非常食と聞くと、「味気ない」「冷たくて美味しくない」「非常時に仕方なく食べるもの」というイメージがある人も多いのではないでしょうか。
しかし最近の非常食は、驚くほど進化しています。
こんにちは、株式会社トラスト・ファイブが運営する不動産情報メディア担当のあんどうです。不動産とは切り離せない「防災情報」をお届けします。
今回ご紹介する長期保存対応食品「HOZONHOZON(ホゾンホゾン)」シリーズは、常温で長期保存できて、しかも美味しい“ご飯”タイプの非常食です。
実際に食べてみたところ、「これが非常食?」と驚くレベルの味と食べやすさでした。
この記事では、実際に食べた感想や特徴、備蓄に向いている理由を詳しくレビューします。
長期保存対応食品「HOZONHOZON」シリーズとは

非常食HOZONHOZONシリーズは、横浜岡田屋が販売している、発芽玄米を使ったご飯タイプの長期保存食です。
水や火を使わず、袋を開けてそのまま食べられるのが最大の特徴で、停電や断水時でも安心して食事ができます。
パッケージは自立するスタンディングパウチ仕様で、スプーン付き。
食器を使わず清潔に食べられるため、避難先やオフィスでも扱いやすい設計です。
しかも保存期間は7年。買い替えの手間がほとんどかからないのも嬉しいポイント。

1食あたり約280g・160〜185kcalと必要量をきちんと確保しつつ、味は和風鯛・和風ちりめん・洋風トマト・海鮮カレー・海の幸・野菜・五目の7種類。
常温でもしっとりとした食感とやさしい味わいが楽しめ、非常時でも飽きずに食べられる工夫がされています。
特定原材料等28品目不使用で、アレルギーにも配慮。
自宅の備蓄用としてはもちろん、事業所の非常食としても導入しやすい“実用性と美味しさを両立した防災食”と言えるシリーズです。
非常食「HOZONHOZON」和風鯛ごはんを実際に食べてみた
今回は、「HOZONHOZON」シリーズの中でも評判の高い「和風鯛ごはん」を実際に試食し、味や食感、使い勝手をレビューします。
見た目と香り

◎ 袋を開けた瞬間、ふわっと広がるのは、鯛の上品な香り。
非常食特有の金属っぽさや保存臭はまったくしません。
◎ ご飯の粒はつややかで、見た目にも食欲をそそります。
〇 発芽玄米が使われているため、白米よりもほんのり茶色く、健康的な印象。
◎ 具材には細かくほぐされた鯛の身と、竹の子、にんじん、ひらたけがたっぷり入っています。
食感と味

まずは付属のスプーンでひと口。
◎ 常温でも想像以上にしっとりしていて驚きました。
アルファ米にありがちなパサつきがなく、炊いたご飯に近い自然な食感です。
◎ 味つけはほんのり甘めで、鯛や昆布の出汁の旨みがしっかり感じられます。
塩味も濃すぎず、非常食としてはかなり食べやすい印象でした。
◎ 具材の竹の子やにんじんが食感のアクセントになっていて、口に運ぶたびに満足感があります。
非常食と言われなければ気づかない人も多いかもしれません。

冷たいままでも十分美味しく食べられますが、湯せんで温めると香りが立ち、より“ご飯らしさ”が増します。
「災害時でもこういう味なら落ち着けそうだな」と思える一品でした。
カロリーとボリューム感
◎ 1袋あたりの内容量は280gで、女性なら1食分として十分なボリュームがあります。
軽めの昼食や夜食にも向いている量です。
〇 カロリーは約170kcal前後と控えめですが、非常時の食事としては重すぎずちょうど良いバランス。
エネルギーをしっかり補給したい場合は、缶詰や常温保存できる食品を添えると満足感が高まりそうです。
参考までに、私は(30代後半女性)1袋でしっかりお腹が満たされました。
非常食としてはもちろん、ダイエット中の置き換え用に常備しておくのもアリだと思います…!
パッケージの使いやすさ

〇 封を開ける際は切り口がわかりやすく、力を入れずにスッと開封できました。
◎ 袋は自立するスタンディングパウチ仕様で、机や地面に置いても倒れにくく、非常時でも落ち着いて食べられます。

◎ スプーンが付属しているのも嬉しいポイントで、食器が用意できない状況でもそのまま食事が可能です。
△ 一方で、付属スプーンは持ち手が短め。
袋のまま食べ進めていくと、底のご飯をすくうときに手が汚れやすいのが難点でした。気になる場合は、あらかじめ別容器に移して食べるとストレスが減りそうです。
HOZONHOZONなら美味しい非常食ご飯が食べられる!
「HOZONHOZON」シリーズの和風鯛ごはんは、発芽玄米のもちもちした食感と、出汁の旨みが引き立つやさしい味わいが魅力です。
常温のままでも美味しく食べられ、非常食ということを忘れてしまいそうでした。
“日常食に近い美味しさ”なので、非常時はもちろん、忙しい日や体調が優れないときの“備えご飯”としても役立ちそう。
調理不要でスプーン付き、さらに7年保存できるため、防災初心者でも「置いておくだけ」で備蓄が整う安心感があります。
非常食というと「とりあえず備えるもの」というイメージがありますが、本当に頼りになるのは“手軽で、美味しく食べられるもの”。
実際に食べてみて、その重要性を強く実感しました。
そして、非常食として考えたときにもうひとつ気になるのが、「どれくらい備蓄しておけば安心なのか」という点です。
内閣府では、1人あたり最低3日分、できれば7日分の食料備蓄を推奨*しています。
HOZONHOZONの場合、1日3食×3〜7日分を想定すると、9〜21食が目安です。
一人暮らしなら、まずは9食(3日分)を確保するところから始めるのがおすすめ。
事業所で導入する場合は「人数×3日分」が基本です。
7年保存なので買い替えの手間もほとんどありません。
非常食選びに迷っている方は、HOZONHOZONも選択肢のひとつとしてチェックしてみてください。
※参考:できることから始めよう!防災対策 第3回‐内閣府防災情報のページ : 防災情報のページ – 内閣府










