「洗濯槽がなんだかにおう」「洗濯物にピロピロが付いた」という経験はありませんか? 実はそれ、洗濯槽に潜む汚れやカビが原因なんです。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、さまざまなお掃除情報を発信しています。
今回は、洗濯槽掃除におすすめのアイテムを3つご紹介します。衣類をキレイにする洗濯機は、いつも清潔にしておきたいですよね。ぜひ参考にして、洗濯槽のお手入れをしてみてください!
洗濯槽掃除のおすすめアイテムベスト3
さっそくおすすめのアイテムと洗濯槽の掃除方法を紹介します。
「槽洗浄コース」がある洗濯機は、以下を参考にして水(お湯)とお掃除アイテムを入れたあとボタンを押すだけでOKです。
専用のコースがない場合は、本記事で紹介する方法で掃除してくださいね。
第1位:オキシクリーン(酸素系漂白剤)
オキシクリーンには日本版とアメリカ版があります。日本版はドラッグストア、アメリカ版はコストコで買えますよ。
日本版とアメリカ版のおもな違いは、界面活性剤と香料の有無です。日本版はどちらも入っていないので、体と環境に優しいという特徴があります。アメリカ版は両方入っており、より洗浄力が高いです。
ちなみに、ドラッグストアではオキシクリーン以外の酸素系漂白剤も売っています。こちらも洗濯槽掃除に使えますが、その場合は商品に記載されている量を使用してください。
- メリット … 汚れやカビをはがす力が強い、手軽に買える、安全性が高い
- デメリット … 時間がかかる、浮いたごみをすくう手間がかかる
縦型洗濯機の掃除方法
- 最高水位まで40~60度のお湯を入れ、お湯4Lに対して約28g(スプーンorキャップ1杯)のオキシクリーンを溶かす
- 「洗いコース」のみで5分間まわしたあと、6時間つけ置く
- 浮いてきた汚れをすくい取り、排水する
- 「通常の洗濯コース」を汚れが出なくなるまで繰り返す
ドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機をオキシクリーンで掃除したいときは、「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー 粉末タイプ」を使いましょう。
ドラム式の構造上、普通のオキシクリーンでは十分に洗浄できなかったり、故障してしまったりする可能性があるためです。
- 空の洗濯槽に1袋分入れる
- 「槽洗浄コース」または「通常コース」で運転させる
- 洗濯槽や扉、ゴムパッキンに残った汚れを拭き取る
第2位:キッチンハイター(塩素系漂白剤)
塩素系漂白剤は「汚れやカビを溶かす力」が強いです。そのため酸素系漂白剤に比べるとカビが浮きにくく、汚れをすくう手間が少ないでしょう。
また、殺菌力があるのも大きな特徴です。酸素系漂白剤と交互に使うことで、より清潔に保てますよ。ただし、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤を混ぜると危険なので、日にちをあけて使ってくださいね。
- メリット … 殺菌力がある、手軽に買える、手間が少ない、短時間で済む
- デメリット … 強力なので扱いに注意が必要、カビや汚れの量がわかりづらい
縦型洗濯機の掃除方法
- 最高水位まで水をため、水10Lに対して50㏄のキッチンハイターを入れる
- 「洗いコース」のみで5分間まわしたあと、2~3時間放置する
- 汚れが浮いていればすくい取り、排水する
- 「通常の洗濯コース」を汚れが出なくなるまで繰り返す
ドラム式洗濯機の掃除方法
- 扉を開けてもこぼれない量の水をため、水10Lに対して50㏄のキッチンハイターを入れる
- 縦型洗濯機と同じ手順で掃除する
第3位:重曹
ナチュラル洗剤として人気の高い重曹も洗濯槽掃除に使えます。消臭作用があるため、嫌なにおいにも効果が期待できるでしょう。
しかし洗浄力が弱く、時間がかかるデメリットがあります。重曹は水に溶けにくいので、詰まってしまう可能性がある点も注意しなければいけません。また、ドラム式には使えません。
- メリット … 安全性が高い、消臭効果がある、手軽に買える
- デメリット … 洗浄力が弱い、時間がかかる、詰まる可能性がある、ドラム式には使えない
縦型洗濯機の掃除方法
- 最高水位まで40~60度のお湯を入れ、200g(カップ1杯)の重曹を溶かす
- 「洗いコース」のみで5分間まわしたあと、6~10時間つけ置く
- 浮いてきた汚れをすくい取り、排水する
- 「通常の洗濯コース」を汚れが出なくなるまで繰り返す
洗濯槽を清潔に保つコツ
日々のちょっとした心がけで、洗濯槽の汚れやカビを予防できます。
- 洗濯槽の掃除を月1回行う
- 酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の両方で掃除する
- 使用していないときはフタを開けておく
- 洗濯直前まで空にしておく
- 洗濯洗剤は適正量を使う
紹介した洗濯槽の掃除は、月に1度行いましょう。このとき、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を毎月交互に使うとよりキレイになります。
また、洗濯槽の中はできるだけ空にし、乾きやすい状態にしてくださいね。濡れたタオルなどを洗濯槽の中に長時間入れておくと、においやカビの原因になりますよ。
洗濯槽掃除には、オキシクリーン(酸素系漂白剤)やキッチンハイター(塩素系漂白剤)、重曹がおすすめです。それぞれメリットとデメリットがあるので、汚れの度合いに合わせて選んでください。
洗濯機が清潔だと気持ちがいいですよね。さっそくお手入れしてみましょう!