防災対策はつい後回しにしがちですが、災害時に停電が発生すると、真っ先に必要となるのが「ライト」です。
そこで今回は、100均のダイソーで購入できる「災害備蓄用ライト24時間」と「ランチャーライト」を実際に試してみました。
こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。
一人暮らしでも手軽に備えられる防災グッズとして、これらのライトがどれほど使えるのか徹底レビューします。
最後まで読んでくださいね。
ダイソーの防災ライトとは?

ダイソーではさまざまな防災グッズが販売されており、その中でもライトは種類が豊富です。
今回は、最寄りの店舗で販売されていた以下の2種類を、実際に使ってレビューします。
・災害備蓄用ライト24時間
・ランチャーライト
災害備蓄用ライト24時間

「災害備蓄用ライト24時間」は、直径1.5cm、長さ18cmのスティック状のライトです。

電池不要のサイリウムタイプで、火や電気を使用しません。
発光色はイエローで、吊り下げ用のフックも付いており、水中でも使用可能です。
24時間発光するため、長時間の停電時にも役立ちます。

サイズがコンパクトで、収納しやすいのもポイントです。
ランチャーライト

「ランチャーライト」は、軽量で丈夫なアルミニウム製のハンディライトです。
使用には単4乾電池3本(別売)が必要で、連続使用時間の目安は約30時間です。
本体サイズは2.5cm × 2.5cm × 8.8cmで、カラーはシルバー、ブラック、ブルー、グレー、レッド、グリーンの6色展開です。
COB LEDを採用し、ボタンを押すだけで点灯します。
災害時だけでなく、普段使いにも適しています。
ダイソーの防災ライト、実際に使ってみた!
それぞれ特性が異なるライトを実際に使用し、一人暮らしの防災アイテムとしてどれくらい役立つのか検証してみました。
災害備蓄用ライト24時間の使用感

災害用備蓄ライト24時間は、スティックの両端を持ち、中央部分に親指を添え、一度だけ折り曲げることで発光します。
大丈夫だとわかっていても、最初は折って大丈夫かな…と不安になりました(笑)
いざという時に迷わず使えるように、事前に試しておくと安心だと思います。
使用開始直後

折った後はしっかり振ることで中の化学物質が混ざり合い、全体がムラなく発光します。

一般的な懐中電灯とは違う光り方をし、柔らかく拡散する光で周囲を照らします。
ちなみに、今回の実験は真っ暗な自宅トイレで行いました。
部屋全体を明るくするほどではありませんが、停電時にトイレ内で手元や足元を照らすには十分だと感じました。
使用開始から24時間後

使用開始から24時間後に確認してみると、発光が弱まっていました。
細かい文字を読むのは厳しく、真っ暗な中で何かを照らすために用いるのも厳しそうです。
24時間後でも、たとえば、停電時にドアノブに引っ掛けて位置を確認するといった用途には使えると感じました。
ランチャーライトの使用感

「ランチャーライト」は、アルミボディで軽量かつ頑丈で、持ち運びしやすそう。

ただし、電池ホルダーの強度はそれほど高くない気がしました。
電池を入れる際にミシっと嫌な感触があったので、丁寧に取り扱った方がいいと思います。

ランチャーライトのお尻の部分をノックすると、点灯します。

COB LEDを搭載しており、思っていた以上に明るいです。

懐中電灯のようにピンポイントで照らせるので、夜間の避難や作業にも便利です。

連続点灯時間30時間とのことでしたので、使用開始から30時間ずっと点灯し続けてみたところ、明るさは若干低下したものの、引き続き点灯していました。
100均でこの性能であれば、複数用意して、自宅の各部屋に常備しておいても良いかもしれません。
ただし、長時間使う場合は予備の電池を備えておく必要があります。
どちらが一人暮らしの防災に向いている?
災害備蓄用ライト24時間 | ランチャーライト | |
使用方法 | 折り曲げるだけで発光 | 電池を入れてスイッチ操作 |
連続使用時間 | 約24時間 | 約30時間 30時間経過後も点灯する |
光の強さ | 適度な明るさ | 明るさ十分 |
安全性 | 火・電気不要で安全 | 電池使用 |
防水性 | 水中でも使用可能 | 非防水 |
携帯性 | 軽量・コンパクト | コンパクト |
価格 | 110円(税込) | 110円(税込) 電池別売り |
一人暮らしの防災対策としてはどちらも有効ですが、それぞれの特徴を比較してみましょう。
災害備蓄用ライト24時間のメリット・デメリット
「災害備蓄用ライト24時間」は、火や電気を使わず、長期間保存可能な安全性の高いライトです。
ただし、電源のオンオフができないため、停電の長期化に備えるには複数本の用意が必要です。
たとえば、首都直下地震の被害想定では、発生直後からライフラインの途絶や公共交通機関の寸断が起こり、復旧には時間がかかるとされています。
そのため、1週間の停電に備えるには最低でも7本、1ヶ月の停電を想定するなら30本以上の備蓄が必要となります。
また、明るさが控えめであるため、補助的なライトとして活用することをおすすめします。
ランチャーライトのメリット・デメリット
一方、「ランチャーライト」は電池の交換が必要ですが、明るさや連続使用時間の面で優れています。
LEDの明るさが頼もしく、懐中電灯としても使えますので、普段使い+防災対策として、予備電池と共に常備しておきたいところです。
ただし、電池ホルダーの強度はそれほど高くなさそうな点と、非防水である点にはご注意ください。
【結論】ダイソーの防災ライトは複数持ちで安心!
賃貸で一人暮らしをする方の防災グッズとして、「災害備蓄用ライト24時間」と「ランチャーライト」の両方を常備しておくと安心です。
停電直後の混乱時には「ランチャーライト」で明るく照らし、長時間の停電時には「災害備蓄用ライト24時間」で電池を節約しながら対応すると、良いと思います。
「ランチャーライト」は小型で携帯性も良いので、外出時の防災対策にも。
コスパも良いので、複数購入して、リビングだけでなくトイレやキッチンなど自宅の各部屋に常備しておくのもアリだと感じました。
- Q100均ダイソーの防災ライトは、災害時に役立つのでしょうか?
- A
100均ダイソーの防災ライトは、災害時に十分役立つアイテムです。特に「災害備蓄用ライト24時間」は電池不要で24時間発光し、停電時に長時間使用できる点が魅力です。また、「ランチャーライト」は明るいCOB LEDを採用し、普段使いにも便利です。どちらも手軽に入手でき、コンパクトで収納にも困らないため、備蓄しておくことをおすすめします。