ナマステ~
朝晩冷える季節になりましたね
前々回は写真だけでも寒々しい「生きている氷河ペリト・モレノ」について書きました
生まれて初めて見る壮大な氷河にうっとりしましたが
まだまだパタゴニアの魅力は止まりません
続いては~・・・
パタゴニアの目玉「フィッツロイ」
パタゴニアって何?って方はまずこちら
→「南米の主役パタゴニア」
人気アウトドアブランドの
パタゴニアのロゴに描いてある山がまさにそれです
まずはどーん!
こちらがアルゼンチンとチリにまたがる
名峰フィッツロイ
標高3,405mとものすごく高くはないけれど、
この天高く突き出る特徴的な形!
このフィッツロイに登るのは素人には到底無理なので
旅行者はおとなしく「フィッツロイがよく見えるポイント」まで登りましょう
森越しに見える場所まで4キロ
湖と一緒に見える場所まで10キロ
登山が好きじゃないわたくし、10キロいってきます!
スタートはチャルテン村
世界中からフィッツロイを見にやってきた旅行者がここに集まります
村には旅行者向けのお宿やレストラン、お土産屋さんもありますのでご安心を
山にもっていく食料などを準備して
さぁ目指すはフィッツロイ!
(がよく見える場所!)
実はフィッツロイはもう一つの呼び名がありまして
「煙を吐く山」
フィッツロイの別名「チャルテン」はそのまんま「煙を吐く山」という意味で
雲がかかって全様を現わしてくれないことが多々あるということだそう
なのでどうか雲がかからないことを祈りつつの登山開始でございました
ちゃんと見られるかは運次第・・・
これまでのんびりペースで旅してきた代償がここにきてありまして、ここでは
1回しかチャレンジできないという一発勝負!
さぁ吉と出るか凶と出るか・・・・・・
答えはこちら!
じゃーん!!!!!!
御覧の通り、
煙吐きまくってまーーーーーーーーーーす!!!!!!
めちゃくちゃ凶でした!!!!涙
これまでなんとなく強運で来たけれど、
フィッツロイでは惨敗です
寒くて雪も降ってました
ガチガチに震えながらのフィッツロイ鑑賞
この景色を見るために村からロス・トレス湖(標高1,150m)まで
片道10キロ歩いてきました
しかも朝日を浴びるフィッツロイを見るために真夜中スタート、
真っ暗闇の中登った結果がこれですよ
朝日が差している写真がこれですね
フィッツロイどこなのーーーーーー!!??
本当にここにいるの!!??涙
実はもう一つ、フィッツロイの見どころがありまして
朝日を浴びると真っ赤に染まるらしい!
「赤く燃える山」
とも言われている、なんてのを知ったのでね、
赤く燃える山が観たくて真っ暗闇の中ひーひー言いながら登ったんですけどね・・・
はい、もう完全に日が昇りました
全く見えませんでした、赤く燃ゆるフィッツロイ
試合終了です
見たい方はネットで検索してください・・
めちゃ綺麗なので・・
・・・・・しかーーーし!!
ここで諦めるわけがない!!!
ここからはフィッツロイとの我慢比べです
到着してから20分で日の出、
その後30分で完全に明るくなって、
1時間は雲だらけ、
その30分後に少しづつですがその容貌が見えてきました!
やったー!!!青空ーーー!!
そしてまだまだ粘るよ、ここまできたら
そこから1時間後にここまで見えた!
もうここまで見れたら満足でしょー!!!
なんて満足するあたいじゃありません
まだ粘ります
この1時間後・・・・
お完璧でございます!!
見事!あっぱれ!!美しい!!
ロス・トレス湖到着後、結局4時間半粘りに粘ってやっとのことで
フィッツロイの全様を拝むことが出来ました
ありがたやありがたや
ってことで今回の勝負、引き分けでございます!!
赤く燃ゆるフィッツロイはまた来た時のお楽しみに取っておけってことで
また来いよって言ってくれてるんでしょう、きっと
ってことで、伝えたいことは一つ!
みなさん粘りましょう!!!!!
もうフィッツロイ拝めて大満足の帰路は10キロの足取りも軽いものです
実際下りなのでらくちんです
あぁ登りはきつかった・・・
9割はそんなにきつくないんです、残りの最後の1割がめちゃくちゃきついです
暗闇の中登るので危ないし
何せ寒いし・・・
登る方は防寒対策しっかりでいきましょう
日中は暑くなるので重ね着+レインウェアがおすすめです
橋があったり小川があったり
このお水は美味しく飲めます
キャンプができる場所もあるのでここで日の出を待つ人も
次回は絶対そうしたい
夜中出発はおすすめしません!
フィッツロイを遠くに見ながらのハイキングは全然疲れない
気持ちのいいお散歩です、10キロだけど
こんなに有名なのに無料で登れます
やっとこゲートに到着です
登り始めてから13時間以上経ってましたね・・
さすがに疲れたかというとそうでもなく達成感の圧勝です
また行きたい!!
パタゴニアについて何にも知らず生きてきた私でも大好きになっちゃう
パタゴニア、恐るべし!
みなさんのいつか行きたいリストにも是非
また書きます~