を取らず、事業所の場合も、缶ごと配布できるため、人数分の管理や配給もスムーズに行えるでしょう。
吉野家の缶飯シリーズには牛丼のほかにも、豚丼や焼鶏丼、焼塩さば丼など味のバリエーションもあります。
まずは一度試してみて、自分の好みや備蓄スタイルに合うかどうかを確かめてみてはいかがでしょうか。

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