今回は、メガネ拭きの寿命と買い替え時期、そしてメガネ拭きを長持ちさせるためのお手入れ方法について、詳しく解説します。
こんにちは。眼鏡作製技能士のあんどうです。
メガネ拭きはメガネユーザーにとって大切なアイテムですが、買った時に付属していたものを、何年も使っているという方も多いのではないでしょうか。
メガネを快適に長く使い続けるためにも、メガネ拭きの扱い方は必須の情報です。最後までお見逃しなく!
メガネ拭きの寿命は何年?
一般的に、メガネ拭きの寿命は3年から5年とされています。
ですが洗濯をせずに使用し続けると、寿命が短くなってしまうことも。
また、メガネ拭きにホコリや汚れを溜めたまま使用すると、メガネのレンズを傷つける原因になります。
メガネとメガネ拭きの寿命を伸ばすために、メガネ拭きは1週間に一度程度、定期的に洗濯するのが理想です。
メガネ拭きの買い替え時は?
購入時に付属していたメガネ拭きを長く使っている方も多いと思いますが、劣化したメガネ拭きを使用し続けると、メガネの寿命まで縮めかねません。
適切なタイミングで買い替えましょう。
メガネ拭きに使用されている繊維(マイクロファイバー)は、汚れを吸着しやすい、繊細な素材でできています。
そのため、劣化しやすいのが玉に瑕です。
5年以上使用している場合は、新しいメガネ拭きに交換することをおすすめします。
また、メガネ拭きの繊維がほつれたり、生地の色がくすんだり、洗濯しても汚れが落ちなくなったときも買い替え時です。
メガネ拭きを長持ちさせるお手入れ方法
メガネ拭きにホコリや汚れが溜まった状態で放置していると、繊維が劣化する恐れがあります。
メガネ拭きを長持ちさせるために欠かせない、適切なお手入れ方法をご紹介します。
洗濯の頻度と方法
毎日の使用でホコリや汚れが蓄積されていくため、メガネ拭きの洗濯は週に一度が理想です。
洗濯機または手洗いで洗濯します。
手洗いの方がメガネ拭きを傷めにくいのでおすすめですが、洗濯機の方が手間を省けるので、みなさんの都合のいい方法で洗濯してくださいね。
洗濯機で洗う場合
洗濯機で洗う場合は、洗濯機の通常コースを選択します。
このとき、衣類の繊維やホコリがメガネ拭きに付着するのを防いだり、摩擦で繊維が傷んだりするのを防ぐため、目の細かい洗濯ネットに入れてください。
洗剤は必ず「液体の中性洗剤」を使用します。
漂白剤の使用は、繊維を傷めるためNGです。
また、粉末洗剤と柔軟剤はメガネ拭きの吸水性を低下させ、汚れを拭き取りにくくするため使用を避けてください。
手洗いする場合
手洗いする場合は、洗面器などに40℃程度のお湯を張り、中性洗剤を1〜2滴ほど溶かします。
メガネ拭きに直接洗剤をつけずに、先にお湯に洗剤を溶かしておくのは、すすぎ残しを防ぐためです。
次に、洗剤を溶かしたお湯でメガネ拭きをやさしくもみ洗いします。
しつこい汚れがある場合は、15分〜30分程度つけ置きしてください。
洗った後は、洗剤が残らないよう3〜5回ほど丁寧にすすぎます。
脱水するときは、力いっぱいねじってしぼらないように注意しましょう。
清潔なタオルで挟み、上からぽんぽんと叩いて水気を移すようにすれば、繊維が傷まないのでおすすめです。
メガネ拭きの干し方
メガネ拭きの脱水が済んだら、直射日光や乾燥機を避け、風通しの良い場所で形を整えて乾燥させます。
洗濯バサミなどで挟むと跡がつくので、ハンガーにかけるのがおすすめです。
詳しいメガネ拭きの洗濯方法はこちらの記事でご紹介しています。
- Qメガネ拭きの寿命は何年?
- A
メガネ拭きの寿命は一般的に3〜5年と言われていますが、洗濯をせずに使用し続けると、寿命が縮まる可能性があります。
適切な方法で、1週間に一度の頻度で洗濯してください。
- Q買い替え時のサインは?
- A
5年以上使用している場合は、新しいメガネ拭きに交換することをおすすめします。
また、メガネ拭きの繊維がほつれてきたり、生地の色がくすんできたり、洗濯しても汚れが落ちなくなったときも買い替えが必要です。
劣化したメガネ拭きの使用はメガネを傷める原因になります。
メガネを長く快適に使用するために、メガネ拭きの状態にも気を配りましょう!