ナマステ~
めっきり寒くなりましたね、冬がいよいよやってくる・・・
最近はすっかり石油ストーブにお世話になってるわたくしです
もうね、暖かさの種類が違う!
お風呂に入ってるみたいにぬくぬくするし、点けてすぐにあったまるのも本当ありがたい!
やはり火はすごい!!偉大だわ・・・!!
皆さまもどうぞあたたかくしてくださいね
さて今回は「ウイグル」(新疆ウイグル自治区) について書こうと思います
最近ニュースでとりあげられていたので、
「あぁあのウイグルね・・」と思う方も多いかもしれませんね
「ウイグルって何?どこ?」
と思った方は、これを機会にウイグルのこと知ってください
ウイグルは中国の西部にあり、
そこにはウイグル族が主として住んでいます
1955年から中国に帰属し「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」とされました
ニュースになったのは、
中国が多数のウイグル人を不当に拘束して収容所で虐待をしているというもの
本当に心が痛いです
なぜウイグル人がこんなにもひどい扱いをうけているんでしょうか
私は2015年4月にウイグルに行きました
旅行好きの友人たちから
「ウイグルすごくいいから行った方がいいよ!」
と何度もすすめられ、ずっと行きたいと思っていた場所でした
しかし到着してその喜びも束の間、
私はウイグルの中国化に当時とても驚いたことを覚えています
私たちはキルギスから陸路で入ったため、徒歩で国境へ
この国境越えがまず難関だった・・・
これについては後述します
さて無事に入国後、
最初の到着地はウイグルの最も西に位置するカシュガル
後で分かったのは、
このカシュガルがまだギリギリ「ウイグルっぽさ」を残している場所だったということ
観光地化されてはいるけども。。
その後行ったいくつかの町は、ここよりももっと中国化していたのです
(看板には漢字がメインだったり、漢民族がやっている商店も多く、漢民族を多く見かけた)
カシュガルの町を散歩していると、ウイグル人のおじさんと仲良くなりました
おじさんがお家に招待してくれたので、お家に遊びに行きました
そこで非常にショックな話を聞いたこと、今でも覚えています
今回お話ししたかったのはそれについてです
おじさんはお家に私たちを招待し、お茶とお茶菓子を出してくれました
そして家について話してくれました
「僕の家は中国政府によって壊されてしまったんだ、
その後中国政府によって新しく家が建てられたんだよ」
「え?」
私は聞き間違いかと思って改めて聞きました
でもそれは聞き間違いでも何でもなく、言葉の通りのことが起きていました
なぜそんなことをするか分かりますか?
「ウイグルの建築を壊すためだよ、
新しく建てる家は中国風の建て方になるんだ」
もう、絶句でした
そんなことが起きているなんて、私の頭の中には全然入ってなかった
この時までウイグルと中国の問題についてちゃんと考えたことがなかったのです
こうやって中国は着々とそこの文化を壊し、自分たちの色に染め上げていく、
それが目の前で行われていたんです
おじさんは悲しそうな顔をしていましたが、
それでも旅行者の私たちに優しく、きちんと話してくれました
日本にいると、「ウイグル人がテロを起こした、ウイグル人は危険だ」
そんな言葉ばかりが耳についた気がします
でもこうして現地に来ると分かります
「そうじゃない」、と
宗教も文化も言葉さえも、ウイグルから奪おうとしているのは・・・
これが現実なんだと分かりました
今現在香港で行われてることもそうですね
長年チベットで行われていることもそう
現地で何が起こっていて、日本ではどういう風に報道されているのか
私たち個人個人が、能動的に報道機関を選ばないといけない時代なんだと思います
その他にも、イスラエルに行った時にパレスチナの人たちを見た時もそう思いました
日本の報道を全て鵜呑みにしてはいけない、ということを知りました
自分には関係ないから、
日本のことじゃないから、
そう考えてしまえばその先には何も生まれません
知ること、考えることをやめるのは本当に危険なことです
香港で起きてることやウイグルで起きてること、
他人ごとじゃないと思っているのは私だけでしょうか・・・
少しでも皆さんにウイグルのことや報道のことが伝わればいいなー!と思って
今回書かせてもらいました!
さて真面目な話をしたので、最後に家畜市場の動物たちの写真貼りつけます~
そうそう
先程「後述します」と言っていた入国でてこずったことも書かないと!
国境まで徒歩で着いた私たち、
荷物全部出して一つずつチェックされ、お守りの中身まで見られ・・・
(こんなにもチェックされたのは世界中でここだけ!)
入国手続きをする場所がそこから遠く離れていると聞かされ・・・
指定のタクシーで向かわなければいけない・・・・
(そのタクシーがめちゃくちゃ高い・・・!)
方法はそれしかないし、パスポートは取り上げられてる・・・
ヒッチハイクは禁止・・・
諦めて高いお金払って入国手続きをする場所へ・・・
タクシーで着いたそこはめちゃくちゃキレイな新しいどでかいセンター!!
今思えばあのどでかい建物は、中国が新しく建設した入国審査場だったんだな・・・
わざわざタクシー使うことにしてお金回収してるんだな・・・
(こんなシステムの入国は普通じゃない)
という、世界中で1番もやもやした国境越えの思い出です(苦笑)
こういう苦い話は世界旅行中多々ありましたのでまた書きます~ 笑
それではまた!