この記事では、ニットに発生したカビの取り方は?自宅でお手入れできる?そもそもカビを発生させない方法は?という疑問にお答えします。
こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。
衣替えの季節、取り出したニットにカビが発生していたらショックですよね。
そして収納する時も、次のシーズンにはカビが発生しないようにしたいものです。
ニットを保管する際にカビの発生を防止する対策方法もご紹介しますので、最後までお見逃しなく。
ニットにカビが発生するのはなぜ?
カビは気温20℃以上、湿度70℃以上の環境で繁殖します。
そして着用したニットには汗や皮脂、食べこぼしなどが付着していて、これらの汚れがカビの栄養源になります。
ニットにカビを発生させないためには定期的に洗濯し、湿気を溜めないことが大切です。
ニットに発生したカビは自宅で取れる?
ニット製品の場合、手軽に家で洗えないものも多いですよね。
そのため一度カビが発生してしまったら、クリーニング店でプロに相談するのが一番です。
一般的に、衣服に発生したカビを取るには漂白剤を使用しますが、ニットの素材によっては使用できないことがあります。
どうしても自宅で対応したい場合は、必ず洗濯タグを確認して、可能な洗濯方法や漂白剤の使用可否を確認してください。
ちなみに綿やアクリルは洗濯機の使用がOKな場合が多く、毛(ウール)は多くの場合で手洗いが適しています。
モヘアなど毛足の長い素材は摩擦等で繊維が絡まるため、自宅でのケアは難しいです。
ニットを洗濯する前には色落ちテストをする
大事なニットを洗濯するときは、まず目立たない場所で色落ちテストをしてください。
洗剤や漂白剤を多めに溶かしたぬるま湯を作り、ニットの目立たない部分(袖や裾の裏側など)に、少しだけ塗布します。
10〜15分ほどおいて、タオルなどで叩いて色が移れば、色落ちするということがわかります。
他にも気になる症状が見られれば、洗濯を中止してください。
漂白剤を使用したニットの洗い方
衣類のカビ取りには漂白剤を使用します。
漂白剤を使用したニットの洗い方はこちら。
- 洗面器に中性洗剤と漂白剤を溶かしたぬるま湯を用意する(色落ち注意)。
- 汚れがつきやすい袖口や襟首をやさしく洗う。
- 洗濯ネットに余裕を持たせて入れ(型崩れ防止)、ボタンやファスナーを留める。
- 数分浸し、押し洗いする。(汚れが気になる場合は10分ほどつけ置き)
- きれいな水ですすぐ。(漂白剤を使用しているので最低2回)
- 水を替えて柔軟剤を入れ、軽く馴染ませて軽くすすぐ。
- ネットに入れた状態で洗濯機で約15〜30秒脱水する。
- ネットから出し、乾いたタオルで挟んで軽く叩くようにして水気を取り、形を整える。
- 平干し用ネットに広げて乾かす。
上記の方法できれいにカビ取りできることもありますが、黒カビは根を深く張るため除去が難しい場合も多いです。
カビが残った状態でクローゼットに収納すると、そのニットだけでなく他の衣類にもカビが繁殖してしまうことも…。
見た目はきれいになっていても、油断はできません。
そこまで思い入れのないニットであれば自宅でカビ取りもありですが、お気に入りのニットの場合はできるだけプロに相談するのが無難です。
カビを発生させない対策をしよう!
身も蓋もありませんが、カビは発生させないのが一番です。
一度着用したニットは、収納する前に正しい洗濯方法で洗濯して、しっかりと乾燥させてください。
水洗いできない場合は、除菌スプレーを使用するのも手です。
また、スチームアイロンを当てれば殺菌や気になる臭い対策もできるので、おすすめです。
収納する場所にも、乾燥剤や防虫剤を入れるなどして対策を。
- Qニットに発生したカビの取り方は?
- A
ニットは手軽に家で洗えないものも多いため、一度カビが発生してしまったら、クリーニング店でプロに相談するのが一番です。
ただし洗濯絵表示を確認して、洗濯機や手洗いが可能で、漂白剤の使用が可能な場合にのみ、簡易的なカビ取りを兼ねた洗濯が可能です。
そもそもカビを発生させないのが一番なので、収納時には必ず洗濯し、収納場所に乾燥剤を入れるなど対策をしてください。