近年は「普段の食事としても食べられる保存食」をうたう非常食・防災食が増えており、その代表的なブランドの1つが「IZAMESHI(イザメシ)」です。
こんにちは、株式会社トラスト・ファイブが運営するビルと土地の記事メディア担当のあんどうです。
不動産とは切り離せない「防災」の情報をお届けしています。
今回は、防災備蓄として保存できるレトルト食品「煮込みハンバーグ」を実食レビューします。
一般的なレトルトハンバーグとも食べ比べながら、味やボリューム、非常食としての使い勝手を紹介しますので、最後まで読んでくださいね。
おいしく食べる長期保存食「IZAMESHI」とは?
IZAMESHI(イザメシ)は、「おいしく食べる保存食」をコンセプトにした保存食ブランドです。
非常食というと、「災害時に仕方なく食べるもの」「味はあまり期待できないもの」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
IZAMESHIは、そうしたイメージを覆すように、日常の食卓でも違和感なく食べられる味づくりにこだわっています。
商品は常温で長期間保存できるため、防災備蓄として家庭でストックしておくのはもちろん、オフィスや商業施設などの防災対策として導入されるケースも増えています。
ラインナップも豊富で、レトルトのおかずや缶詰、ごはん系メニューなどラインナップも豊富。
非常時でもできるだけ普段に近い食事をとれるよう工夫されているのも特徴です。
IZAMESHI「煮込みハンバーグ」の商品情報

IZAMESHI「煮込みハンバーグ」は、ハンバーグをきのこ入りのソースで煮込んだレトルト食品です。
今回はハンズで購入し、価格は1袋648円(税込)でした。
内容量は190gで、エネルギーは258kcal。
主菜として1食分にちょうどよいボリュームがあります。
ソースには玉ねぎ、にんじん、セロリなどの野菜の旨みが使われており、デミグラスソースやトマトソース、赤ワインを合わせたコクのある味わいが特徴です。
さらに、ぶなしめじやマッシュルームといったきのこも入っており、レトルト食品ながら具材感のある仕上がりになっています。

保存は直射日光や高温多湿を避けて常温で行うタイプで、レトルトパウチ食品のため調理は不要。
封を切ればそのまま食べられるため、電気やガスが使えない状況でも食事がとれる点は、防災備蓄として大きなメリットです。
IZAMESHI「煮込みハンバーグ」と一般レトルト品の比較(実食レビュー)

今回は、IZAMESHI「煮込みハンバーグ」を、非常時を想定して実食レビューします。
比較用として、スーパーなどでよく見かける冷蔵レトルトハンバーグ、伊藤ハムの「旨包ボリュームリッチハンバーグ 赤ワインと香味野菜の濃厚デミグラスソース」も用意しています。
なお、旨包は本来冷蔵保存で加熱して食べる商品ですが、今回は災害時を想定して「加熱せずに食べた場合」を比較するため、食べる1時間前に冷蔵庫から出して常温に近い状態にして試食しました。
パッケージと商品仕様
IZAMESHI「煮込みハンバーグ」は一見すると防災食とは分からないパッケージで、「LONG LIFE FOOD(長期保存食)」の表記が目立つ程度です。
特別かさばることはなく、一般的なレトルト食品と同じような形状をしています。
調理方法は
- そのまま食べる
- 湯煎
- 電子レンジ
の3通りに対応。
【常温】での食べ比べ
今回はまず、「そのまま食べる」状態で試してみます。
- ■開封のしやすさは?

IZAMESHIレトルトはハサミ不要、手できれいに開封できます|筆者撮影 パックには切り口があり、手できれいに開封できました。
IZAMESHIは、袋は自立する仕様なので、スプーンを使えば器に移さずそのまま食べることもできそうです。

旨包は二重包装|筆者撮影 一方、比較用の旨包は二重包装になっています。
ちなみに、この内側のパックはやや開けにくく、開封時に手が少し汚れやすい点が気になりました。
- ■見た目の違いは?

(左)IZAMESHIの煮込みハンバーグ、(右)旨包ボリュームリッチハンバーグ 赤ワインと香味野菜の濃厚デミグラスソース|筆者撮影 IZAMESHIを皿に移すと、ハンバーグのサイズ自体は標準的で、ソースの量がかなり多め。
マッシュルームなどのきのこがしっかり入っており、具材感があります。
脂が固まっていることもなく、見た目としては少しおしゃれな洋食メニューのような印象です。
一方、旨包を皿に移すと、表面に固まった脂が見えます。
これは温めて食べる前提の商品なので、常温で食べることを想定していないことがよく分かります。
- ■香りの違いは?
香りは両者で少し方向性が違いました。
IZAMESHIは、デミグラスというよりトマトソースに近い印象で、やや酸味のある香り。
きのこの強い匂いは感じず、常温で食べるとややレトルトらしい香りも感じます。
一方、旨包は典型的なデミグラスソースの香り。
こちらもレトルト特有の香りはありますが、これぞ「ハンバーグのデミグラスソース」という分かりやすい香りでした。
- ■食感の違いは?

