いざ災害!避難しなきゃ…避難所はどこに行ってもいいの?防災士が解説
外出先で被災した際に、自宅から離れた場所にある避難所を利用していいの?と思う方も多いのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難所はどこでも利用できるのか」に関して紹介します。災害時は、自分が住む市町村にある避難所でないと滞在できないと考える人も多いでしょう。しかし、基本的には住所などは関係なく、どこの避難所でも滞在が可能です。そのため、もし外出先で災害が発生した場合には最も近い避難所へすぐに行きましょう。自宅周辺の避難所を確認しておくことはもちろん、外出先で災害が発生した場合に備え、職場周辺・通勤経路周辺などの避難所もチェックしておいてください。避難所は、ハザードマップや各自治体HP、以下のようなサイトから確認が可能です。また、防災アプリでも避難所の確認が可能です。アプリの中には、外出先でもし現在地がわからないという場合に現在地周辺の避難所や避難場所を自動検索してくれる機能や、オフライン状況下でも地図の利用が可能なものもあります。そのため、事前にどれか一つでもいいのでアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。また、「避難所が満員で利用できない」という場合や、「人が密集しているところが苦手」「感染症のリスクを避けたい」など避難所へ行くという選択が取れない場合や避けたい場合など何らかの理由で「避難所へ行くのは避けたい」という場合もあるでしょう。そのため、可能であれば避難所以外の避難場所も念のため検討しておきましょう。たとえば親戚や友人宅、職場、ホテルや旅館などです。また、外出先での災害も想定し、普段から防災ポーチを持ち歩いたり、職場にも防災グッズを備えておいたりすることも大切です。災害時は、自分が住んでいる市町村にある避難所だけしか利用できないわけではなく、基本的にどこの避難所でも利用が可能です。そのため、職場など普段よく外出する場所の周辺にある避難所もチェックしておきましょう。過去の記事では、「外出先で災害に遭遇し帰れなくなった場合どうすればいいのか」「外出先での地震対策」「避難所生活はどう過ごせばいいのか」なども紹介しているのであわせてご覧ください。