街・住まい・暮らしのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らし女性が家とお金に関する不安を減らせるよう、「生活費シミュレーション計算」と「賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算」の2種類の計算ツールを提供しています。
(※ツールは一人暮らし女性に向けて提供しているものですが、実際の利用者には一人暮らし女性以外の方もいると考えられます)
2023年4月度の集計結果を発表いたします。
【2023年4月度集計】一人暮らし女性の手取りは21万円、家賃等は7.5万円
生活費シミュレーション計算ツール 利用集計
「生活費シミュレーション計算ツール」の利用状況を集計したところ、手取り月収の平均は約24.8万円、中央値は21万円でした。また、最頻値は20万円でした。
手取り額は先月と比べて、平均値・中央値ともに増加しました。一方で、最頻値は集計開始以来一貫して20万円です。
手取り月収
平均額:¥247,730(前月比 +¥7,433)
中央値:¥210,000(前月比 +¥10,000)
最頻値:¥200,000(前月比 変動なし)
利用者数:7,007人(有効入力数:6,580件)
※1万円以上~100万円未満の入力を有効数値として集計
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賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール 利用集計
「ずっと賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール」にて入力された現在の住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)は、平均金額で約8.6万円、中央値は7.5万円でした。また、最頻値も7.5万円でした。
住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)
平均額:¥86,004(前月比 -¥1,420)
中央値:¥75,000(前月比 変動なし)
最頻値:¥75,000(前月比 変動なし)
利用者数:406人(有効入力数:402件)
※1万円以上~100万円未満の入力を有効数値として集計
ツールはこちら
手取りに占める住居費の割合、理想と現実
一般的に、「住居費は手取りの3割」におさめることが適正とされています。
つまり、手取りの平均額「24.8万円」から算出した適正な住居費は、「7.43万円」。
手取りの中央値「20万円」から算出したものは、「6万円」です。
一方で、実際に入力された住居費は平均額で「8.6万円」。
中央値で「7.5万円」です。
ちなみに、LIFFUL HOME’Sが発表している「シングル向けの人気駅・市区町村ランキング×家賃相場」は、「ワンルーム・1K・1DK」のもので、以下の通りです。
- 吉祥寺駅:8.16万円
- 池袋駅:9.76万円
- 恵比寿駅:13.56万円
「LIFULL HOME’S家賃相場」より、「シングル向けの人気駅」TOP3を引用 (2023/5/1時点)
また、政府の統計データである「平成30(2018)年 住宅・土地統計調査」によると、東京都で「20~29㎡」のお部屋の平均家賃は「6万8,767円」となっています。
これらを比較すると、以下のようになります。
適正とされる「手取りの3割」の住居費(中央値・最頻値)では、人気の駅はもちろん、東京都内の平均家賃「6.88万円」にも届きません。
一方で、実際に入力された住居費は、東京都全体での平均家賃をわずかに上回る程度で、人気駅の平均家賃とも近く、現実的な住居費が入力されていると考えられます。
また、『カーサミア』で公開中の「手取りと家賃シリーズ」のアクセス数は「手取り20万円・家賃8万円」が1位、「手取り25万円・家賃10~11万円」が2位、「手取り19万・家賃7~8万円」が3位となりました。
先月以前と比べ、低収入・低家賃層帯のアクセスが増えています。春から新社会人になった人などの利用が増えていると考えられます。
一方で「東京近郊に家賃8万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?」の記事もアクセスを伸ばしており、8万円前後でのお部屋を探している人が多い様子もうかがえます。
カーサミアでは、今後も家賃の高いエリアで一人暮らしをがんばる女性に向けて、暮らしに役立つ情報や、家とお金に関する不安を減らす情報を提供してまいります。