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防災士「防災情報の検索方法はコレ!」効率的に正しい情報をゲット

防災
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いざという災害時に、素早く防災情報を入手できる自信があるという方は少ないでしょう。情報の入手が遅れたり、誤った情報を入手してしまったりしたことにより、時には命が脅かされる可能性もあります。

こんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます。

今回は、「防災情報の検索方法や調べる順序」について紹介します。災害時に、信頼性のある機関から素早く情報を入手し、自身の安全を確保できるようにしましょう。

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質問:正しい防災情報の検索方法や調べる順番は?

実際に天災に直面した時に、デマや誤報に惑わされず、正しい情報を得るための調べ方・調べる順番を教えてほしいです。

かさみやちゃん
かさみやちゃん

現代ではインターネットを通してさまざまな場所から情報を入手できるため、災害時の情報収集に迷ってしまいますよね。
正しい情報を得るための調べ方や、調べる順序を教えてもらいましょう!

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回答:地震や台風・豪雨の際に情報を集める順番と必要な情報

まずはTV・ラジオ・ライブ配信でリアルタイムに情報を入手しよう|イメージ画像:イラストAC

以下7つの順に沿って、地震や台風・豪雨の際の情報収集の仕方を紹介します。

TV・ラジオ・ライブ配信など報道機関の情報を確認
気象庁など国のサイトで、報道機関の情報が正しいかを確認
各自治体のサイトで、居住地域の情報を確認
SNS・アプリなど、その他の媒体で情報を確認
⑤外出中の場合、交通状況を確認
⑥避難が必要な場合、ハザードマップで情報を確認
⑦安全が確保できたら、家族・友人の安否情報を確認

①TV・ラジオ・ライブ配信など報道機関の情報を確認

災害が発生したら、まずはすぐにTV・ラジオ・ライブ配信などでリアルタイムに情報を確認しましょう。TVやライブ配信は映像で災害状況を確認できるため、自分の目で具体的な状態を把握できます。また、自身の地域だけではなく広い範囲の情報を入手できるでしょう。

■地震のとき

震源地、市区町村ごとの震度、地震の規模を示すマグニチュード、津波の情報などの地震情報を確認しましょう。

■台風・豪雨のとき

台風の状況や進路の予想、強さや大きさ、接近情報、降水量などを確認しましょう。また、避難のタイミングを把握するためにも警報・注意報、土砂災害警戒情報も確認。

②気象庁など国のサイトで、報道機関の情報が正しいことを確認

TVなどの報道機関の情報は主に気象庁の情報に基づいています。報道機関の情報源が本当に正しいものなのか、またより詳しく知りたい場合は気象庁などの国のサイトを確認しましょう。

また、外出中でTV等のリアルタイムで情報の入手ができない場合は、まず国のサイトで①同様の防災情報を確認してください。

以下のサイトでは国土交通省が、災害時に見てほしい情報をまとめてくれています。地震や風水害などの災害種別で必要なサイトの絞り込みができ、一目で見るべきサイトがわかります。

災害時、見てほしい情報[被害状況]|国土交通省 防災ポータル

③各自治体のサイトで居住地域の情報を確認

次に、各自治体のサイトで、より居住地域の具体的な情報を確認しましょう。各自治体によりサイトの形態は異なるため、自身の自治体のサイトの見方をあらかじめ確認しておきましょう。

また各自治体でしか得られない重要なお知らせが表示されていることもあるため、より災害への危機管理を行えます。

以下は、内閣府が提供している都道府県ごとの防災に関するホームページを一覧化したものです。

【防災シミュレーター】各自治体防災情報 : 防災情報のページ – 内閣府

また、以下はYahooが提供する自治体からの緊急情報をまとめたサイトです。こちらは市区町村単位で詳しい情報を確認できます。

自治体からの緊急情報について – Yahoo!くらし

④SNS・アプリなど、その他の媒体で情報を確認

そのほかにも、SNSで地域のリアルな情報を確認したり、防災アプリで情報を確認したり、地域の防災無線で確認したりする方法もあります。

SNS利用時に注意したいのが、なかには嘘の情報を発信したり公式アカウントになりすましたりして情報を発信するなど、悪意ある情報も紛れていることです。そのため、すべての情報を鵜呑みしないように注意しましょう。

