川の近くに住むなら、やっておきたい水害対策6選【防災士解説】
今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「引っ越し予定のマンションのやや近くで、数年前に川の氾濫がありました。近隣の住宅・スーパー・工場などが実際に水没したのも見たので不安です。事前の対策として適切なことなどはありますか?」という質問に対して、「川の近くに住むなら、やっておきたい水害対策」を紹介します。水害は、予測が難しい地震とは異なり、事前にある程度予測ができる災害です。自分の命を守るためにも、事前にできる水害対策を知り、正しい知識を身に着けていきましょう。日本は降水量が多いため、台風や豪雨などによる水害が毎年各地で発生していますよね。水害は時には川の氾濫や土砂崩れを引き起こし、人や家屋までを飲み込む恐ろしい災害です。水害は、「6月~7月の雨季シーズン」と「8月~9月の台風シーズン」に発生しやすいと言われています。そのため、これらの季節は特に対策を怠らないようにし、情報収集も欠かさないようにしてくださいね。また近年、ゲリラ豪雨は増加傾向にあるため、水害は私たちの身近でいつ起こってもおかしくない災害です。水害の影響で停電や断水となるリスクもありますので、ご自宅のマンションやアパートが最上階であったとしても、必ずしも安心ではないということを覚えておきましょう。川の近くに住むならやっておきたい水害対策を6選紹介・水害対策1:ハザードマップで水害のリスクを知ろう・水害対策2:避難場所・避難経路を確認しよう・水害対策3:非常用持ち出し袋の準備をしよう・水害対策4:情報収集の仕方を決めておこう・水害対策5:正しい避難行動を覚えておこう・水害対策6:家電などは高い位置に配置しよう 近年ではゲリラ豪雨が増加傾向にあり各地で水害が起こっているため、川の近くなど水害リスクがある場所に住んでいるのであれば、なおさら危険に遭う可能性が高くなっています。そのため、特に川の近くに住んでいる人は、水害被害に巻き込まれないためにも事前に水害対策を行ったり、正しい知識を身に着けておいたりする必要があります。もし、川の近くに住むことで水害への不安を強く感じるなら、他の場所に住むことを検討してみるのもいいですね。