「三井二号館」の屋上に、生ごみ処理機「スマートコンポスト®」が導入されたそうです!
株式会社トラスト・ファイブが運営するビル・土地の記事メディア担当の兼山杳です。業界の最新ニュースをわかりやすくお届けしています。
テナントのカフェで出た生ゴミを屋上家庭菜園の肥料として循環させる取り組みで、施設全体の環境価値向上につながっているそうですよ。都市型オフィスビルの資源循環モデルを、早速チェックしていきましょう!
komham、三井不動産オフィスビル屋上へ「スマートコンポスト®」を導入
生ごみを最短1日で堆肥化、都市型オフィスの屋上菜園へ循環
株式会社komhamが、三井不動産株式会社が所有する「三井二号館」(東京都中央区)の屋上に、生ごみ処理機「スマートコンポスト®」を導入したそうです。
屋上菜園への生ごみ循環を自動化・効率化し、都市型オフィスビルにおける次世代型資源循環モデルの構築を目指しているそうですよ!

導入背景
三井不動産グループは、2030年度までに温室効果ガス排出量を2019年度比で40%削減し、本社事業所における廃棄物再利用率90%を達成することを目標に掲げているそうです。
こうした全社目標の実現に向け、三井二号館では入居テナントのカフェ等で発生する生ごみを簡易コンポストで堆肥化し、屋上菜園に活用してきたといいます。
しかし、堆肥化における発酵不良や臭気リスク、手間のかかる攪拌作業が課題となっていたそうです。
そこで、株式会社komhamが開発したスマートコンポスト®を導入することで、これらの課題を解決し安定的な資源循環の実現を目指すということです。
取り組みの詳細
三井二号館の屋上に設置されたスマートコンポスト®は、飲食店舗から出る生ごみを効率的に堆肥化し、屋上菜園に還元します。ビル内で生ごみを資源として循環させ、施設全体の環境価値向上に貢献するということです。

【設置場所】
三井二号館屋上(東京都中央区日本橋室町2-1-1)
導入したスマートコンポスト®の主な特徴
・屋上など限られたスペースへの設置が可能:AC電源・排水設備不要、ソーラーパネルで自律駆動
・生ごみを最短1日で堆肥化:独自微生物群「コムハム」による高速分解
・安定運用:自動攪拌機能搭載で、手作業に頼らず安定した堆肥化を実現
・運用状況の見える化:投入量や分解率、温室効果ガス削減量をクラウドで確認でき、環境施策の成果を具体的に把握可能

今後の展開
スマートコンポスト®の導入により、生ごみを堆肥として循環させるだけでなく、施設の利用者や従業員が資源循環を実感することで、ゴミの分別やリサイクルなど、日常の行動への関心が広がることが期待されるといいます。
また、こうした取り組みは、依然として多くの生ごみが焼却処理されている現状に対し、環境負荷を抑えつつ生ごみを資源化する有効な手段ですよね。
スマートコンポスト®は電源や排水設備に依存せず設置できるため、事業者や自治体にとって導入のハードルも低く、持続可能な資源循環を実現する現実的な選択肢となるということです。
今後は、施設内での資源循環の促進や環境意識の向上を図るため、スマートコンポスト®の導入をさらに広げ、より多くのオフィスや施設で生ごみの資源化が進むことを目指すそうです。
資源循環や生ごみの有効活用にご関心のある事業者・自治体の方は、ぜひ導入を検討してみませんか。
三井不動産 スマートコンポスト導入担当者コメント
三井不動産株式会社 ビルディング本部 担当者様
『SDGsへの関心が一層高まる中、当社ではご入居テナント様とともに取り組める身近で実効性のある施策について検討を重ねてまいりました。
その一環として、オフィスから排出されるごみの有効活用に着目する中で、スマートコンポスト®と出会いました。
スマートコンポスト®は、オフィスビルの限られたスペースにおいても安定的な運用が可能である点に加え、屋上へ設置することで太陽光という自然エネルギーを活用しながら堆肥化を行える点を高く評価しております。』
スマートコンポスト®とは
「スマートコンポスト®」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機だそうです。
生ごみの高速処理が得意な株式会社komhamの微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発されています。

また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがあがるため、最低限のメンテナンスで運用ができるということです。

【製品概要】
- サイズ(キャスター込): 980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
- 本体重量: 約200kg
- 処理能力: 最大10リットル/日
- 消費電力: なし(ソーラー発電)
- 耐用年数: 8年
【測定/取得できるデータ】
- 投入生ごみ量
- 生ごみ分解量/分解率
- 温室効果ガス排出削減量
- バッテリー残量
微生物群「コムハム」とは
スマートコンポストに内在する「コムハム」は、株式会社komhamが独自で開発した生ごみを高速分解する能力を持つ微生物群だそうです。
生ごみを最短1日で最大98%まで分解する特徴があり、通常、数週間かけて複数回発酵させる堆肥化を高速で行うことができるそうです。
次世代シーケンサーを用いた微生物群集解析の結果から、コムハムは複数の好熱性バシラス科細菌を中心とした微生物群から構成されていることが分かっているそうです。
有害性評価として、コムハムの主要構成細菌が有害微生物リストに非該当であることを確認しているといいます。
なお、コムハムの遺伝子組換えやゲノム編集は行っていないということです。
※特許情報「微生物、生ゴミの分解に用いるための組成物、および生ゴミ処理方法(特許7300079)」
komhamについて
株式会社komhamは、「微生物で生活環境を整備する」ことをミッションとして掲げ、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っているそうです。
また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しているということです。
会社概要
- 会社名:株式会社komham
- 本店:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
- 支店:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
- 代表取締役:西山すの
- 設立:2020年1月
- 公式サイト:https://komham.jp/
今回は、「三井二号館」の屋上に設置された生ごみ処理機「スマートコンポスト®」についてお伝えしました。ソーラーパネルで自律駆動し、排水設備も不要なのはすごいですよね!
独自微生物群「コムハム」による高速分解が可能で、自動攪拌機能や環境施策の成果を具体的に把握できるクラウド機能もついているからオフィスビルでも効率的に使用できそうです。オフィスビルの価値を高める一手となりそうな仕組みですね!
皆さんもぜひ検討してみてくださいね。