そこで、防災アプリのなかでも特におすすめしたいのが、東京都防災アプリ」「Yahoo!防災速報」「NHK ニュース・防災です。いずれも災害時の重要な情報を入手できるため、スマホに事前にダウンロードしておきましょう。

アプリの詳しい機能に関しては、「【2021年版】プロおすすめの防災アプリランキング|一人暮らしもこれで安心 | カーサミア」で紹介しているのでご覧ください。

⑤外出中の場合、交通状況を確認

外出中に被災した際に、そこから徒歩で自宅に帰れない場合は、自宅までのバスや電車の交通状態を確認する必要があります。もし自宅に帰れない場合は、周辺に災害時徒歩帰宅者支援ステーションがないかも情報を集めましょう。

災害時徒歩帰宅者支援ステーションとは、外出時に被災してしまった人や徒歩で帰宅する人に対して提供される一時滞在場所のことで、トイレ・水道・道路交通情報などを支援してくれます。

災害時徒歩帰宅者支援ステーションに関しては、「外出先の地震対策、どうする?シーン別に解説。知って安心、災害の備え【一人暮らし女性の場合】 | カーサミア」で詳しく紹介しているので併せてご確認ください。

⑥避難が必要な場合、ハザードマップで情報を確認

防災情報を入手した結果、避難が必要な場合はハザードマップで避難先や安全な避難経路を確認しましょう。

各自治体より配布されている紙のハザードマップを確認するか、国土交通省が提供する「ハザードマップポータルサイト」で確認を行ってください。

⑦安全が確保できたら、家族・友人の安否情報を確認

安全が確保できたら、家族や友人の安否情報を確認しましょう。ライフラインが断絶しインターネットが繋がらない場合は、災害用伝言ダイヤル「171」災害用伝言板「web171」、各携帯会社用の災害用音声お届けサービスなどを用いて安否情報を確認する手もあります。

それぞれのサービスに関しては「防災士が解説。スマホが使えない災害時に備えた連絡手段とは | カーサミア」で詳しく説明しています。

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災害時に情報を集める際のポイント

スマホは節電する、災害時はネットが利用できるとは限らない、必要なサイトは事前にブックマークする|イメージ画像:イラストAC

災害時に情報を集める際のポイントを紹介しましょう。

スマホのバッテリーはなるべく消費しない

ライフラインがストップした場合、スマホの充電ができなくなる可能性があります。スマホは防災情報を入手するために欠かせない情報手段の1つであるため、なるべくバッテリーを消費させないようにしましょう。

