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台風・豪雨など風水害の恐ろしさを知って身を守ろう【一人暮らし女性の風水害対策①】

防災
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四季のある日本では、毎年6月頃の梅雨や7月~10月の台風など、季節による気候変動がありますよね。
その理由から、自分の住んでいる地域に「台風」「ゲリラ豪雨」「梅雨の大雨」などがいつ来るか分かりません。ひどい場合は命の危険を脅かす災害になります。一人暮らし女性のみなさんは、事前の対策を行っていますか?

こんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます!

今回は、台風やゲリラ豪雨などの「風水害」に関する知識や対策に関して、3回でお伝えするシリーズ記事です。
連載1回目となるこの記事では、風水害への危機感を持ち、いざという時に身を守れるよう、自然災害による風水害の恐ろしさ災害の正しい知識を一人暮らしの女性の皆さんに向けて紹介していきます。

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風水害とは自然災害のこと

風水害とは、暴風や大雨によって引き起こされる自然災害のこと|イメージ画像:イラストAC

風水害とは、暴風や大雨によって引き起こされる自然災害のこと。台風、土砂崩れ、洪水、高潮、竜巻、突風なども風水害に含まれます。毎年のように日本各地で台風や大雨などの風水害が発生しており、大きな問題となっていますね。

一人暮らしの女性含め、誰もが風水害の被害を受ける可能性があるため、事前の対策や知識をつけておく必要があります。

台風・暴風・大雨とは

台風は、南の温かい海で発生し熱帯低気圧と呼ばれる大きな風の塊が日本にやってきます。また、梅雨前線や秋雨前線が停滞することで暴風や大雨が発生します。いずれもひどい場合は災害を引き起こす恐れがあるため、防災気象情報が気象庁より発表される場合も。

こちらは、さまざまな台風や暴風・大雨の撮影映像が寄せられた動画です。暴風によりトラックがなぎ倒されたり、建物が崩壊したりと、通常ではありえないような状態が記録されています。それほどまでに、台風やや暴風・大雨が恐ろしいということが伺えますね。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=hm-Z-yJDw4w

参照:気象庁|予報用語

ゲリラ豪雨とは

ゲリラ豪雨とは、短時間で局地的に雨が降り続ける気象です。単独の積乱雲が発達することで発生し、河川などの水位が急激に上昇するため、氾濫など事故を引き起こす危険性も。実は、ゲリラ豪雨というのは一般的な気象用語ではなく、正しくは「局地的大雨」「集中豪雨」と呼ばれています。

こちらは、2020年8月13日に埼玉県にて発生したゲリラ豪雨のニュース映像です。道路が冠水しており、上空からは視界が遮られるほどの凄まじい雨と雷が局地的に発生していることが伺えます。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=zG30NZzvDPQ

参照:気象庁|予報用語

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過去の災害から学ぶ 風水害の恐ろしさ

過去にはさまざまな恐ろしい風水害が発生している|イメージ画像:イラストAC

過去にはさまざまな恐ろしい風水害が発生しています。中には、多くの死者を出してしまった非常に危険な災害も。「自分が、いつこういった風水害に遭遇してもおかしくないんだ」ということを過去の災害から学び、覚えておいてほしいです。

2014年8月「広島土砂災害」

2014年8月20日に、豪雨の影響により広島市北部の安佐北区・安佐南区の複数箇所に土砂災害が発生。死者77人、家屋の全半壊255軒という被害をもたらしました。

広島土砂災害からすでに6年が経過した今、復興は着実に進んでいますが、人口減少など災害の被害による新たな課題が残っているようです。

一人暮らしの女性が学ぶべきポイント

自分の住んでいる地域が「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険箇所」に該当しないかをチェックし、土砂災害ハザードマップで避難場所・避難経路を確認しておきましょう。これから一人暮らしの住まいを選ぶ方は、事前にチェックして土砂災害の危険度が少ない場所を選びましょう。

参照:日本で起きた災害一覧

2018年7月「西日本豪雨」

2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心とした地域にゲリラ豪雨が発生。死者221名、行方不明者9名、家屋の全壊6,296棟と、近畿地方・中国地方・九州地方に大きな被害をもたらしました。

