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カセットボンベの捨て方、ベランダでガス抜きは危険!正しい方法は?

掃除・洗濯・お手入れ
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この記事では、カセットボンベの正しい捨て方について紹介しています。これから寒くなると鍋の機会が多くなりますが、カセットボンベの取り扱いや捨て方に注意しないと重大な事故に繋がる可能性があります。

こんにちは、カーサミアライターの桐里です。時短家事コーディネーター Basic資格を取得し、日々気持ちよく暮らすことをモットーにしています!

桐里もえ
桐里もえ
教えてくれた人

インテリアと読書が好きなフリーライターの桐里です。
時短家事コーディネーター Basic資格所有。

ズボラな性格ですが、最新家電やプチプラ便利グッズを活用して、無理なく実践できる時短なラク家事を模索すること10年以上。
この経験を活かして、一人暮らし女性に役立つ情報をシェアしています。

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カセットボンベは中身を使い切って捨てる必要がありますが、ガス抜きする場所にも注意が必要なんです。ぜひこの機会に確認していって下さいね。

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カセットボンベ、間違った捨て方は危ない!

防災の備えとしても便利なカセットボンベですが、捨て方には注意が必要です(筆者撮影)

寒くなってきて、鍋の美味しい季節がやってきますね!カセットコンロを使う機会が増えますが、燃料であるカセットボンベも欠かせないアイテムです。
カセットボンベも扱い方や捨て方に気を付けないと、重大な事故に繋がる可能性があります。

NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター)によると、

・台所でカセットボンベに穴を開けてガスを抜いていたところ、ガスコンロの火が引火し、使用者がやけどを負った。

・カセットボンベを石油ファンヒーターの前に置いていたところ、温風出口付近に置いていて温められたためボンベの内圧が上昇し、破裂して窓ガラスが割れ、頭部にやけどを負った。

などの事故が報告されています。

東京消防庁の公式Youtubeでは、室内でガス缶を処理する危険性がよく分かる動画が投稿されています。室内でガス抜き等をするのは大変危険なので、火気のない風通しの良い屋外で行いましょう!

特に12月~3月に事故が多くなるそうなので、注意が必要です。

カセットボンベの正しい捨て方や注意事項を、今一度チェックしておきましょう!

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カセットボンベの正しい捨て方を確認しよう

カセットボンベは、基本的にパッケージに記載されている注意事項や自治体の取り決めを確認してから捨てましょう。

容器は完全に使い切ってから捨てよう

捨てる前にボンベを振って音がならないか確認しましょう(筆者撮影)

容器を振って「シャカシャカ」と音がしなければ、ガスが抜けて空になった状態です。
音がする場合は、空になるまで出し切ってから捨てましょう。

ちなみに、使い切った後に穴を開ける必要があるかどうかは自治体によって異なります。私が住んでいる自治体のルールでは「中身を使い切って出してください。穴を開ける必要はありません」と記載されていました。

ガスが残った状態や不適切な環境で穴を開けると大変危険です。近年はほとんどの自治体で「穴を開ける必要はない」となっているようですが、捨てる前に確認するようにしましょう。

屋外の風通しの良い場所でガスを抜こう

古くなっていて使えない、錆びて使えないなどの理由でカセットボンベを処分したい場合は、必ずガスを抜いてから捨てましょう。
ガスを抜く際には、屋外の風通しの良い場所で周囲に火の気がないことを確認してから行いましょう。

ベランダなど囲まれた場所は排出したガスがこもりやすいため、とても危険ですよ。マンション住まいだとベランダでガス抜き作業をやってしまいがちですが、絶対にやめましょう!

シャカシャカと音がしなくなるまでガスを抜く

キャップを外し、ボンベの先端を下にしてノズル(先端)をコンクリートなどの固い地面に押し付けると、ノズルが押されてガスが抜けます。

ボンベを振っても「シャカシャカ」と音がしなくなるまで、続けましょう。

自治体のルールに従って廃棄しよう

ガスを出し切った後は、お住まいの自治体のルールに従って捨てましょう。中身が残ったままガスボンベを捨てると、ゴミ収集車内で押しつぶされ、漏れたガスに引火し火災に至る危険性があります。

実際、毎年こうしたゴミ収集車の火災は発生しているそうです。

必ず決まった日に、中身を使い切った状態で捨てましょう!

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カセットボンベの捨て方以外の注意事項

カセットボンベは捨て方以外に、取り扱いにも十分注意が必要です。

カセットボンベは機器に正しく装着しよう

機器に記載されている指定のボンベを使いましょう(筆者撮影)

カセットコンロにボンベを装着する際は、取扱説明書を確認し正しく装着しましょう。コンロによって、同じメーカーのボンベを使うよう注意書きが記載されている場合もあります。

指定以外のボンベを使うと、ガスが漏れたり着火しない可能性があります。必ず指定のボンベを正しく装着しましょう。

高温になる場所には保管しない

カセットボンベは保管する場所にも注意が必要です。ベランダや自動車の中など、高温になる場所での保管は避け、日光や外気にさらされない室内で保管しましょう。

保管とは少し違いますが、ストーブの前にちょい置きするのも危険ですよ。

カセットボンベの使用期限は7年が目安

缶底に製造年月日が記載されています(筆者撮影)

カセットボンベの使用期限の目安は、製造から約7年です。カセットボンベの製造年月日は缶底の数字で確認できます。使いながら備える「ローリングストック」を意識して、使用期限内に使い切るようにしましょう。

参考サイト:
製品安全情報マガジン Vol.417 11月22日号 「カセットボンベの事故」 | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構 (nite.go.jp)
カセットこんろの使用期限・カセットボンベの使用期限と処理方法|岩谷産業株式会社 (iwatani.co.jp)

Q
カセットボンベの正しい捨て方は?
A

カセットボンベは振っても「シャカシャカ」と音がしなくなるまで完全に使い切ってから捨てましょう。ガスを抜く際には、屋外の風通しの良い場所で周囲に火の気がないことを確認してから行いましょう。室内やベランダでのガス抜きは危険です!ガスを出し切った後は、お住いの自治体のルールに従って、正しく廃棄しましょうね。

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