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【防災グッズ】100均アルミブランケット、どのくらい暖かい?冬の屋外で検証!

防災
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緊急事態に備えて防災グッズを揃えようかなと思っても、置き場所やコストのことを考えると、つい後回しにしてしまうことってありますよね。

こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。

そんな中で目を引いたのがダイソーのアルミシート「緊急簡易ブランケット」。

100円で手に入り、寒さや雨風をしのぐ機能がついていて、しかも薄くて軽いから収納にも困りません。

今回は、この緊急簡易ブランケットを実際に試してみた感想をお伝えします!

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100均アルミシート、ダイソーの「緊急簡易ブランケット」とは

携帯に便利なダイソーの「緊急簡易ブランケット」|筆者撮影
100円で防風・防水・保温ができる優れもの|筆者撮影

ダイソーの「緊急簡易ブランケット」は、気温の急変や雨風から身を守るためのアルミシートです。

薄いシート状になっていて、何重にも折り畳まれています|筆者撮影

サイズは約140cm×210cmと大きめで、体全体をしっかりと覆うことができます。

A4サイズのトートバッグと比較。三角座りすれば全身すっぽり収まります|筆者撮影

素材にはアルミ蒸着PETフィルムを使用しており、災害時の寒さ対策や、急な悪天候での体温保持に役立ちます。

さらに、未開封の状態だとコンパクトサイズなので持ち運びもしやすく、防災リュックに常備しやすいアイテムです。

未開封の状態をボールペンと比較|筆者撮影
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「緊急簡易ブランケット」を使ってみた感想

実験は11月の早朝、屋外で使用するパターンを想定して公園で行いました。

保温性と防風性:想像以上にあたたかい!

iPhoneの温度計に表示されていた気温は7.5℃。
少し風があり、厚手のジャケットを着ていても寒く感じられました。

そんな環境で、薄いカットソー1枚の上に「緊急簡易ブランケット」を巻いてみたところ…

ブランケットが体温をしっかり閉じ込めてくれるのであたたかいです!|筆者撮影

自分の体温が逃げずにこもって、これだけでも結構あたたかいです!

風も通さないので、20分程この状態で読書をしていても「意外と平気」でした。

脱ぐと寒さを感じて震えたので、「緊急簡易ブランケット」の保温性と防風性は確かなものだと思います。

では、冷たい地面に敷けばお尻の冷え対策になるかと、石のベンチに敷いて座ってみました。

いかにも冷たそうな石のベンチにアルミブランケットを敷いてみます|筆者撮影

結果、石のベンチの冷たさにお尻の体温が負け、より寒く感じる結果に。

アルミは熱伝導率が高いので、体温がブランケットを通して石へどんどん奪われてしまい、むしろ冷たさが増幅されたように感じました。

であれば、冷たい床の上で寝袋代わりに使用するのは難しいですね。

では、体に巻いて保温できるのはなぜ?と不思議に感じたので調べてみると、アルミには熱伝導率の他に熱反射性があり、体から放射される熱を反射して、体に戻す性質があるとのこと。

だから“巻く”ことで保温できるのですね!

つまり、「緊急簡易ブランケット」はできるだけ肌の近く、服や寝袋の内側に巻くことで、より効率良く体温を保持できるということになります。

アルミブランケットを防寒のために使用する場合は、冷たいものと体の間に敷くのではなく、“熱がこもるように巻く”と覚えておいてください!

カシャカシャ音に注意

風を通さないのはいいのですが、薄いアルミ素材のため、強い風が吹いたり、動いたりするたびに「カシャカシャ」という音が鳴るのは気になりました。

避難所など人が多く集まる場所では気を遣うかもしれません。

防水性:一時的な雨対策にはなるけれど…

ブランケットを少し畳んで水を注いでみたところ、しっかりと溜まっています。

アルミ素材なので、生地の裏側まで水を通すことはありません。

すごくわかりにくいですが、赤丸部分に水を注いて溜めています|筆者撮影

よって、防水性はあるので雨対策に使用することは可能だと思います。

ただ、“撥水”ではないので濡れると表面に水滴が残りがち。

濡れた状態で折り畳むと、生地が張り付いてとても扱いにくくなるので注意が必要です。

耐久性:想像以上にデリケート

開封して広げている途中でいきなり破って(裂いて)しまいました|筆者撮影

実は、開封してブランケットを広げる段階で、折り目から破れるというハプニングがありました。

薄い素材なので、取り扱う際に力を入れすぎたり、尖ったものに引っ掛けたりしないように注意してください。

また、一度使ってシワができるとその部分の強度が落ち、破れ(裂け)やすくなるので、使い捨てと割り切った方が良さそうです。

収納性:開封したら元のサイズに戻すのは至難の業!

外袋のサイズなら、A4サイズのトートバッグと比較してもとってもコンパクト!|筆者撮影

「緊急簡易ブランケット」は未開封の状態であればコンパクトで軽量なので、防災リュックに複数入れていてもそこまで嵩張りません。

ですが一度開封したものを畳もうとすると…

筆者が不器用すぎる説もありますが、それでも畳みにくいと思います|筆者撮影

シートが朝露で汚れていて絡まりやすいせいだ…と言い訳しつつ、10分程格闘して、きれいに畳むことを諦めました。

100円で購入できるアイテムですので、やはり使い捨て前提で数枚まとめて用意しておくと安心だと思います。

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体に巻くだけじゃなかった!「緊急簡易ブランケット」の意外?な活用法

実験後、身体が冷えたのとお腹が空いたのとで、近くのカフェに立ち寄りました。

モーニングセットとホットサンド、どちらにするかで散々悩み、モーニングセットを選んだものの、やっぱりホットサンドも気になる…。

結果、ランチ用にホットサンドをテイクアウトすることに(笑)

そして出来立てのホットサンドを受け取り店を出た瞬間、閃きました。

「アルミブランケットで包めば保温できるのでは!?」

その場でアルミブランケットのきれいなところを裂いて、ホットサンドを包んで歩くこと数十分。
帰宅しても、ホットサンドがあたたかかったです…!

嬉しかったので、お昼ご飯のつもりがそのまま美味しくいただいちゃいました。

アウトドアや緊急時に保温バッグ代わりに使えるのは、改めて便利だなと感じました。

(仮に破れてしまっても、使い道はいろいろありますね!)

今回はダイソーの「緊急簡易ブランケット」で実験しましたが、保温性と防風性は期待以上で、100円で買えるのならコストパフォーマンスは抜群です。

性能と価格を考えると「買い」だと思いました!

耐久性や音、再利用の難しさなど気になるところもありますが、使い捨て前提なら、非常時には心強い味方になってくれると思います。

100均のアルミブランケット、ぜひ防災リュックに加えてみてください!

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