災害への備えとして欠かせない非常食。
最近では、長期保存できるだけでなく、おいしさや栄養バランス、食べやすさにこだわった商品も増えています。
今回ご紹介するのは、株式会社vitomが販売する完全栄養ごはん「おにもち」です。
23種類の食材を使用したごはんで、常温で保存できるうえ、温めずにそのまま食べられるのが特徴なんですよ。
こんにちは、株式会社トラスト・ファイブが運営するビルと土地の記事メディア担当のあんどうです。
不動産とは切り離せない「防災」の情報をお届けしています。
今回は、「おにもち」3種類を実際に食べ比べて、味や食感、食べやすさをレビューします。
防災用の備蓄食として使いやすいかという視点からもチェックしていきますので、最後まで読んでくださいね。
- おにもちは、水や火、食器を使わずそのまま食べられる完全栄養ごはんです。常温保存できるため、断水や停電時の備蓄にも向いています。
- 3種類を食べ比べると、味や食べやすさに違いがありました。非常食として備蓄するなら、筆者は常温でも食べやすかった鶏五目味を選びたいと感じました。
- 1個300円台で、家庭やオフィスの備蓄にも取り入れやすい価格帯です。賞味期限が近づいたら普段の食事で活用できます。
- コンパクトなパッケージで、備蓄はしやすいです。一方、賞味期限は約1年と、長期保存食に比べると短めなので、ローリングストックで入れ替えながら備えましょう。
完全栄養ごはん「おにもち」とは?

「おにもち」は、株式会社vitomが販売する、お米をベースにした完全栄養ごはんです。
特徴のひとつが、23種類の食材を使用していること。

忙しいときでも手軽に栄養をとれるよう、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を意識して作られています。
味は「鶏五目味」「和風ビビンバ味」「カレーリゾット味」の3種類です。
たとえば和風ビビンバ味は、1個130gあたり222kcal、たんぱく質13.7g、食物繊維4.7g、鉄1.2mgを含んでいます。
食物繊維や各種ビタミン、鉄分、ミネラルなど、さまざまな栄養素を手軽にとれるのもポイントです。
防災の視点で注目したいのが、調理せずそのまま食べられること。
非常食としておなじみのアルファ化米は、水やお湯を加えてから食べられるまでに一定の時間がかかるものがあります。
その点、おにもちは袋を開けてすぐに食べられます。
災害時は、電気やガスだけでなく、水道まで使えなくなることも考えられます。水や熱源を用意せずに主食を食べられるのは、非常時に助かるポイントです。
また、直射日光や高温多湿を避ければ常温で保存でき、賞味期限は1年間。
5年保存などの長期保存食と比べると、保存期間は短めです。
ただ、その分、普段から食べて、減った分を買い足していく「ローリングストック」には取り入れやすそうです。
「おにもち」3種類を食べ比べ!味や食感を本音レビュー
ここからは、「鶏五目味」「和風ビビンバ味」「カレーリゾット味」の3種類を実際に食べ比べてみます。
今回は防災食としての実力を確かめるため、まずはあえて温めず、常温のまま実食しました。
- ■開封や食べ方は簡単?
切り口はわかりやすく、ハサミを使わず、手で簡単に開封できました。

おにもち和風ビビンバ味を開封|筆者撮影 袋から押し出すようにすれば、箸やスプーンを使わずにそのまま食べられます。

カレーリゾット味を袋から押し出した様子|筆者撮影 食べ終わったあとはパッケージだけなので、ゴミがかさばりにくい点も便利です。
ただし、開封時に調味液のようなものが飛ぶことがあったため、開ける際は少し注意したほうがよいでしょう。
- ■おにもちは常温でもおいしく食べられる?
3種類とも常温のまま食べられますが、フレーバーによって印象には少し違いがありました。

和風ビビンバ味を皿に移した様子|筆者撮影 食感は、いずれも一般的なおにぎりよりも水分が多く、しっとり・もちもち。

和風ビビンバ味の断面。具沢山でしっとりもちもち|筆者撮影 パサつきが少ないため、水がなくても食べ進めやすく感じました。
一方、味によっては常温だと油分をやや感じるものもあります。
そのなかでは、鶏五目味がもっとも具材とごはんがなじんでいて、常温でも食べやすい印象でした。
- ■「鶏五目味」はどんな味?

