もうすぐやってくる新しい季節。せっかくですからクローゼットや押入れの中の衣類を整えて、気持ち良く迎えたいですよね。けれど「収納ケースは種類が多くて、どれを選べば良いのか分からない」とお困りの方は多いのではないでしょうか?
使いやすさと見栄えの良さを同時に叶えるなら、しまいたい場所やアイテムに合ったタイプの収納ケースを選ぶのがポイントです。
こんにちは!理想の空間を目指し、インテリアや収納を考えるのが大好きなカーサミアライター、春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かして、一人暮らし女性に役立つ情報を発信しています。
この記事では、収納ケースの種類や選ぶときのポイント、サイズの計り方、おすすめ商品などを詳しくご紹介します。新しい季節に向けて収納をアップデートさせたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
収納ケースを買う前の注意点
いきなり収納ケースを買わない
収納ケースを買う前に、手持ちの衣類の整理から始めましょう。不要なものは処分し、収納する洋服の量や種類をチェックしておけば、どんなタイプの収納ケースが必要なのかが分かります。
衣類を見直しながら「どのアイテムをどこに収納するか」を、大まかにイメージしておくと作業がスムーズですよ。
不要になった服の処分方法は、こちらの記事をご覧ください。
サイズの計測は丁寧におこなう
収納ケース選びで失敗しないためには、収納場所の大きさのチェックが大切です。計測は丁寧におこなってくださいね。
用意するモノはスチール製のメジャー。伸ばした状態で固定できるストッパー付きのメジャーが、おすすめです。
メジャーで「高さ、横幅、奥行」の3つを採寸します。収納ケースを入れたい場所の外側の長さではなく、扉を開けたまま、間口の長さを測るのがポイント。
外側の長さに合わせた収納ケースを用意すると、扉や柱が邪魔になる場合も。「購入したのに入らない」「ギリギリ収まったけれど使いにくい」といった状況を防ぐため、測る場所に注意しましょう。計測が終わったら、入れるアイテムに合わせてスペースを区切ります。
その他、以下の3つのポイントも確認しましょう。
あえて奥行きが浅い収納ケースを選び、後ろ側を季節家電や思い出グッズなど、あまり使わないアイテムの定位置にしても良いでしょう。
キャスター付きなら簡単に移動させられるので、後ろにしまっているモノもスムーズに取り出せますよ。
【種類別】収納ケースの選び方とおすすめアイテム
収納ケースには、いろいろな種類があります。衣類を使いやすくキレイに収めるためには、それぞれの特徴を知り、場所やアイテムにあったタイプを選ぶことが大切です。
この章では、各収納ケースの特徴を、おすすめアイテムと一緒にご紹介します。
持ち手付き布製ボックス|高い場所の収納に
軽くて柔らかい布製のボックスは、手の届きにくい場所の収納に向いています。持ち手付きならクローゼットや押し入れの上段でも、簡単に引き出せます。何が入っているか記入したタグを付けておくと便利です。
高い位置には軽いモノを収納するのがベター。万が一、地震などで落下しても怪我をしにくいので安心です。オフシーズンの服やバッグを種類ごとに、ざっくりまとめると良いでしょう。
湿気が気になる場合は、通気性に優れた不織布のボックスが、おすすめです。
・IKEA SKUBB
シンプルなデザインの持ち手付き収納ケース。軽いので高い場所でもスムーズに取り出せます。使わないときは畳んで、コンパクトにしまえるのも嬉しいポイントです。
ふた付きプラボックス|積み重ねもOK
ふた付きのプラスチックボックスは、積み重ねできるのが魅力的。オフシーズンの衣類など頻繁に使わないアイテムの収納に、ぴったりです。
ふたの種類が豊富なので、しまうモノに合わせて選びましょう。ボックスに乗せるだけなら開け閉めが簡単ですし、大切な服の保管にはロックできるタイプがおすすめです。
・無印良品 ポリプロピレン収納ボックス
オフシーズンの衣類がたっぷり入る収納ボックス。別売りのふたを被せればホコリも防げるので、大切な服も安心です。カラーは2色。中身が確認しやすい「半透明」と、生活感を目隠しする「ホワイトグレー」から選べます。
引き出しケース|サイズの種類が豊富
スペースに合わせて自由に組み合わせられるのが嬉しい、引き出しケース。
洋服は立てた状態で収納しましょう。取り出しやすく、量も把握できるので便利。衣類用なら高さ23cm程度の浅型のケースが、おすすめです。
引き出しの開け閉めがスムーズなストッパー付きや、簡単に移動させられるキャスターが付きもあります。使う目的に合ったタイプを選んでくださいね。
・無印良品 ポリプロピレンケース
シンプルなデザインの引き出しケース。こちらは下着や靴下を収納するのに、ちょうどよいサイズです。半透明のため、目当てのアイテムが見つけやすいのもポイント。別売りの専用キャスターを付ければ、簡単に動かせます。
カゴ・バスケット|見た目がおしゃれ
見栄えが良くおしゃれなカゴやバスケット。お気に入りのデザインを選べば、目に入るたび気分も上がります。
通気性が良いので、脱いだパジャマや、数回着てから洗濯したいデニムなどの一時置きに最適です。
ただしバスケットの内側が毛羽立っていると、衣類に引っかかることがあります。ニットやブラウスなど、デリケートなアイテムの収納は避けたほうが良いでしょう。
・無印良品 重なるラタン長方形バスケット
しっかりとした作りのラタンのバスケットです。手編みならではの温もりが魅力的。積み重ねられるので、ジャンルや使用頻度で分けてアイテムを収納しても良いですね。
この記事では、収納ケースの種類や選ぶときのポイント、サイズの計り方、おすすめの収納ケースなどをご紹介しました。
収納ケースは、しまいたい場所やアイテムによって最適なものが違います。まずは手持ちの衣類の見直しから始めて、しまいたい場所のサイズを丁寧に測り、使いやすさと見栄えを叶えてくださいね。