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防災ポーチにいらないものは? 3.11経験者がポーチの中身を公開

防災
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防災ポーチを作ってみたけれど、いろいろ入れすぎて重いので中身を減らしたいなぁと感じていませんか?

カーサミアライターのしのです。東日本大震災を宮城県の自宅アパートで経験しました。震災後は外出先で何が起きてもいいように、防災ポーチを持ち歩いています。

この記事では、東日本大震災を経験した私が、防災ポーチに備えている必要最低限のものを紹介します。最後まで読んでいただき、ご自身でカスタマイズしてくださいね。

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【質問】防災ポーチにいらないものは?

防災ポーチにいらないものは何?できるだけコンパクトにしたい | イメージ画像:写真AC

防災ポーチを用意したのですが、重すぎて、持ち歩くのが負担だと感じています。防災ポーチにいらないものって何でしょうか?

大沢 しの
大沢 しの
教えてくれたのは…

東日本大震災の際は宮城で被災。避難生活を送った経験を活かし、防災情報を発信していきます。

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【回答】普段から持ち歩いているものは、重複してポーチに入れる必要はありません。

「防災ポーチに入れる」と一般的にされているもののうち、たとえば、モバイルバッテリー・ティッシュ・マスクなどは、外出する際に必ず持って出かける方も多いのでは?

大切なのは備えを「防災ポーチとしてひとつにまとめる」ことではなく、「いざというときに備えて持ち歩く」こと。必ず持ち歩いているのであれば、防災ポーチの中身から外してもよいと考えています。

また、カイロや汗拭きシートなどの季節用品は、季節によって見直しするとポーチの中身がコンパクトになりますよ。

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東日本大震災経験者の防災ポーチの中身は?

防災ポーチの中身を必要最小限にしてコンパクトにしています | 筆者撮影

私が作った防災ポーチの中身はこちらです。できるだけ負担のないようコンパクトにしています。

  • 携帯用アルミシート
  • 絆創膏・常備薬
  • ウェットティッシュ
  • 固形タオル
  • ペーパーソープ
  • 現金(千円札と小銭数枚)
  • サニタリーバック
  • ナプキン
  • 補食(カロリーメイト・飴・タブレットなど)
  • 防災ホイッスル

以上のものを100均で購入したチャックがついた袋にまとめています。重さを測ってみると263gでした。このくらいであれば毎日持ち歩いても負担になりません。

また私の場合は、上記のポーチに加えて、モバイルバッテリーとマイボトルも持ち歩いていますよ。

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防災ポーチが必要なシーンは災害時だけではない

そもそも防災ポーチって必要なの?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、防災ポーチが役立つシーンは災害時だけではありません。

以下で解説します。

電車やバスが立ち往生したとき

急な大雨や大雪などで交通機関が麻痺し、長時間動けなくなるニュースを、近年では時折見かけます。車内に閉じ込められた際も防災ポーチに補食があれは、空腹をしのげます。

エレベーターの中に閉じ込められたとき

エレベーターを使用する際に、急な停電やトラブルで閉じ込められることも考えられます。エレベーターの中には緊急の電話が備えられていますが、担当者がトラブルを解決するまでに長時間かかることもあり得ます。
飲食物や、寒い時はアルミシートがあると助かるでしょう。

Q
防災ポーチにいらないものは何ですか?
A

防災ポーチにいらないものは、「防災ポーチに入れなくても毎日持ち歩いているもの」です。たとえばモバイルバッテリー、マスク、ポケットティッシュ、時期外れの季節商品(カイロ、汗拭きシート)などです。
普段から持ち歩いていないけれど災害時に必要になるもの、たとえば携帯用アルミシートや絆創膏などは優先的に防災ポーチに入れましょう。

必要なものや、持ち歩き可能な重さなどは個人で違いがありますので、それぞれご自身にあったものを備えましょう。

0次の備え・防災ポーチを作ろう。必要なグッズ10選【防災士解説】
災害に備えて、なんらかの備えをしている人は多いでしょう。しかし、「0次の備え」防災ポーチを持ち歩いている人は少ないのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「0次の備え(防災ポーチ)」に関して紹介します。災害は必ずしも自宅に居る際に起こるとは限りません。そのため、外出先で災害が起こっても困らないよう、0次の備えとしての「防災ポーチ」が必要なのです。具体的に用意すべき防災グッズも紹介しますので、まだ0次の備えを行っていない方は是非参考にしてみてください。防災ポーチを持ち歩いておくことで、外出先から避難所や自宅へ安全に移動でき、仮に身動きができなかった場合にも数時間その場で過ごせる備えがあるため安心です。0次の備えで用意するべき防災グッズの一例を、大きく分けて10選紹介していきます。1.現金 2.飲料水・携帯食(栄養補給食・ゼリー飲料・飴・チョコレート・塩分タブレットなど)3.モバイルバッテリー 4.衛生用品・救急セット(ティッシュ、ウエットティッシュ、ハンカチ、マスク、生理用品、簡易トイレ、歯磨きセットなど) 5.スキンケアセット(メイク落とし、ヘアゴムなど) 6.懐中電灯 7.防犯ブザー・防災ホイッスル 8.筆記用具・メモ帳 9.身分証明証のコピー・緊急連絡先 10.防寒具(カイロ、アルミシートなど) 普段持ち歩くもののため、邪魔にならないようコンパクトにポーチにまとめて、いつも持ち歩くバッグに入れておくのがおすすめです。0次の備えをまとめたポーチは「防災ポーチ」とも言われています。用意するポーチは、いつも持ち運びやすいように軽いもので、風水害などの際にも利用しやすい耐久性が高いものがおすすめです。また、緊急時にも即座に防災グッズが取り出しやすいように内ポケットがついているものや、チャックがガバッと開いて中を確認しやすいものだと便利です。外出する際には、忘れないようにいつもしっかり持ち歩いてくださいね。

防災ポーチに、小銭はいくら必要?被災経験者たちが入れている金額は…
普段から持ち歩くことを想定している防災グッズ「防災ポーチ」。現金を入れておくことが推奨されていますが、「いくらの小銭を入れておくか?」について検討します。東日本大震災の経験者を含む2名の意見をうかがいました。参考にしてください。