おにもち 鶏五目味|筆者撮影 炊き込みごはんのような、親しみやすい味わいです。
味付けは濃すぎず、鶏肉とごはんも自然になじんでいました。
3種類のなかではクセが少なく、常温でも味のまとまりがよいため、筆者は非常食として特に食べやすいと感じました。
- ■「和風ビビンバ味」は辛い?

おにもち 和風ビビンバ味|筆者撮影 辛さはほとんどなく、名前から想像するよりも穏やかな味でした。
ビビンバというよりチャーハンに近い印象で、だしの風味と肉の旨味を感じます。
鶏五目味よりもやや味が濃く、常温では油分が少し気になりましたが、温めるとごはんや具材になじみ、より食べやすくなりました。
鶏五目味よりも少し味が濃いめに感じたので、しっかりした味付けが好きな方におすすめです。
- ■「カレーリゾット味」はスパイシー?

おにもちカレーリゾット味|筆者撮影 カレーの風味はしっかりありますが、強い辛さはありません。スパイス感もほどほどです。
とはいえ、3種類のなかではもっとも味付けがはっきりしていて、具材感も強め。
コクがあり、しっかりした味が好きな人に向いていると感じました。
- ■温めると味や食感は変わる?
食感に大きな変化はありませんが、温めることで味のまとまりがよくなります。
特に和風ビビンバ味とカレーリゾット味は、常温では少し分離して感じられた油分が、ごはんや具材になじんで食べやすくなりました。
また、温かいものを口にするとホッとする感覚もあります。
非常時にはそのまま、電気やお湯が使えるときには温めて食べるなど、状況に応じて食べ方を変えると良さそうです。
- ■一個でお腹いっぱいになる?
1個130gですが、見た目以上に食べ応えがありました。
もちもちした食感で自然と噛む回数が増えるため、量以上の満足感があります。
軽食としてはもちろん、ほかのおかずと組み合わせれば食事の主食としても取り入れやすそうです。
- ■結局、3種類で一番おすすめなのは?
非常食として選ぶなら、筆者は鶏五目味が特におすすめです。
味付けが穏やかでクセが少なく、常温でも3種類のなかでもっとも食べやすく感じました。
一方、やや濃いめの味が好きなら和風ビビンバ味、カレーのコクや具材感を楽しみたいならカレーリゾット味も候補になります。
味の方向性がそれぞれ違うため、1種類に絞らず、好みに合わせて組み合わせて備蓄しておくのもよさそうです。
「おにもち」は防災備蓄におすすめ!食べ比べて感じたこと
非常食を買ったものの、一度も食べずに収納棚の奥へしまったまま……ということはありませんか?
非常食は保存期間だけでなく、いざというときに無理なく食べられるかどうかも気にしておきたいところ。
今回「おにもち」3種類を食べ比べてみて、常温のまま食べたときの味や食感、1個あたりのボリュームなど、実際に試さなければわからない違いを確認できました。
「おにもち」は、袋を開ければそのまま食べられ、食器も不要。
薄型のパウチで収納しやすく、食後のゴミもコンパクトにまとまります。
水や熱源を使わずに食べられる点は、ライフラインが止まる可能性のある災害時にも取り入れやすいと感じました。
また、3種類はそれぞれ味に個性があります。
鶏五目味は常温でも食べやすい親しみのある味。
和風ビビンバ味はやや濃いめで、温めるとより味がなじみます。
カレーリゾット味はコクと具材感があり、しっかりした味を楽しめました。
賞味期限は1年間と、長期保存食としては短めです。
その分、普段の食事で消費しながら買い足していく「ローリングストック」に取り入れるのもひとつの方法でしょう。
家族や会社の同僚と一緒に食べ比べておけば、それぞれの好みを知るきっかけにもなります。
非常食を「しまっておくもの」だけで終わらせず、一度実際に食べてみることも防災準備のひとつです。
まずは気になる味から試して、自分や家族が食べやすい「おにもち」を見つけてみてはいかがでしょうか。


