街・住まい・暮らしのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らし女性が家とお金に関する不安を減らせるよう、「生活費シミュレーション計算」と「賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算」の2種類の計算ツールを提供しています。
(※ツールは一人暮らし女性に向けて提供しているものですが、実際の利用者には一人暮らし女性以外の方もいると考えられます)
2023年7月度の集計結果を発表いたします。
【2023年7月度集計】一人暮らし女性の手取りは21万円、家賃等は7.5万円
生活費シミュレーション計算ツール 利用集計
「生活費シミュレーション計算ツール」の利用状況を集計したところ、手取り月収の平均は約24.9万円、中央値は21万円でした。また、最頻値は20万円でした。
手取り月収
平均額:¥248,940(前月比 +¥2,612)
中央値:¥210,000(前月比 変動なし)
最頻値:¥200,000(前月比 変動なし)
利用者数:6447人(有効入力数:6052件)
※1万円以上~100万円未満の入力を有効数値として集計
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賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール 利用集計
「ずっと賃貸・マンション購入 比較シミュレーション計算ツール」にて入力された現在の住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)は、平均金額で約9.3万円、中央値は7.5万円でした。また、最頻値は10万円でした。
住居費(家賃・管理費・共益費などの合計)
平均額:¥93,407(前月比 -¥3,850)
中央値:¥75,000(前月比 -¥3,050)
最頻値:¥100,000(前月比 +¥20,000)
利用者数:433人(有効入力数:421件)
※1万円以上~100万円未満の入力を有効数値として集計
平均値と中央値は微減にもかかわらず、最頻値だけが増えるという、やや歪な結果となりました。
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手取りに占める住居費の割合、理想と現実
一般的に、「住居費は手取りの3割」におさめることが適正とされています。
つまり、手取りの平均額「24.9万円」から算出した適正な住居費は、「7.47万円」。
手取りの中央値「20万円」から算出したものは、「6万円」です。
一方で、実際に入力された住居費は平均額で「9.34万円」。
中央値で「7.5万円」です。
ちなみに、LIFFUL HOME’Sが発表している「シングル向けの人気駅・市区町村ランキング×家賃相場」は、「ワンルーム・1K・1DK」のもので、以下の通りです。
- 吉祥寺駅:8.19万円
- 池袋駅:9.20万円
- 恵比寿駅:13.65万円
「LIFULL HOME’S家賃相場」より、「シングル向けの人気駅」TOP3を引用 (2023/8/2時点)
また、政府の統計データである「平成30(2018)年 住宅・土地統計調査」によると、東京都で「20~29㎡」のお部屋の平均家賃は「6万8,767円」となっています。
これらを比較すると、以下のようになります。
適正とされる「手取りの3割」の住居費(中央値・最頻値)では、人気の駅はもちろん、東京都内の平均家賃「6.88万円」にも届きません。
一方で、実際に入力された住居費は、東京都全体での平均家賃の前後で、人気駅の平均家賃とも近く、現実的な住居費が入力されていると考えられます。
また、『カーサミア』で公開中の「手取りと家賃シリーズ」のアクセス数は、「東京近郊に家賃8万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?」が1位、「手取り20万円・家賃8万円で一人暮らしできる?」が2位、「東京近郊に家賃7万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?」が3位となっており、7~8万円前後でのお部屋を探している人が多い様子もうかがえます。
一方で4位・5位には「手取り25万円・家賃10万~11万円で一人暮らしできる?」「東京近郊に家賃10万円で一人暮らし。どんな部屋に住める?」が続いており、家賃が高めの層にも動きが感じられます。
カーサミアでは、今後も家賃の高いエリアで一人暮らしをがんばる女性に向けて、暮らしに役立つ情報や、家とお金に関する不安を減らす情報を提供してまいります。