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防災士「部屋に防災グッズ置けないなら…」宅配型トランクルーム活用術

防災
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一人暮らしの場合、部屋が狭く防災グッズや防災備蓄の準備が十分に行えないという人も多いのではないでしょうか。

こんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます。

今回は、「防災用品の収納におすすめの宅配型トランクルーム」に関して紹介します。

防災グッズや防災備蓄は自宅に保管しなければならないと思いがちです。しかし、一人暮らしで収納場所がない場合や、分散収納を行いたい場合には、宅配型トランクルームなど外部へ預けて備えるという手段もあります。では、おすすめの宅配型トランクルームや預ける際の注意点を紹介していきます。

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質問:防災備蓄を分散して備える防災収納アイデアは?

災害時は何が起こるかわからないためリスクを分散するために、防災備蓄は一箇所ではなく分散して備えておくのが良いと聞きました。
しかし、一人暮らしで部屋が狭く分散して備えられず困っております。何か良い防災用品の収納アイデアはないでしょうか。

かさみやちゃん
かさみやちゃん

一人暮らしの場合、部屋が狭かったり、クローゼットなどの収納場所が十分になかったりするので、なかなか分散収納は難しいですよね。防災用品の収納のアイデアを伺ってみましょう!

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回答:防災備蓄を分散収納するなら「宅配型トランクルーム」がおすすめ!

宅配型トランクルームとは、預けたい荷物を宅配便で送りサービス会社の倉庫に荷物を保管してもらえる収納サービス|イメージ画像:イラストAC

「部屋が狭くて防災用品の収納場所がない」「防災用品を分散して収納したい」「災害時に大切なものをなくさないために別の場所に保管しておきたい」などという場合には、宅配型トランクルームを活用する方法があります。

宅配型トランクルームとは、預けたい荷物を自分で宅配便で送って、サービス会社の倉庫に荷物を保管してもらえる収納サービスのことです。

では、防災備蓄を預けるのにおすすめの宅配型トランクルームサービスを4選紹介していきます。

防災におすすめの宅配型トランクルーム1「防災ゆうストレージ」

「防災ゆうストレージ」は、災害時に強い「防災向け宅配型トランクルーム」です。|イメージ画像:写真AC

「防災ゆうストレージ」とは、日本郵便と寺田倉庫が共同企画した防災向け宅配型トランクルームで、2022年2月1日よりサービスの申し込みが開始されています。

避難先での生活が長期化した場合に必要になる物資や、アルバムなど災害時になくしたくない大切なものを預けられます。日本郵便は全国各地に配達が可能なことに加え、災害時でも郵便集配送を止めない体制づくりがなされているため、災害時でも手元に荷物を届けてもらえる可能性が高いです。

また、荷物が保管される寺田倉庫についても、硬質な地盤の土地で、耐震基準を満たした倉庫に保管されるため、災害の被害を受ける可能性も低いです。

災害時に預けた防災用品が必要になった際には、WEBサイトより取り出しの手続きが可能です。配送先の住所変更も可能なため、自宅を離れ避難所へ避難している場合でも、手元に届けてもらえて安心です。

専用ボックスは頑丈なポリプロピレン製でできているため、例えば避難先に届けてもらった場合にはテーブルや椅子としても活用できます。

防災ゆうストレージにどのようなものを保管すればいいのかは、「防災ゆうストレージ」公式サイトの「保管品チェックリスト例」にて紹介してくれているので、参考にしてみてください。

料金

プラン内容物の重量制限初期費用保管料取り出し料金再入庫料金
専用ボックス〈小〉13.5kgまで5,280円月額275円(年額3,300円)1,540円1,540円
専用ボックス〈大〉20kgまで7,810円月額480円(年額5,760円)2,200円2,200円
※2022年4月時点の「防災ゆうストレージ | 日本郵便株式会」より引用

公式サイト

避難先でほしいのは、「いつもの暮らし」でした。
防災ゆうストレージ|日本郵便株式会社

防災におすすめの宅配型トランクルーム2「CARAETO(カラエト)」

CARAETO(カラエト)は、管理や取り出し、売却が簡単。プランも豊富です。|イメージ画像:写真AC

CARAETO(カラエト)は、無料で利用できる専用ボックスにモノを詰めて預けられる宅配型トランクルームです。プランによっては預けているアイテムをすべてアルバム化してアプリでいつでも確認できるため、どの防災用品を預けているのか忘れる心配がありません。

また、預けた防災用品を取り出したい際には、アプリで簡単に手続きが可能です。一点からアイテムの取り出しが可能であり、配送先も変更が可能なため避難所など自宅を離れている場合でも受け取りができます。

そのほかにも、「マーケット」というオリジナルのフリママーケットというサービスも提供しており、預けているアイテムで不要なものが出てきた場合には販売することが可能です。出品から発送まですべてCARAETO側が行ってくれるため、通常のフリマアプリを利用する際に生じる煩わしい手続きも必要ありません。

例えば、最新の防災グッズに買い替えたいなどとなった場合に、古い防災グッズを売却できて大変便利ですね。

料金

プラン月額保管料/
初期費用
ボックス単位の取り出しアイテム単位の取り出し
カラエト(写真あり)550円/箱880円/箱880円/梱包
カラエトスモール(写真あり)330円/箱880円/箱880円/梱包
カラエト(写真なし)484円/箱880円/箱
カラエトスモール(写真なし)264円/箱880円/箱
自由箱(写真撮影あり)550円/箱880円/箱880円/梱包
※2022年4月時点の「宅配型収納CARAETO(カラエト)」より引用

公式サイト

宅配型収納カラエト(CARAETO)
宅配型収納カラエト(CARAETO)は月額240円〜で誰もが箱単位で利用でき、自分のトランクルームを持てる宅配収納サービスです。いつでもどこでも荷物をWebやアプリで管理できます。荷物は写真で保存され...

