災害時に手軽に食べられる非常食は数多くありますが、「ご飯が食べたい」と思ったときに頼りになるのが『尾西の携帯おにぎり』です。
アルファ米を使用した保存食で、水やお湯を注ぐだけで食べられる手軽さが特徴なんですよ。
こんにちは。カーサミアライターのあんどうです。
今回は、『尾西の携帯おにぎり』の五目おこわと鮭を実際に食べてレビューします。水とお湯とで作ったものも比較してみました。
非常食の防災備蓄を考えている方はぜひ参考にしてください。
尾西の携帯おにぎりとは

『尾西の携帯おにぎり』はアルファ米を使った保存食で、お湯を注げば約15分、水でも約60分でおにぎりができあがります。
にぎらずに三角形が作れるマジックのような仕組みで、袋のまま取り出して食べられるため、手を汚さずに済むのが特長です。
洗い物も出ないのでゴミが少なく済み、衛生的に食べられるのも嬉しいポイント。
保存期間は5年と長く、家庭用の非常食はもちろん、事業所での防災備蓄や配布にも適しています。
味は鮭、わかめ、五目おこわ、昆布の4種類があり、シンプルながら飽きがこないラインナップです。
1袋あたりのカロリーはおよそ150〜168kcalで、軽食としてちょうどいいボリュームがあります。
限られたスペースにストックしやすく、災害時にも「ご飯を食べている」という安心感が得られる、防災備蓄向きの保存食です。
尾西の携帯おにぎりを実際に作って食べてみた

災害時を想定して、尾西の携帯おにぎりの五目おこわを「お湯」で、鮭を「水」で作り、食べ比べてみました。
作り方

基本の作り方は、お湯の場合も水の場合も同じです。
まずは袋表面のシールを剥がし、注水ラインを出します。

袋を開けると、中にはアルファ米と乾燥具材が入っており、脱酸素剤も同封されています。
まずは調理前にこの脱酸素剤を取り出すのを忘れないようにしましょう。

次に、袋の内側にある注水線までお湯、または水を注ぎます。

お湯または水を注いだら、袋の「切り口②」と書かれた部分を指で持ち、20回ほど振ります。
お湯を注いだ場合は約15分、水の場合は約60分ほど待てば、おにぎりが完成します。
袋裏面に書かれている切り口から袋を開ければ…。

お湯(水)を注いで振るだけで、本当に三角形のおにぎりができました!
【お湯】で作った五目おこわ味を食べてみた

五目おこわ味は、封を開けたときからお出汁の香りがしていましたが、お湯を注いで出来上がると、さらに本格的なおこわの香りが広がりました。

味もしっかり五目おこわで、具沢山で食感もしっかり楽しめます。
特に椎茸の旨みが際立っていて、とても美味しかったです。
濃すぎず薄すぎず、ちょうどいい味付けで最後まで飽きずに完食できました。
ご飯はふっくらというよりもパラっとした仕上がりで(でも崩れない!)、少し硬めですが芯は残っておらず、十分に食べやすいです。
この手軽さでこのおいしさなら、非常食として本気で備えておきたいと思える一品でした。
【水】で作った鮭味を食べてみた

鮭味は水で調理してみました。
水を注いでから完成までに60分かかるので、待ち時間は少し長く感じます。

時間を置いて開封してみると、振り方が足りなかったのか、底の広げ方が悪かったのか、形がややいびつになり、具材も下に溜まっていました。

それでもご飯はツヤツヤとして見た目は食欲をそそります。
実際に食べてみると想像以上に美味しく、お湯で作った五目おこわと比べても遜色ありません。
むしろ浸水時間が長いぶんご飯が柔らかく仕上がり、より食べやすいと感じました。
鮭の塩味もほどよく効いていて、シンプルながら満足感があります。
ひとつ注意したいのは、少し崩れやすくて食べているとぽろぽろこぼれやすい点です(水調理の影響か、それとも鮭味特有なのかは分かりません…)。
念の為、お皿やトレーがあると安心できます。
正直、水調理では風味が落ちるのではと心配していましたが、良い意味で裏切られる仕上がりでした。
非常時に水だけでこのクオリティを味わえるのは心強いです。
手軽で美味しい尾西の携帯おにぎりは非常食にぴったり
今回実食した尾西の携帯おにぎりは、袋に水やお湯を注ぐだけで完成するシンプルさと、出来上がったときのしっかりした食べ応えが魅力の非常食でした。
お湯で調理すると、ほんのり温かい状態で食べられるのが嬉しく、非常時にもホッとできそうです。
一方で、水調理でも十分美味しく仕上がり、柔らかめのご飯が好みの方にはむしろ食べやすいかもしれません。
食べるときは袋の切り口から取り出せるので、手を汚さずに食べられて衛生的です。
具材のクオリティも高く、今回試した五目おこわと鮭はどちらも満足度が高い味わいでした。
他の味にも期待大です。全種類そろえて備蓄しておくのも良いと思います。
災害時にはパンやビスケットだけでは物足りなさを感じる方も多いと思いますが、この携帯おにぎりなら、しっかり「ご飯を食べている」満足感が得られます。
保存食にありがちな独特の風味もなく、日常でも違和感なく食べられる味です。
作り方も簡単なので、非常時用にストックしておき、普段から消費と補充を繰り返すローリングストックにも適しています。
災害はいつ起こるかわかりません。
だからこそ、事前に味や食感を試しておき、備蓄リストに加えておくことが大切です。
「非常時の食の安心」を支えてくれる一品として、尾西の携帯おにぎりを備えてみてはいかがでしょうか。