7月8日朝、見渡す限り泥水に沈んだ町を見て、息をのんだ。住民も「まさか」と口をそろえた。豪雨は、「晴れの国」という岡山県のイメージを一変させる被害をもたらした。

晴れの国一変、水没した町に絶句 悲しむ時間もない中で:朝日新聞デジタル

「見渡す限り泥水に沈んだ町」この言葉から、その壮絶な光景が想像できます。ゲリラ豪雨は時として、大型台風のような甚大な被害をもたらす恐ろしい災害です。

一人暮らしの女性が学ぶべきポイント

自分の住んでいる地域が「洪水浸水想定区域」に該当しないかをチェックし、洪水ハザードマップで避難場所・避難経路を確認しておきましょう。
住まいを選ぶときも、近くに氾濫しやすい危険な河川がない場所を選ぶようにすることが大切です。

参照:2018年(平成30年)災害一覧

2019年10月「令和元年東日本台風」 

2019年10月12日頃に上陸した台風です。関東地方・甲信地方・東北地方と広い範囲で記録的な大雨と非常に強い風を観測。死者98名、行方不明者3名、家屋の全半壊・停電・断水・浸水など大きな被害をもたらしました。

気象庁は、令和元年に顕著な災害をもたらした台風について、台風15号については「令和元年房総半島台風」と名称を定めました。また、台風19号についても「令和元年東日本台風」と名称を定めています

気象庁では、顕著な災害を起こした自然現象について名称を定めることとなっています。

「令和元年 房総半島台風」から1年 まだ続く台風シーズン 命を守るには(tenki.jp)

広範囲で大きな影響をもたらした、令和元年東日本台風。皆さんの記憶にも、まだ新しいのではないでしょうか。その甚大な被害から、自然現象について名称を付けられるほどの大災害でした。

一人暮らしの女性が学ぶべきポイント

自分が住んでいる地域に台風が接近する場合は、ニュースやネットなどで必ず情報を確認してください。そして、例え無駄足だったとしても少しでも危険がある場合は早めの避難が重要です。

参照:2019年(令和元年)災害一覧

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風水害が発生しやすい季節は?

春から盛夏にかけての梅雨前線、夏から秋にかけての秋雨前線、7月から10月に台風が発生する|イメージ画像:イラストAC

それぞれの季節ごとに、発生しやすい風水害は異なります。季節ごとにどのような風水害が発生しやすいのか紹介していきましょう。

春から盛夏にかけての「梅雨前線」

春から盛夏にかけて、日本から中国大陸付近に梅雨前線が出現します。この時期になると、長期間雨が降るため地盤が緩み、時には土砂災害を引きをこす危険性もあります。

この季節に長期間雨が降った際には、自宅マンション・アパートの近くや、通勤で通る道など土砂災害が起こりそうだと感じる場所には近づかないようにしましょう。

急な斜面のある山は特に危険ですが、なだらかな斜面の山であっても長期間に及ぶ雨によって土砂災害が発生する可能性もありるため注意してください。また、都会でもちょっとした崖や擁壁などが「がけ崩れ」を起こす可能性もあります。

参照:東京防災|そのほかの災害と対策

夏から秋にかけての「秋雨前線」

夏から秋にかけての季節の変わり目には秋雨前線が出現。梅雨前線と同様に長期間雨が降り、土砂災害や道路の冠水などの危険性が増します。

歩いているときに冠水した際で、特にひざ下まで冠水している場合、流れが早く流される危険性があるため早急に避難が必要です。

道路が冠水してしまった際には車での移動を避け、できるだけ冠水していない道路まで迂回しましょう。いざという時にすぐ行動できるよう、事前に迂回できる道を確認しておいてください。

また、梅雨前線と同様に周辺で土砂災害が起こりそうな場所へ近づくことは避けましょう。

参照:東京防災|そのほかの災害と対策

7月から10月に発生する「台風」

7月から10月にかけて、台風が接近または上陸する可能性が高くなります。台風の影響により、多くの場合で大雨や暴風などが発生します。勢力が強いと、家屋の全半壊・停電・断水など、広い範囲でさまざまな被害をもたらすことも。

一人暮らしの女性の皆さんも、自分が住んでいるマンション・アパートが大型の台風に耐えられる強度があるかどうかを確認しておくことが重要ですよ。

参照:東京防災|そのほかの災害と対策

過去には多くの死者を出した危険な風水害も発生しているなど、風水害の本当の恐ろしさを知っていただけたでしょうか?

台風の季節になると、ニュースなどで被害を目にすることがありますね。しかし、それは決して他人事ではありません。災害の恐ろしさを知り、自分が被害にあわないためにも風水害への対策をしっかり行っておきましょう。

風水害への対策に関しては、次回の記事で詳しく紹介していきます。

かさみやちゃん
かさみやちゃん

台風・大雨・豪雨が近付いてきたときの対策はこちら

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