災害時の備えとして「飲み水は確保しておかないと」と思っている人は多いと思います。でも、実はそれだけでは不十分なんです。
こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。
地震や台風のあとに断水が続き、いざ近所の給水所から水を受け取るとなると、入れる容器がなかったり、重たくて持ちにくかったりと、想像以上に大変です。
そんなときに役立つのが、“使う直前まで空のままおいておける”ウォーターバッグ。今回は、ダイソーで見つけた『ウォーターバッグ(無地・約4.2L)』を試してみた感想をお伝えします。
気軽に始められる防災アイテムをお探しの方や、場所をとらない防災用品を探している方は、最後までチェックして下さいね。
ダイソーのウォーターバッグ(無地・約4.2L)はこんなアイテム

ダイソーのウォーターバッグ(無地・約4.2L)は透明のビニール製で、折り畳まれた状態で販売されています。

容量は、1回の給水で持ち帰る量としてはちょうどよい約4.2L。

取って付きで持ち運びやすく、災害対策としてはもちろん、アウトドア・レジャーシーンなど様々な用途で活躍するアイテムです。
ウォーターバッグは1つでいい?1人あたりの備蓄水量とは
目安として、1人が1日に必要とする飲料水の量は約3Lとされています。
つまり、ダイソーのウォーターバッグ(無地・約4.2L)1個で1日分の水を十分に確保できる計算になります。
しかし、給水所が遠かったり、毎日通うのが難しい状況も想定されます。そのため、2〜3日分を確保できるように複数個を備えておくのが現実的です。
なお、水道水は常温で約3日程度保存できるとされており、必ずしも毎日給水する必要はありません。(参考:「水道水、意外と保存が可能です」警視庁)
ウォーターバッグは、満水時はそれなりの重さになります。
運搬距離や体力、実際に必要な量とのバランスを考えて、準備しましょう。
ダイソーのウォーターバッグ(無地・約4.2L)を防災グッズとして使ってみた

パッケージを開けてみると、ウォーターバッグは薄く折りたたまれており、思っていた以上にコンパクトでした。
これなら、防災リュックの隙間にもすっきり収まりそうです。

広げてみて、500mlのペットボトルと並べてみたところ、サイズは思ったより小さめ。
それでも約4.2L入るとのことで、見た目以上の容量に驚きました。
ビニール素材は、薄いかと思いきや結構しっかりしています。
ハンドルや注ぎ口もチープな印象はなく、これで100円はお得かも…!と感じました。

注ぎ口は広めで、蛇口がすっぽり収まるサイズ。

水を入れるのもとてもスムーズでした。
満水にするとそれなりに重さは感じますが、4.2L程度であれば女性でも片手で持ち運べる重さです。
持ち手は指に沿った形のくぼみがあり、握りやすいので、よりそう感じるのかもしれません。

歩いている間に水がこぼれることもありませんでした。

満水にした状態では自立するため、床に置いても安定感があります。
また、ビニールに適度な張りがあるので、注ぐ時に本体がふにゃふにゃせず、注ぎやすかったです。
ビニール特有の臭いもなく、水にニオイが移ることもありませんでした。
1度使用しただけでは素材がへたる様子はなく、数回は繰り返し使用できそうです。
ただし、水が入っていない状態だとペタンコになってしまうので、内側をしっかり乾かすのは難しく、衛生面に不安が残ります。
飲料水として使う場合は、新しいものを使用した方が安心だと感じました。
生活用水など別の用途であれば、複数回使うのもアリ。
そう考えると、コストパフォーマンスは高いです。
防災対策にまずはひとつ、ウォーターバッグを備えておくと安心
普段から水を備蓄しておくだけでなく、災害時に給水が必要になる場面も想定し、「水を運ぶ手段」も考えておくことも、防災準備においては大切です。
ダイソーのウォーターバッグ(無地・約4.2L)は、その最初の一歩として取り入れやすいアイテムだと感じました。
使わない間は折りたたんだ状態で保管できるため、防災リュックの中でも場所をとりません。
また、自宅の収納や引き出しなど、手の届く場所に常備しておけば、いざというときにもすぐに持ち出せます。
こうした小さな備えが、非常時に自分を助けてくれるかもしれません。
ダイソーのウォーターバッグ(無地・約4.2L)は、100円で十分な実用性を備えたアイテムです。
防災対策の一つとして、早速取り入れてみてはいかがでしょうか。
- Qダイソー(100均)のウォーターバッグは使える?
- A
ダイソーのウォーターバッグ(4.2L)は、使わないときはぺたんこに畳まれた状態で場所を取らず、持ち手付きで持ち運びやすいのが特徴。100円で手に入るので、防災グッズとして備えておくにはちょうどいいです。地震や台風で断水が起きたとき、給水所から水を運ぶために数枚持っておくと安心できます。
- Q災害対策にウォーターバッグは必要?
- A
災害時の備えとして、給水所や給水車を利用するために「水を運ぶ手段」が必要です。1人が1日に必要とする飲料水の量は約3L。複数のペットボトルに水を汲んで、リュックで背負って持ち帰る方法もありますが、専用のウォーターバッグがあるほうが持ちやすいでしょう。