IZAMESHIハンバーグ(常温)の断面|筆者撮影 まずIZAMESHIのハンバーグですが、断面はパテのような質感で、いわゆる「ひき肉感のあるハンバーグ」とは少し違う印象です。
肉のジューシーさはあまりなく、ややもそっとした食感。
肉感の強いハンバーグを期待して食べると、少し肩透かしを感じるかもしれません。

旨包(常温)の断面|筆者撮影 一方、旨包は意外にも常温でも肉感が感じられる食感でした。
思ったより柔らかく、脂っぽさもそこまで強くありません。
ただ当然ながら、温めたほうが美味しそうだな…という印象はありました。
- ■それぞれの味の感想は?
IZAMESHIはソースがかなり多く、味付けはソース主体という印象です。
ハンバーグ自体の味はかなりあっさりしており、個人的にはやや独特の風味も感じました。
ソースにはマッシュルームが入っていますが、酸味がやや強めなので、きのこの旨味はそこまで際立っていないように感じます。
全体として味付けは濃すぎず、主食がなくてもそのまま食べられるような軽めの仕上がりです。
一方、旨包は非常に分かりやすい美味しさ。
常温でも、お弁当に入れる冷凍ハンバーグのような味わいで、ハンバーグ自体の肉の味もしっかりしています。
デミグラスソースのコクもあり、満足感の高い味でした。
【温めた状態】での食べ比べ
次は、電子レンジで温めて食べてみました。
- ■常温で食べたときと、温めたときの違いは?
IZAMESHIは温めてもハンバーグの淡白な食感はあまり変わらず、むしろ風味のクセが少し強く感じられるようになりました。
肉のジューシーさが増すタイプではないようです。
一方、旨包は温めることで脂が溶け、かなり印象が変わります。
ハンバーグがジューシーになり、デミグラスソースのコクも強くなって、ご飯が欲しくなる味に。
やはりこちらは温めて食べる前提の商品だと感じました。
なぜIZAMESHIは長期保存できるのか
今回、食品表示を見比べてみると、両者の設計思想の違いも見えてきました。
IZAMESHIの表示には「気密性容器に密封し、加圧加熱殺菌」という記載があります。
これはいわゆるレトルト殺菌と呼ばれる製造方法で、密封した食品を高温高圧で加熱することで微生物をほぼ除去し、常温でも長期間保存できるようにする技術です。
一方、旨包は「10℃以下で保存」と記載されており、冷蔵保存が前提の商品。
調理食品に近い配合で作られているため、保存性よりも味の満足度を優先した設計といえます。
栄養成分表示からも違いが読み取れます

旨包は脂質が多く、バターや牛脂などのコクのある材料が使われています。
こうした材料は味を良くする一方で、長期保存には向きません。
対してIZAMESHIは脂質が比較的控えめで、粒状大豆たん白や加工でんぷんなど、食感や保存安定性を高める原料が使われています。
今回感じた「パテのような食感」は、こうした設計の影響かもしれません。
つまり、この2つは単純な優劣ではなく、「味を優先した食品と、保存性を優先した食品」という違いがあるといえます。
常温で長期保存可能なIZAMESHIの煮込みハンバーグは貴重!
IZAMESHIの煮込みハンバーグを食べた正直な感想として、味の面だけで比較すれば、今回の試食では旨包のほうが美味しく感じました。
IZAMESHIのコンセプトは「日常の食卓でも違和感なく食べられる」とのことですが、一般的なハンバーグと比較すると、やはり違和感が残ってしまうと感じます。
ただし、この2つはそもそも前提条件が大きく異なります。
旨包は冷蔵保存で賞味期限も短く、温めて食べることを前提に作られた商品です。
一方、IZAMESHIの煮込みハンバーグは常温保存が可能で、今回購入した商品は約2年間保存できます。
さらに、開封するだけでそのまま食べられる設計になっています。
こうした条件を考えると、単純に味だけで比較するのは少し難しい部分もあると感じました。
味の好みは分かれるかもしれませんが、「ハンバーグ」という日常的なメニューを常温で長期間保存できる点は、防災食として大きなメリットです。
実際に、常温保存可能なレトルトハンバーグを探して近隣のスーパーを数店舗巡りましたが、見つけることはできませんでした。
そうした意味でも、IZAMESHIのレトルト食品は貴重な存在だと感じます。
また、パッケージが自立するため器に移さずそのまま食べられるなど、非常時の食べやすさもよく考えられています。
IZAMESHIシリーズには他にもさまざまなレトルト食品があるため、いくつか組み合わせて備蓄しておくと、災害時でも食事のバリエーションを保てると思います。
気になった方は、防災備蓄の一品としてぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。


