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お部屋選びは、不動産屋さん選びが大切。30代女性が実感した理由【一人暮らしエッセイvol.119】

一人暮らしエッセイ
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親身になってくれる不動産屋を見つけて

私の場合、会社が移転して実家から通いにくくなってしまったために、一人暮らしを始めることになりました。

学生時代も、新卒で働き始めてからも、ずっと実家暮らしだったため、30代にして初めての一人暮らし。部屋に対する理想は膨らむばかりでした。

「日当たりが良いワンルーム」「駅から近い」「洋間」「清潔さ」など、様々な条件を考えましたが、やはり最も重要だったのは「家賃の上限」です。

しかし私が引越しを希望していたのは都心エリア。
条件通りの家賃の物件は簡単に見つかりそうにありません。
インターネットで検索して不動産屋へ行くと、なぜかその物件以外の高い物件を勧められ、困ってしまったこともありました。

そこで私は、インターネットを諦めて、不動産屋を直接訪ねて回ることにしたのです。

移転前の会社での勤務が終わったあと、夜に移転先の最寄り駅の不動産屋へ行く、という日々を送っていました。

しかし、初心者が飛び込みで、都心の格安ワンルームを探すのは大変でした。

家賃の条件に見合った物件を紹介してくれる不動産屋もありました。しかし内覧に行ってみるとトイレが和式だったり、収納がなかったりという物件…。
それでも担当者から事務的に「どうですか?」と言われて、断るのに一苦労でした。

そんな中、3軒目に訪れた不動産屋は、昔からある雰囲気の店舗でした。スタッフは40代~50代の女性2人で、笑顔で私の話をきいてくれました。
そして紹介してくれたのは、日当たりや家賃の条件を満たした鉄骨のワンルームでした。

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ただし、その物件は駅から歩いて15分。
やや遠いと感じましたが、スタッフさんは「よければこれから歩いてそこまで行きましょう。女性の一人暮らしですから、夜に安全な道かどうかも一緒に確認しましょう」と言ってくれたのです。

そしてそのまま物件まで一緒に歩いて行きました。

途中、「ここは商店街を通るから暗くなくて安全ですね」
「ここは大通りに面しているので、残業しても人目が多くていいですね」
「2階なので防犯的にもいいですね」
「角部屋なので洗濯物が部屋干しできますね」
など、安全性や住みやすさをしっかりと確認してくれました。

ほかのお店では事務的に物件をおすすめされ、返答に困ったものです。
しかし、このスタッフさんからは、初めての一人暮らしを応援しようと思う気持ちが伝わってきました。

誠実さに溢れたスタッフさんの気持ちが非常にありがたく、私はそこに住むことに決めました。

実際に住んでみると、駅から商店街を抜ける帰り道は夕飯の買い物にピッタリ。そして大通りはバス停があるので、雨の日に使うこともでき、非常に便利な場所でした。

女性スタッフさんからは、入居後も何度か「住み心地はどうですか?」と気遣う電話がかかってきました。

女性の一人暮らしですから、住み心地だけでなく防犯性も考えなければならないので大変なことも多いです。でも信頼できる不動産屋さんを見つければ、良い物件を見つけられて気持ちよく一人暮らしを楽しめると感じました。

スマホで何でも検索できる時代ではありますが、私の今のお部屋は、条件検索では出てこなかった物件です。地元の不動産屋巡りをしてお部屋を探す方法もあると、知っていただきたいと思います。

(エッセイ投稿者:Kay/女性/30代)

エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!

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