賃貸で譲れない条件ランキング【室内編】宅建士女子の実体験
Q「不動産屋さんから見て、お部屋探しで譲れないポイントはなんですか?」前回の「総合編」では、立地のことが多く挙がりました。ですので今回は「立地編」として、立地について掘り下げていきます。3人とも、だいたいのエリアを決めてから詳細を絞り込んでいく形になりました。といっても、エリアの決め方は人それぞれです。好きな沿線で選ぶ場合も、職場・実家・ターミナル駅などへのアクセスで選ぶ場合もあります。「通勤に便利な場所」といっても、・ドアtoドアの通勤時間が短ければ、駅から歩くのは平気。・歩く距離が短ければ、電車に乗っている時間は長くなってもいい。・乗り換えがないほうがいい or ●回までならOK など、人によって違いがあります。「周辺のお店」についても、・家の近くに、使い分けられる複数のお店がほしい。・数は少なくてもいいけれど、通勤経路上にお店がほしい。・など異なる視点のものが挙がりました。生活スタイルによっては、夜遅くまで営業しているお店がほしい方もいるでしょう。お部屋探しの条件は、人それぞれの価値観が出る部分です。あなた自身の価値観をしっかり分析して、自分にとって最高のお部屋を選んでくださいね。また、お部屋探しのときは、ある程度知っている場所(沿線)で選ぶと、後悔しにくいと思います。知らない場所で探すときは、ぜひお散歩して、なるべく街を知ってからお部屋探しをしてください。運がよければ広告(募集)が出る前の好条件の物件が見つかりますし、そうでなくても後悔のないお部屋探しができると思いますよ。それでは編集部の宅建士3人それぞれのランキング【立地編】です。【パターン1 「好きな沿線」で探して、他はあまり細かい条件を付けない】 1位:好きな沿線 2位:駅徒歩10分以内 3位:家と駅の間に、スーパーとコンビニとドラッグストアがある 4位:ショッピングができる大きめな駅まで電車で10分くらい 5位:ハザードマップの危険度が少ない【パターン2 ざっくり住みたいエリアを決めたら、他の条件で絞っていく】 1位:通勤50分以内で乗り換え1回以内 2位:実家まで日帰りできる距離 3位:徒歩10分以内で日常使いができるスーパー、ドラッグストアがある 4位:駅から近すぎず歩ける距離 5位:夜道が暗すぎない、人通りがある【パターン3 近所の〇〇駅、便利そうだな~…で選ぶ】 1位:駅徒歩5分以内 2位:ターミナル駅まで30分程度 3位:駅前にスーパー・ドラッグストアが複数 4位:ハザードマップで浸水予測がない(少ない) 5位:自宅と駅の間に、大きな坂・踏切・信号待ちの長い交差点がない 今回のご質問は、個人の価値観が強く反映される部分。ですので、宅建士としての回答・解説というよりは、不動産会社でいろいろな物件を見て、実際に一人暮らしで何度か引っ越しをしている個人としてお答えしました。お部屋探しの参考にしてくださいね。