防災におすすめの宅配型トランクルーム3「サマリーポケット」

サマリーポケットは、1箱月額275円から利用できるリーズナブルな宅配型トランクルームです。プランによっては、預けたものをすべて写真でリスト化してもらえるため、スマホやパソコンで預けたアイテムの管理が簡単に行なえます。

サマリーポケットの特徴は、「大型アイテムプラン」が用意されている点です。スーツケース(幅71cm x 奥行32cm x 高さ84cmまで)を預けられるため、長期避難を想定し準備をした防災用品をスーツケースに詰めて預けることが可能ですね。

また、アイテムの取り出しは一点から可能で、届け先も自由に設定できるため自宅を離れて避難している際でも受け取りができ安心です。

料金

プランボックスサイズ月額保管料取り出し送料
スタンダードプラン
(写真撮影あり)
レギュラーボックス330円/箱880円〜/梱包
アパレルボックス330円/箱880円〜/梱包
ラージボックス605円/箱880円〜/梱包
エコノミープラン
(写真撮影なし)
レギュラーボックス275円/箱1,100円/梱包
ラージボックス484円/箱1,320円/梱包
ブックスプランブックスボックス440円/箱352円〜/梱包
大型アイテムプランスーツケース:638円/個
スキー・スノーボード:770円/個
ゴルフバッグ:770円/個
1,320円/個
※2022年4月時点の「サマリーポケット(サマポケ)」より引用

2023年8月より、価格改定が予定されています。詳しくは公式HPをご覧くださいね。

公式サイト

月額250円〜の収納サービス|サマリーポケット [PR]

防災におすすめの宅配型トランクルーム4「宅トラ」

「宅トラ」は、クロネコヤマトが管理する宅配トランクルームです。他の宅配トランクルームサービスと比べると費用がかかりますが、大手のクロネコヤマトが運搬業務をしてくれるため安心感を持って利用できますね。

また荷物は「400年以上、風水害のない地域」と言われる茨城県古河市の倉庫に預けられるため、倉庫自体が被災してしまうという可能性が低く、安心して預けられます。

預けた荷物はすべてデータ化されるためいつでもWeb上で確認が可能であり、取り出したい荷物は自宅以外への配送も可能です。

ダンボールで預けるだけでなく、指定のカーゴでダンボールに入り切らない大型荷物も保管できるプランや、ベッドやソファなどの大型荷物専用のプランも用意されています。

例えば、大型のポータブル充電器やポータブル冷蔵庫などの大きな防災用品も預けられますよ。

料金

プラン月額保管料初回引取料ダンボール費用配送料
ちびトラ31,628円4,950円990円倉庫への配送料:1,650円〜
引き出し配送料:1,650円〜
ちびトラ52,178円8,250円1,650円倉庫への配送料:1,650円〜
引き出し配送料:1,650円〜
ミニボックス5,478円20,900円預けた荷物の配送料(往復):1,818円〜
レギュラーボックス6,600円24,200円預けた荷物の配送料(往復):1,818円〜
大型荷物2,475円~7,535円〜引き出し配送料:10,591円〜
※2022年4月時点の「宅トラ」より引用

公式サイト

宅トラ
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宅配型トランクルームを利用する際の注意点

宅配型トランクルームを利用するなら、災害の影響で宅配自体が困難な場合があること、預かってもらえないアイテムがあることを覚えておこう|イメージ画像:イラストAC

宅配型トランクルームを利用する際の注意点を紹介していきます。

宅配が困難な場合がある

宅配型トランクルームの運営会社が被災してしまった場合や、災害状況や道路状況により宅配が困難になってしまう場合もあります。

そのため、宅配型トランクルームに保管している防災用品が必ずしも災害時に直ぐ手元に届くとは限らずリスクがあることも覚えておきましょう。

預かってもらえないものもある

食品・可燃物・ワレモノ・液体・現金など、サービス会社によっては預かってもらえないものもあるため、利用する前に預かり可能な荷物の確認を行っておきましょう。

一人暮らしで収納場所が少ないという方はぜひ、今回紹介したような「宅配型トランクルーム」も活用して防災用品の分散収納を行ってみてください。

ただし、災害の状況などによっては宅配型トランクルームに預けた荷物がすぐ手元に届くとは限らず、食品など一部預けられない荷物もあるため、すべての防災用品を宅配型トランクルームに預けようとは考えないようにしてください。

「自宅に置いておくモノ」「宅配型トランクルームに預けるモノ」とうまく分散させて防災用品を収納するようにしてくださいね。

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