停電時でもスマホが利用できるよう、モバイルバッテリーなどの充電グッズを用意しておいたり、スマホの節電方法を学んでおいたりすることも大切です。

おすすめの充電グッズやスマホの節電方法に関しては、「停電時にスマホを充電するなら…プロおすすめ防災グッズ6選 | カーサミア」の記事で詳しく紹介しています。

停電時にスマホを充電するなら…おすすめ防災グッズ6選
災害時にスマホは、情報収集や家族や友人との連絡手段として欠かせないものです。そのため、災害時にもし停電してしまってもスマホが利用できるよう、充電できる防災グッズを用意しておきたいですよね。今回は防災士という防災系の資格保有者である私が、「停電時にスマホが充電できるおすすめ防災グッズ」に関して紹介します。災害時には何が起こるかわからないため、どのようなものを選べばいいのかわからないという方はもちろん、普段利用している充電グッズがあるという方も、ぜひ災害時のことを考え複数の充電グッズを用意してくださいね。(1)モバイルバッテリー:スマホを所持しているのであれば、1台はすでに持っているという方も多いのではないでしょうか。モバイルバッテリーは、小型ながら大容量のものが多いため、災害時のいざという時でも持ち出しやすく、電気がなくとも数回スマホを充電できるメリットがあります。用意する際は、できるだけ容量の多いものを選ぶのがおすすめ。20,000mAh程度のものを用意しておけば、フルで3回程度充電が可能です。(2)乾電池式充電器:電気が止まっていたとしても、乾電池さえあれば何度でも使えるといった利点があります。しかし、乾電池式充電器は防水機能を備えた商品が少ないため、雨などで濡れてしまうと壊れてしまうデメリットもあります。そのため、防水性のポーチなどに入れて備えておくといいでしょう。(3)ソーラー式充電器:電気や電池がなくとも太陽光さえあれば何度でも充電が可能であり、商品によってはライトや防水機能が備わった商品もあります。しかし、蓄電速度が遅いことや、天候により蓄電が左右されることがデメリットとしてあげられます。災害時に利用するサブの充電器として用意することをおすすめします。停電が長引くなど災害が長期化したときに役立つでしょう。(4)手回し式充電器:手回し式充電器とは、本体にハンドルが付いておりそれを回すことで電力を作ってくれる充電機器のことです。手回し式充電器の中には、ラジオやライトの機能も備わっているものもあります。自身の手で回すだけで充電できることは利点ですが、発電の際には音が大きいことや体力を消耗することが悪い点としてあげられます。蓄電速度も遅いことから、ソーラー式充電器と同様に災害が長期化したことを想定したサブの充電器として備えておくといいでしょう。(5)マグネ式充電器:マグネ式充電器とは、塩水とマグネシウムで電力を作ってくれる充電機器のことです。本体の中に、塩・マグネシウム棒・水を入れることで利用できます。マグネシウム棒一本で約10回ほどの充電が可能です。また、10年以上長期保存可能なため災害用として備えておくのにも適しています。災害時に塩水が手に入らない場合でも、代わりに海水で代用が可能です。しかし、充電速度はあまり早くないことや、マグネシウムがなくなってしまうと使えないこと、他の充電機器よりも値段が高く、持ち運びにくいというデメリットがあります。長期化した災害に備えてのサブの充電器として用意することをおすすめします。(6)シガーソケット式充電器:シガーケット式充電器とは、車の中にあるシガーソケットと呼ばれる円筒形の器具に差し込むことで利用できる充電機器。そのため、こちらは車がある人のみ活用できる充電機器です。車のエンジンをかけることで、充電が可能です。車のエンジンがかかるうちは何度も充電が可能であり、充電速度も比較的早いです。車を持っている一人暮らしの方はぜひ、車内にシガーソケット式充電器を一台備えておきましょう。また、車によってはシガーソケットが設置されていない場合もあるため、一度ご自身の車を確認してみてください。 また、災害に備えて、スマホの充電グッズと合わせて充電ケーブルや小型電源タップも用意しておきましょう。そしてスマホが充電できる防災グッズを用意することも大切ですが、災害時にできるだけスマホを長く利用できるよう、・液晶画面を暗くする・節電モードにする・圏外なら機内モードにする・アプリなどの通知を切るなどの、スマホの節電対策も覚えておきましょう。

災害時にはネットが利用できなくなることも

大規模な災害が発生した場合、回線が混雑したり、ライフラインがストップしたりすることからインターネットや電話が利用できなくなることも考えられます。

インターネットが利用できない場合は、被災地では無料で開放される公衆無線LANサービスの災害用統一SSID「00000JAPAN」を利用できる場合があります。公衆無線LANサービスに関しては、「防災士が解説。スマホが使えない災害時に備えた連絡手段とは | カーサミア」の記事で詳しく紹介しています。

事前に防災アプリのダウンロードや必要なサイトをブックマーク

災害時に素早く情報を入手できるよう、事前にスマホにポップアップ通知してくれる防災アプリをダウンロードしておいたり、必要なサイトをブックマークしておくことも大切です。

災害が発生した際、自分の身を守るためにも防災情報の収集は欠かせないものです。インターネット上には嘘の情報が溢れている可能性もあるため、国や自治体など必ず情報源が確かな場所から正しい情報を入手することが大切。

災害時に素早く必要な情報を収集するためにも、今回紹介したサイトやアプリを事前に確認しておきましょう。

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