この記事では、眼鏡の丁番が破損したとき、自分で修理できる?という疑問にお答えします。
こんにちは、眼鏡作製技能士でカーサミアライターのあんどうです。
眼鏡のパーツをつなぐ丁番が壊れると、眼鏡が正常にかけられなくなります。
そしてそんなとき、焦って自分で修理しようとするとより状態が悪化することがあるので注意が必要です。
万が一に備えて、眼鏡ユーザーの皆さまは最後までチェックしてくださいね。
眼鏡の丁番が破損するとどうなる?
眼鏡の丁番とは、フレームのフロント(正面部分)とテンプル(耳にかける部分)を接続するパーツです。
この丁番は、テンプルを開閉する役割も担います。
丁番が正常な状態であれば、スムーズにテンプルが開閉し、かけ心地も良好です。
しかし、テンプルを開閉する頻度が高かったり、外部から衝撃が加わったりすることで、ネジが緩んだりが丁番が破損したりすることがあります。
丁番が歪むなどすればかけ心地が悪化しますし、破損してしまうと当然眼鏡がかけられなくなってしまいます。
眼鏡の丁番修理、お店に行かなくても自分でできる?
【OK】自分でできる修理方法
例えば、ネジが緩んでいてテンプルがパカパカと開いてしまうくらいの状態であれば、フレームやレンズを保護しながら、市販の精密ドライバーを用いて自分でネジ締めをすることはできます。
【NG】自分でできる修理方法
丁番が歪んでいたり、折れていたりする場合は、自分で修理することはできません。
丁番が歪んでいる場合、自分でねじって直そうとする人がいますが、もちろんNGです。
丁番が金属疲労を起こして折れる可能性があります。
そして丁番が折れた場合、接着剤で応急処置を試みる人がいますが、絶対にやめてください。
ネジ穴に接着剤が流れ込んで塞いでしまったり、薬剤がフレームやレンズに付着して素材が劣化したりと、取り返しのつかないことになります。
接着剤さえ使用していなければ修理できたのに…という状況は多いです。
結論。眼鏡の丁番が破損したら自分では何もせずに、購入した店舗等に相談するのがベストです!
眼鏡店に行けば、眼鏡の丁番は修理できる?
眼鏡に使用されている素材や構造によって、修理できる場合とできない場合があるため一概には言えませんが、修理できる場合が多いです。
仮に、一般的なセルフレームであれば、多少跡が残るかもしれませんが、埋め込まれた丁番パーツを交換することができます。
メタルフレームであれば、丁番パーツを溶接することで修理できます。
これらの修理は店舗ですぐに行うことは難しく、専門の工場などで修理することになるため1週間以上かかるのが一般的です。
保証の有無や、修理金額も店によって変わります。
心配な場合は購入時に確認しておくと良いですね。
眼鏡の丁番が破損したとき、慌てないためのポイント
どんなに気をつけていても、うっかり眼鏡の丁番を壊してしまうことはあります。
そんなときのために、眼鏡は必ず予備を用意しておきましょう。
眼鏡が1本しかないと、眼鏡屋に行くまで何も見えない…となりかねません。
防災の観点からも、眼鏡の予備は必要です。
眼鏡が1本しかない人は、早速検討してみてください。
- Q眼鏡の丁番修理は自分でできる?
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ネジが緩んでいてテンプルがパカパカと開くくらいの状態であれば、市販の精密ドライバーを使用して自分でもネジ締めをすることはできます。
ですが丁番が歪んでいたり、折れていたりする場合は、自分で眼鏡の丁番修理を行うことはできません。接着剤を使った応急処置も厳禁です。